Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年9月10日(土) [高見]ヤマハハコ大群落の三峰山へ。珍しいサンコタケを発見!! 

2022年09月12日 | 山登りの記録
■メイン写真
道中に発見した、珍しいサンコタケ。弘法大師が持つ「三鈷」の形に由来。

■今回のコース
ゆりわれコース登山口→八丁平→三峰山→三畝峠→新道峠→月出コース登山口→
ゆりわれコース登山口

恒例になりつつある、三峰山のホソバヤマハハコ群落を観に行くトレッキング。
今年も三重県側のゆりわれコースからアプローチしてきた。



登山道に入ってほどなく、ヤマジノホトトギスを見つけた。
まだ暑いのに、花はそれなりに秋を感じさせる。



霧の中を登っていく。



ホコリタケ。指でつまむと中から胞子がパフッと飛び出す。



植林帯が終わると、美しい落葉広葉樹の道になる。
ブナは霧の中ではいっそう神秘的にみえる。



ブナの巨樹の脇を通る。



いよいよ登山道の両脇にホソバヤマハハコが出てきた。
これでもけっこうな群落なのだが、クライマックスはこんなものではない。



もうひとつ、この季節によくみられる花はトリカブト。



いろいろな種類のキノコも楽しめた。これは調べてみたが、名前を1つに絞れず。



登山道をジグザグに登り、赤らかに等高線が緩くなる八丁平の西端部に至るころ、
右の斜面いっぱいにヤマハハコの広大な群落が現れる。



霧が少し晴れてきて、向こうの方の群落も見渡せた。
なおネットには、このヤマハハコ、林道が開通したころに、種をヘリで蒔いたとの
情報もあった。もともと中央構造線がすぐ南に横切る、崩壊がどんどん進む土壌なので、
何らかの植物がしっかり根を張ることで、その流出を少しでも止められればと思う。



最近、この大群落も有名になりつつあり、この日は多くのハイカーが見物に来ていた。
その中のおっちゃんが、Mr.Dashの姿を見るやいなや「あれ?ブログの人や!!」
聞けば共通の岳友がいて、その人からの口伝で私の活動やブログをご覧になって
いるという。それにしても、ブログにあまり自分の顔を載せていないのに、
チラッと見て分かるとは!!



花をじゅうぶん楽しんだら、八丁平へ足を向ける。
苔むした樹木に、しずくがきらめく。



八丁平でランチ。雲が多く、今回は絶景はおあずけ。



三峰山付近、奈良県御杖村側には、真新しい標識が設置されていた。
自治体の本気度が見られる。ありがたいし、頼もしいことだ。
年末に三峰山に行くときは、奈良県側から登るからね。



三峰山山頂に到着。曽爾方面の眺めは、薄いガスの向こうにかろうじて得られた。



新道峠まで、美しい樹林に心を癒されながら歩く。冬は霧氷が美しいところ。



ヒメシャラも多く見られるが、タコ足のようなヒメシャラが面白い。
なお、三重県の飯高側では昔から、ヒメシャラのことを「サルスベリ」と呼ぶ。



カエデの大木。生命力を感じる。



新道峠にある石仏。ここで尾根道を外れ、月出コースに入る。



月出コースはジグザグの単調な道。近畿自然歩道の一部でもあるので、概ね
歩きやすい。それでも、数年前の大雨で従来のルートが崩れたため、枝沢に
いったんルートを振って、その沢のごろごろの岩の中を15mほど下って対岸に渡る
場面もある。

月出コース登山口から、クルマを置いてきたゆりわれコース登山口までは舗装林道を
歩いて戻る。榛原駅へ戻る途中、雨が降り始めた。山の中でなくってよかった。



今回、途中で珍しいサンコタケを見つけた。ヤマハハコもいいが、これはラッキーだった。

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