
■メイン写真
蝶槍に虹がかかった
■今回のコース
21日 上高地バスターミナル→河童橋→明神→徳沢園[泊]
22日 徳沢園→横尾→槍見台→なんちゃって槍見台→尾根分岐→蝶槍→尾根分岐→
蝶ヶ岳ヒュッテ[泊]
23日 蝶ヶ岳ヒュッテ→蝶ヶ岳→妖精ノ池→長塀山→徳沢→明神→河童橋→
上高地バスターミナル
文化教室(習い事)には、たいてい、発表会やコンクールの場があるものだ。
そういうことで、半年~一年間の継続的な技能を披露できる場を、登山教室にも
設けている。
今回は、ウチの登山教室で初めて、北アルプスに足を延ばしてみた。
宿泊山行は、中央アアルプス・木曽駒ヶ岳(宝剣山荘)、
朽木・蛇谷ヶ峰(グリーンパーク想い出の森)、大峰・稲村ヶ岳(稲村小屋)
に続くものだ。

21日。河童橋からの穂高連峰の眺め。
青空じゃなかったのがちょっと残念だが、いつ来ても、いいなあ!!

今回、1000mの標高差のルートに挑む、常連の皆さん。

カラマツは、いい感じに黄葉していた。

甘い香りがするなと思って見上げたら、カツラも黄葉していた。

ハウチワカエデは焼けてしまったものも散見されたが、綺麗なものも。

最近、人との距離がどんどん近づいてきたサル。
我々が歩く、すぐ横を堂々とすれ違う。

間もなく今夜の宿、徳沢に着く。
宿泊カードに、利用回数を「初めて、2回目、3回目以上」と
選んで書くようになっているが、「10回目くらいかも」、と書きたい気持ち。

徳沢園は、いつもの通り、おいしすぎる夕食を出してくれた。
夜、表に出てみたら、夏の大三角形、ペガスス座が天頂付近に輝いていた。
今日はオリオン座流星群の極大日ですよ、などと言ってたら流星がひとつ
夜空を横切っていった。
皆さん、いい夢が見られたかな?

22日。見頃を迎えている黄葉を観ながら、横尾へ。

燃えるような紅!!

横尾からは、東の方角へ、一本道をひたすら登る。
皆さん、急坂が続く中を、和気あいあいと雑談しながら登る。

槍見台に出る。槍ヶ岳が顔を覗かせた。

さらに登っていくと、「なんちゃって槍見台」という、どうしようもない
名がついた展望ポイントに出る。

下の槍見台よりも堂々とした光景だ。もうちょっと、ちゃんとした地名を
与えてあげてよ!

ツルリンドウの実。秋を感じる。

途中で、徳沢園で買った弁当を広げる。
栗おこわ飯が美味で、ボリュームも十分。

針葉樹林帯を抜け、急に森林限界になったと思ったら、表銀座の主稜線に出た。
徳沢園からここまで、ほぼ標高差1000m。
ゆっくり確実に歩けば、行ける! みなさん、よくがんばりました。

体力に余裕がありそうだったので、尾根を少し北へ、蝶槍の三角点に寄る。

続いて、その少し向こうにある尖がりピーク、蝶槍へ。
ピークに立って、全員で感慨に浸り、さあ、蝶ヶ岳ヒュッテを目指そうと
思ったとき、蝶槍に虹がかかった(メイン写真)。
大自然からの、思いがけないプレゼントだった。

クロマメノキの葉も、赤く色づいていた。

夜。安曇野方面の夜景を眺める。
手持ちで撮ったので、さすがにブレている。
23日。みんな、よく眠れたようだ。
この日の日の出は6:03という。
10分ほど前から、外に出て待ちわびる。気温は3度で、この時期としては暖かい。

安曇野は一面の雲海。素晴らしい。
快晴ではなく、微妙に雲があったほうが光の変化が出てよい。
「歩いて行けそう!」と声があがる。
向こうに浮かぶは、霧ヶ峰方面かな?
島のように浮かぶのは、鍋冠山。右の丸い山は大滝山か。

右へ視線を転じると、彼方に富士山が見えた。

いよいよサンライズの瞬間だ。

西側を振り向けば、穂高連峰がモルゲンロートに染まっていた。

朝食を済ませ、蝶ヶ岳の山頂を踏む。
穂高をバックに、充実のワンシーン。
下山は、長塀山を経て徳沢へ。

尾根筋というのに、途中に幾つも池が見られる珍しい地形だ。
最初に横切る池は、妖精ノ池というメルヘンチックな名が付けられている。

長塀山の山頂は、三角点はあるものの、展望には恵まれず。
長い樹林帯を、焦ることなく、ゆっくりしたペースで下る。
これが、ウチの登山教室の真骨頂で、いわゆる脚力自慢の人でなくても
憧れの山に登頂できる。

