goo blog サービス終了のお知らせ 

宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

続宝満山の大南窟の報道

2008-07-04 | Weblog
本日、予定通り18:30頃にTNCで大南窟のリポートが放映されました。
番組構成がどうなるのか不安でしたが、
主意は貴重な遺跡の存在を啓発して
心無い登山者から文化財を守る、
という意図がはっきり盛り込まれたものでした。

「宝満山の聖地」というタイトルで報道され、
割れ目のある屹立した巨岩や祭壇跡が紹介されました。
太宰府市文化財指導員 小西信二さんの案内で、
テレビスタッフと元九州歴史資料館副館長 宮小路賀宏さんが
随伴・コメントしているといったシチュエーションでした。
「これはすごい!この岩の割れ目は、修験道の解釈では
女陰を示すものです。」と宮小路さん。
太宰府市の文化ふれあい館に寄託されている遺物も映し出されていました。

番組的には5分くらいのコマのレポートで、
ナレーションの最後には「基本的に立ち入り禁止の場所です」
とのコメントははっきり入れられていました。

キャスターは「身近にこんな貴重な場所があるのですね!」
と、締めくくっていました。
番組の前後の構成からは少し唐突な感が否めない雰囲気でしたが、
現場に感動したディレクターさんの熱意が伝わるナレーションが被り、
賛否は分かれるところでしょうが、
まとまったものに仕上げっていたように思いました。

見られた方は、ぜひコメントをください。