Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2011年1月10日(月)海を見晴らせる、大阪府最南端の山々を巡る

2011年01月18日 | 山登りの記録
この3連休は、土曜日に出社を食らったせいで遠出できずじまい。
身体は少々疲れ気味であるが、少し歩いておかないと筋力が落ちる。

ということで、ともちゃんと二人で、大阪府最南端に位置する
高森山、四国山、甲山を巡ることにした。

南海本線みさき公園駅で多奈川線に乗り換え、終点の多奈川駅まで。
そこから岬町営「ミニループバスみさき」で、これまた終点の小島住吉へ。
ずいぶん遠くまで来た感じを受ける。まさにここは、和歌山県との県境だ。



柚ノ浜の海岸に沿って、大川の集落から報恩講寺への標識に従い、左の石柱の間を通る。
報恩講寺は、全体のバランスを考えると、山門がかなり古くて立派。



左右、表と裏に、極彩色の四天王像が安置されている。
ともちゃんが、「カッコいい!今でいう戦隊モノのヒーロー!」とはしゃぐ。
この四天王、傷みが激しいのが残念。きっちり修復されることを望む。

右に廃屋を見送ると山道になる。間もなく鉄製の橋を渡ると、左の急斜面が
伐採されているのに気づく。
道幅は、谷筋を追うごとに狭まり、ウバメガシ林の中をだらだらと登って行く。
明治の昔、軍隊の施設があったようで、当時のものなのか、ところどころ石畳が残る。
また、「陸 何番」などと書かれた標石も散在する。



稜線に上がると、ほぼ真東にルートを変える。笹薮を分けるようにして三叉路に
着く。左にすぐで、海が広がって見渡せる高森山の山頂だ。
正面に淡路島が見える。今日は空気が澄んでいて、明石海峡大橋もハッキリ見える。
外海へ出て行こうとする貨物船、そして関空へ向かう飛行機。最高の展望台である。



高森山を辞し、府県境でもある稜線沿いを南へ。
右側は、和歌山市立森林公園の敷地である。シダが美しい道が続く。



地形図の233m地点には、展望台があるが、潮風にさらされて芯の鉄材が
腐食しており立入禁止になっている。まだそう古くない展望台なのに惜しい限り。



続いて、すぐに四国山の展望台に着く。360度の展望はさすが。
ここの展望台は、木製なので、まだまだ大丈夫。



ちなみに地形図に「四国山」が記載されている241m地点は、山道も消えた、
雑木の中で表示板も何もない。

ここからはもう5分もかからず、大駐車場に下りられる。ここで昼食とした。

ここからは、しばらく舗装道となる。はじめ東へ向くが、大きく右にカーブし、
南を向く。頭上に送電線が横切ると、すぐに左にハシゴかある。
ちょっと掟破りだが、これをとり、関電巡視の踏み跡をとる。送電線下から
続く急な荒れ道を下りれば、佐瀬川バス停へ続く林道に最短距離で出られる。



猿坂峠へ向かう車道をとるが、途中の分岐を左折。
このあたり、廃家電や粗大ゴミが不法投棄され、誠に見苦しい。
「来なきゃよかった」と後悔しつつ、甲山への分岐に入る。
甲山は、純粋に大阪府の領域にある、三角点峰としては、おそらく大阪府の
最南端の山である。特に和歌山県方面の眺めがよい。



元の舗装林道に戻り、ひたすら横手集落へ向かう。
横手バス停横を右にとり、ようやく未舗装の道に戻れる。
石倉谷沿いの荒れた道も、地形図の堰堤と池の手前で、左に大きくカーブする。
右手前方に、風力発電の風車が見える。結構、風が強い日なのに回転していない。
久しぶりに山の標識が現れる。八王子社跡の分岐である。

少しの登りで、八王子峠、藤原峠と続く。シダが鬱蒼としている。
ともちゃんは、ウラジロを幾つか摘んでいる。

ずっと晴れていたのに、いつの間にか灰色の雲があたりを覆ってきた。
山道は北向きの尾根をたどっている。
急に冷たくなり始めた西風に、風花が舞い始めた。

何本も、右に下りる道はあるが、第五展望台まで足をのばす。
ともちゃんが、大事に運んできたウラジロを飛行機にして
投げている。「うーん、あんまり飛ばない」



本来は眺めがいいはずだが、雪が激しくなって、今日は残念。
そそくさと孝子ノ森を抜け、そのまま南海孝子駅に下りた。



今日は結構な距離を歩いたなあ。


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