一昨日より黄葉が進んだ?
ダケカンバの黄色が、青空に映える。
全員、元気いっぱいで下山。
帰りは平湯バスターミナルの展望温泉で身体を温め、一路、奈良へ。
贅沢な3日間だった。
蝶槍に虹がかかった
■今回のコース
21日 上高地バスターミナル→河童橋→明神→徳沢園[泊]
22日 徳沢園→横尾→槍見台→なんちゃって槍見台→尾根分岐→蝶槍→尾根分岐→
蝶ヶ岳ヒュッテ[泊]
23日 蝶ヶ岳ヒュッテ→蝶ヶ岳→妖精ノ池→長塀山→徳沢→明神→河童橋→
上高地バスターミナル
文化教室(習い事)には、たいてい、発表会やコンクールの場があるものだ。
そういうことで、半年~一年間の継続的な技能を披露できる場を、登山教室にも
設けている。
今回は、ウチの登山教室で初めて、北アルプスに足を延ばしてみた。
宿泊山行は、中央アアルプス・木曽駒ヶ岳(宝剣山荘)、
朽木・蛇谷ヶ峰(グリーンパーク想い出の森)、大峰・稲村ヶ岳(稲村小屋)
に続くものだ。

21日。河童橋からの穂高連峰の眺め。
青空じゃなかったのがちょっと残念だが、いつ来ても、いいなあ!!

今回、1000mの標高差のルートに挑む、常連の皆さん。

カラマツは、いい感じに黄葉していた。

甘い香りがするなと思って見上げたら、カツラも黄葉していた。

ハウチワカエデは焼けてしまったものも散見されたが、綺麗なものも。

最近、人との距離がどんどん近づいてきたサル。
我々が歩く、すぐ横を堂々とすれ違う。

間もなく今夜の宿、徳沢に着く。
宿泊カードに、利用回数を「初めて、2回目、3回目以上」と
選んで書くようになっているが、「10回目くらいかも」、と書きたい気持ち。

徳沢園は、いつもの通り、おいしすぎる夕食を出してくれた。
夜、表に出てみたら、夏の大三角形、ペガスス座が天頂付近に輝いていた。
今日はオリオン座流星群の極大日ですよ、などと言ってたら流星がひとつ
夜空を横切っていった。
皆さん、いい夢が見られたかな?

22日。見頃を迎えている黄葉を観ながら、横尾へ。

燃えるような紅!!

横尾からは、東の方角へ、一本道をひたすら登る。
皆さん、急坂が続く中を、和気あいあいと雑談しながら登る。

槍見台に出る。槍ヶ岳が顔を覗かせた。

さらに登っていくと、「なんちゃって槍見台」という、どうしようもない
名がついた展望ポイントに出る。

下の槍見台よりも堂々とした光景だ。もうちょっと、ちゃんとした地名を
与えてあげてよ!

ツルリンドウの実。秋を感じる。

途中で、徳沢園で買った弁当を広げる。
栗おこわ飯が美味で、ボリュームも十分。

針葉樹林帯を抜け、急に森林限界になったと思ったら、表銀座の主稜線に出た。
徳沢園からここまで、ほぼ標高差1000m。
ゆっくり確実に歩けば、行ける! みなさん、よくがんばりました。

体力に余裕がありそうだったので、尾根を少し北へ、蝶槍の三角点に寄る。

続いて、その少し向こうにある尖がりピーク、蝶槍へ。
ピークに立って、全員で感慨に浸り、さあ、蝶ヶ岳ヒュッテを目指そうと
思ったとき、蝶槍に虹がかかった(メイン写真)。
大自然からの、思いがけないプレゼントだった。

クロマメノキの葉も、赤く色づいていた。

夜。安曇野方面の夜景を眺める。
手持ちで撮ったので、さすがにブレている。
23日。みんな、よく眠れたようだ。
この日の日の出は6:03という。
10分ほど前から、外に出て待ちわびる。気温は3度で、この時期としては暖かい。

安曇野は一面の雲海。素晴らしい。
快晴ではなく、微妙に雲があったほうが光の変化が出てよい。
「歩いて行けそう!」と声があがる。
向こうに浮かぶは、霧ヶ峰方面かな?
島のように浮かぶのは、鍋冠山。右の丸い山は大滝山か。

右へ視線を転じると、彼方に富士山が見えた。

いよいよサンライズの瞬間だ。

西側を振り向けば、穂高連峰がモルゲンロートに染まっていた。

朝食を済ませ、蝶ヶ岳の山頂を踏む。
穂高をバックに、充実のワンシーン。
下山は、長塀山を経て徳沢へ。

尾根筋というのに、途中に幾つも池が見られる珍しい地形だ。
最初に横切る池は、妖精ノ池というメルヘンチックな名が付けられている。

長塀山の山頂は、三角点はあるものの、展望には恵まれず。
長い樹林帯を、焦ることなく、ゆっくりしたペースで下る。
これが、ウチの登山教室の真骨頂で、いわゆる脚力自慢の人でなくても
憧れの山に登頂できる。

一昨日より黄葉が進んだ?
ダケカンバの黄色が、青空に映える。
全員、元気いっぱいで下山。
帰りは平湯バスターミナルの展望温泉で身体を温め、一路、奈良へ。
贅沢な3日間だった。