しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

スキャン・キャプチャ

2010-06-06 | ひとつまみ^^
書籍を取り込みデジタルデータ化することを
俗に、自炊というのだそうだ。

書籍を「裁断♠ →スキャン」して電子書籍端末で読むメリットとデメリット
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1006/01/news031.html


キンドルだのアイパッドのずっと前(今だって持っていないが)、
図書館から借りた奴でやったことある(もちろん、自分用に)。
当然ながら裁断なんて荒技はしなかったが、
画像は原色、文字はモノクロ・e-Typistで読み取り、wordにした*。
あと、横にしても私の本棚に収まらないデカイ画集とか何冊か。
ビブリオマニア本の虫だの気取るつもりないが、手元に置きたかった。

順列都市/グレッグ・イーガンだのマッドな絵空事sfだと
人間の意識のスキャンだのも出てくるが…

blog, twitte等の個人発信がまともな出版・報道※ を凌駕しているとは思わないが
コンテンツが痩せ細ってきている気もしないでもない。
今はコピペ/サンプリング、リミックスの社会・文化だから
キャッチーであれば使えるところだけ拾う方が話が早い。
一冊一冊手に取り書棚に返すのでなく
端末でのデータ取捨選択、読み捨てによる無関心もあるのかもしれない。



ウダウダ書いてしまったが、ここから本題。
愛着かデータ/利便性か。

コピペはカンペに似ている
めくった次のページに犯人がいる場合だの、
作ってるうちにすっかり興醒めするってのもある。

ただ、紙のページをめくるのと
めくるようにスクロールするのとは違うと思う。
(検索・利便性は圧倒的に電子の方だが)

装丁って美術でなく、インデックス・タグでしかないのか?
ガワだって…
♪The Clarke Duke Project - Never Judge A Cover By Its Book
http://www.youtube.com/watch?v=DXeFEUy4DfY


でも、こんな言葉、何年かしたら、
時代遅れの印刷世代の原始書籍愛好家のため息でしかないのだろうな。♣

※ ブレの無さ・言葉の責任/安心。中央・メジャーというのでもない。

♠ということは、(6/8)
この筆者に出会ったばかりに、良い本ほどただの紙くずになる。
古本屋やもっといい読者に巡り会うこともない。

♣アマゾン電子書籍、ハードカバー抜く: 東京新聞 国際(TOKYO Web)(7/20)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010072002000188.html


*wordはチェックがとてつもなく手間だが、
(PDFのページをめくるように)目次やキーワードから“その言葉”に行きつくことができる。