Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2016年10月26日(水) 霧氷だけじゃない三峰山! 紅葉のゆりわれコースを歩く

2016年10月27日 | 山登りの記録
■メイン写真
真っ赤に色づいた、八丁平のシロヤシオ


■今回のコース
月出登山口→(林道)→ゆりわれ登山口→(ゆりわれコース)→ホテルスメール迷岳展望所
→八丁平→三峰山→三畝峠→新道峠→ワサビ峠→(月出コース)→月出登山口


御杖村の三峰山は、冬の霧氷があまりにも有名すぎて、その他のシーズンは
八丁平のシロヤシオが注目されるくらいだ。

しかし、南側の、三重県の飯高からアプローチする「ゆりわれコース」は、
秋の紅葉も、展望もすばらしいルートであり、もっと人気が出てもよい。
秋晴れのこの日は、月出コースの登山口にクルマを置き、いったん、林道を
ゆりわれ登山口まで歩く周回コースを歩いてみた。



月出コースの登山口には10台以上駐車可能だ。



舗装林道(林道飯高北奥線)を東へ15分たらずで、ゆりわれ登山口に着く。
ここから山道に入る。
初めこそ植林帯だが、標高を上げると素晴らしい自然林に出合える。



歩き始めて4分、まだ青々としているカエデの枝越しに午前の陽光が差しこむ。



標高950m前後に、「ホテルスメール迷岳展望所」と書かれた標識がある。
かつては見えたのだろうが、広葉樹が育って、今では眺めは得られない、
その代わりに、シラキの紅葉がすばらしいポイントだ。



実が特徴的。



ここからしばらく、つづら折りの急登が続くが、
紅葉を楽しみながらなので、しんどさを感じない。



苔むしたブナ、カエデ林もでてきた。
これは、いい感じ!!



時折、南側が開ける。ちょっと雲がかかっていたが、迷岳が見える。
スメールもミエール。



さらに登っていくと、ついに西に高見山の鋭峰が見えた。



ブナの怪木。幾星霜の風雪に耐えたのか。
こちらの足音に驚いたのか、山鳩が「CRRRR」と慌てて飛んで行った。



ホソバヤマハハコの群生地を通る。
本来のシーズンは9月頃なので、もう少々ドライフラワー化していた。



「ゆりわれ」の語源と言われる、「揺れて、割れた」崩壊地を見下ろす。
近くには、月出に中央構造線の露頭があるので、こういう場所があるのも
うなずける。



崩壊地の下部の樹林帯は、ちょうどいい感じの錦秋。



ガマズミの実も真っ赤に色づいている。



八丁平に着いた。
登山口から山頂まで2時間と、登山口の標識に書いてあったが、
さんざん写真を撮りながら登ってきても、ここまでジャスト1時間。

オオイタヤメイゲツは、今年は猛暑で葉が焼けていて、紅葉はダメ。
全体の色の抜けもイマイチで、ちょっと眠い感じ。
シロヤシオの紅葉も、鮮やかな株を探すほどだった。

とはいえ、広大な八丁平はMr.Dashのほかは誰もおらず、この空間を
独り占めできたのは贅沢極まりない。
朝、オークワで買ったおにぎりを頬張り、一休みする。



ウリハダカエデは、既に潔く紅葉を散らしており、林床を彩っていた。



三峰山山頂。
薄いガスが出ていたものの、曽爾の山々から大洞山まではちゃんと見えた。

山頂付近は強いケモノ臭がした。ついさっきまで、シカの群れでもいたのだろう。



大日如来碑の横を通り、尾根を西へ。



落葉が散り敷く登山道。
オオイタヤメイゲツ、ウリハダカエデ、ブナ、ヒメシャラなどの
美しい尾根道が続く。



ヒメシャラの群生。



コケが幹に密生したカエデ群落。

刻々と移り変わる美しい森に目の保養をさせてもらい、三畝峠から新道峠へ。



新道峠から、さらに西へたった30m先に、ワサビ峠がある。
そこには石仏が一体、峠を守るように座しておられる。
ここで残りのおにぎりを食べ、月出コースを下山する。



月出コースは、ずっと植林の中だが、春はミツマタが咲くようなので
また来てみたい。

どんどん下っていくと、下の方でワサビ谷に近づき、最後は石段道になる。
短いものの、見せ場が豊富な当コース、おススメ!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016年10月21日(金)~23日(日... | トップ | 2016年10月29日(土) [京都北... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事