しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

お日様の次は

2012-05-24 | 本棚
お月様の話

このところ、天文づいているが、
2012年は天体ショーの当たり年! 金環日食の次は「金星の日面通過」「金星食」(Excite Bit コネタ) - エキサイトニュース

世の天文ファンと違って
私の場合、もともとの興味はsfから。
クラーク馬鹿* なら当然、『地球の太陽面通過』♣だのある。

日食の前、スーパームーンってあったけれど、
今だから言うが、ぜんぜん、うれしくなかった。
月の近日点、大潮。普段でさえ嵩上げしても港の辺り波が洗うのに。

で、「日食」
眺める信号待ちの車を眺めながら、
sunshine on my shoulderが浮かんだわけで

肩越しならぬ背中越しの太陽の光で照らされたお月さま。


その晩、こんなに明るい月は見たことがなかった。
テレビでジョニー・カースンがおしゃべりを始めていた。('71作)
ある予感があって、ガールフレンドをさそった。
「一緒に飲もう」
店は学生らでやけにハイになっていた。
店を出て、
大雨、雷鳴、雹、
とても普通の状態でないのだけれど、
ときおりみられる、会話のとりとめのなさも二―ヴンの作品の魅力。

太陽がノヴァ(≠駅前留学)になったんじゃなかった。
最近になって、“スーパー・フレア”という言葉がでてきたが、
まさにそれだった。
このルナティックな、狂おしい光
地球の夜の反対側がスーパーフレアに見舞われたのだ。
(ディザスターものって、怖いの我慢しながら** 書いている)。

♪MOON TUNE - Bob James and David Sanborn - YouTube

あと、
「タイムトラベルの理論と実際」
ほか全14編。
ノウン・スペース・シリーズも面白いが、これもまた二―ヴンのハードsfクラシック。


*じつは、名前買いした『都市と都市』チャイナ・ミエヴィル、そんなこんなで、さっぱり読む暇がない。


月は月できびしい (5/25)
**ディザスターより“観光商売moukarimakka”の方がイイが
asahi_com(朝日新聞社):月面着陸地点は「立入禁止」 NASAが指針 - 宇宙探査
「アポロ11号(1969年)と最後の17号(72年)の着陸地点は価値が高いと判断、半径2キロ以内の上空を飛行禁止とし、着陸地点から半径75メートル(11号)と225メートル(17号)以内の立ち入りを禁じて…」

観光客はあの旗の下で記念撮影はできない。
せいぜい、アポロ饅頭® ®でもみやげに…

月より近いがイモヅル付箋 (5/26)
宇宙輸送の商業化時代が本格到来へ 米米民間宇宙船とISSのドッキング成功 - MSN産経ニュース
JAXAのこうのとりとか、考えあわせるのは楽しい(個人的には“叩く気にもならない”芸能・政治ネタ眺めるよりも)。
官から民へ。
(とはいえ、国際競争・MSやGoogle的な取り崩せない巨大な壁・寡占みたいなやつはあるだろうが)
ネガティブの積み重ねでないと思えるから。
モトネタこっち

♣火星で、宇宙飛行士が眺めた景色。
火星といえば(6/7)
『年代記』のブラッドベリの訃報が。
朝日新聞デジタル:SF作家のレイ・ブラッドベリさん死去 「火星年代記」 - おくやみ・訃報
SFの巨匠レイ・ブラッドベリ氏が死去、91歳 写真5枚 国際ニュース AFPBB News
2大火星人、乱暴なウェルズ蛸と哲学的・植物系ブラッドベリかな。
合掌。