しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

たかがむし

2012-07-15 | 本棚
されどむしな本

手塚治虫 昆虫図鑑 (講談社プラスアルファ文庫)
クリエーター情報なし
講談社


『都市と都市』読み始めたが
ミステリ苦手で、現場に置いてけぼり状態。
というわけで、(ひとまず)手塚にシフト。

97年。手塚の死後、作品中の虫をあつめて出版された。
この作品集に寄せて北杜夫が書いている。

ウィット・ユーモアをくすぐるマンボウにたいして
画・感覚にうったえる手塚。
写実とディフォルメ、文章*より生々しい。
虫嫌いは ウゲッとなるかもしれないが、
解説構成の小林準治で、なるほどと思った。
どんなものにも画・命吹き込んだ手塚(大袈裟かなあ)。

「陽だまりの樹」とか「ブッダ」にもいいのがあったが、
とりあえず3つ選んでみた。





これなどは 小林準治;アニメーターの目かなとも思う。

絵描きでないから手法とか効果はわからないが
たかが虫、されど虫、
あなどれない一冊。


虫の虫・養老先生(^^)(7/20)
養老孟司氏の本業は昆虫採集/時事ドットコム:昆虫記者のなるほど探訪

カブトムシで考えた

2012-07-15 | 原子力/失敗学
テレビもゲームもあるだろうに。

夏はカブトムシ!
一部の利殖家たちはともかくも、
いまのこどもにも、
そんなに人気あるものなのか。
夏はカブトムシ?

朝日新聞デジタル:カブトムシ遊び再び 原発事故影響で休業の観察園再開 - 教育


よそからの買付 “検査済み”悲しい響き
複雑な思いもあるんだけれど、

責任best尽くし続けてほしいものだ。
カブトムシと山のためにも。
ジャン・ジオノじゃないが、木を植え続けるようなもの。

叩く気にすらならない時事ネタより、目を惹いた記事だった。
原発再稼働と除染・地域復興。優先順位が違う。
昨今の抗議デモもその表れ(除染や出荷見合わせに直面しなくとも)

もひとつ。
電力需要?停電で煽って、再稼働後火力止めたのはどういうわけだ。
さらに
2030年原発依存率、単純な“発電”コスト比較?
廃棄物・安全ひっくるめてのコスト*は、誰が見積もるのか?

参考までに。
法制度・規制:2030年に再生可能エネルギーを25~35%へ、発電コストは1_8倍に上昇 - スマートジャパン
*こっち数字出せない/見積もれないで、ゼロ・シナリオもないものだと、思う。

盗られたニュースより (7/23)
こっちの方がいい。
カブトムシ相次ぐ寄贈に感謝 盗難被害のロクハ公園 京都新聞