
このところ低山ばかり続いている。
しかし今日は低山といっても見どころが豊富なルートで楽しみだ。
クリスマスイブの今日、京都・大原の西側に並んだ3座、
金毘羅山、翠黛山(すいたいさん)、焼杉山(やけすぎやま)を歩いてきた。

出町柳駅から京都バスに乗り、野村別れで下車。コンビニの角を入り、
のどかな山村風景を楽しみながら江文神社(えぶみじんじゃ)へ。
杉の巨木が印象的だ。

神社の左手から、山道に入る。一部、踏み跡が交錯するが、「西へ」の
大まかな方向感を頼りにすれば間違えない。
やがて谷筋から一気に左手の尾根に登り詰める。
道はそこから尾根の西側を巻いていく。
江文峠分岐、むつみ地蔵を過ぎれば、琴平新宮社。誰かが般若心経を
唱えておられたが、ん?神社でお経? まあ細かいことはいいか。

右手に伸びる古い石段の山道を進む。登りきった尾根には、右へ
行けばクライミングゲレンデがあることを示す標識がある。

当然、寄り道する。大原南部の集落と、比叡山北稜の山並みが見下ろせる。
いやー、すがすがしい。冷たい風が通り過ぎるが、それも凛として心地よい。
時間をかけて、ひと通り、上から観察する。

フリーでも登れそうなところを選んで、岩の質を確かめる。
もう、心躍る瞬間である!!
いつまでも遊んでおれないので、もとの標識のところに戻り、
上を目指す。

なかば投入堂のように、奥がハングした岩に埋め込まれるように
建てられた祠で両手を合わせる。
そのすぐ上のピークが三寶大神。

ここから南西に少し入り、さまざまな神を祭っ巨岩や、ハングルが刻まれた
石塔を経て、金毘羅山の三角点峰に達する。ここはきわめて地味。
三寶大神に戻り、今度は北への稜線をとる。
ぱらっと雪が舞ってきた。
巻き道との分岐を見送り、翠黛山への登りに差しかかると、左に岩場が
見えた。ちょっと山道をそれて、岩の真上に立って下を覗いたら、
15mはあろうか、意外に高さがあることが分かった。

ひと登りしたら翠黛山のピーク。ここもまた、地味。
既に地面はうっすらと雪に覆われている。
ここでラーメンをすすり、おにぎりをほおばる。
落ち葉が堆積して滑りやすい北側の尾根を進む。進むほどに、
積雪が増えていく。百井峠・大原分岐の峠は直進。
中学時代に登っているはずの焼杉山への、だらだらした登りに臨む。

焼杉山のピークはまったく記憶になく、真っ白な雪に覆われていた。
ここから南の尾根をたどる。ほどなく東の谷筋におりられるものと
踏んでいたが、用心していたものの、下り口を見つけられないまま、
薄い踏み跡しかない尾根筋を忠実に下ることになった。
テープさえも頼りなく、地形を読みながら、緊張して(ちょっと本気で)
ルートファインディングをしながらの下降も、なかなか愉しい。

最後は砂防ダム沿いの公園の直下、獣除け柵のところに下りることが
できた。大原温泉「大原の里」とは目と鼻の先で、なんというラッキー。
ここは、逆ルートを行けといわれても、取り付きが分かりにくいだろう。

身体があまりに冷えていたので、1000円払って温泉に入る。
大原温泉「大原の里」の入浴システムは、お菓子や食事とセットになっていて、
その内容しだいで料金が変わる。1000円は最もお安いコース。
貸切状態の温泉で、ゆっくり身体をほぐしたあとは、セットのお菓子を
楽しむ。珍しい、白味噌アイスクリームだ。甘いのに、塩の味。

飲み物を物色したら、地ビールが見つかったので、これを奮発。
クリスマスイブだからいいか。330mlで750円!
黄桜酒造の「京都麦酒」は、日本酒の酵母で造ったビールだという。
味噌のアイスと、日本酒酵母のビール。オツな組み合わせで大満足。
朧の清水を経て、里道をゆっくり歩き、大原バス停へ。
京都駅までの長い時間は、うとうととシアワセな眠りについた。
伝統ある金毘羅山のロックゲレンデは、まだ攀ったことがないので、
いずれゆっくり遊びに行きたい。
しかし今日は低山といっても見どころが豊富なルートで楽しみだ。
クリスマスイブの今日、京都・大原の西側に並んだ3座、
金毘羅山、翠黛山(すいたいさん)、焼杉山(やけすぎやま)を歩いてきた。

出町柳駅から京都バスに乗り、野村別れで下車。コンビニの角を入り、
のどかな山村風景を楽しみながら江文神社(えぶみじんじゃ)へ。
杉の巨木が印象的だ。

神社の左手から、山道に入る。一部、踏み跡が交錯するが、「西へ」の
大まかな方向感を頼りにすれば間違えない。
やがて谷筋から一気に左手の尾根に登り詰める。
道はそこから尾根の西側を巻いていく。
江文峠分岐、むつみ地蔵を過ぎれば、琴平新宮社。誰かが般若心経を
唱えておられたが、ん?神社でお経? まあ細かいことはいいか。

右手に伸びる古い石段の山道を進む。登りきった尾根には、右へ
行けばクライミングゲレンデがあることを示す標識がある。

当然、寄り道する。大原南部の集落と、比叡山北稜の山並みが見下ろせる。
いやー、すがすがしい。冷たい風が通り過ぎるが、それも凛として心地よい。
時間をかけて、ひと通り、上から観察する。

フリーでも登れそうなところを選んで、岩の質を確かめる。
もう、心躍る瞬間である!!
いつまでも遊んでおれないので、もとの標識のところに戻り、
上を目指す。

なかば投入堂のように、奥がハングした岩に埋め込まれるように
建てられた祠で両手を合わせる。
そのすぐ上のピークが三寶大神。

ここから南西に少し入り、さまざまな神を祭っ巨岩や、ハングルが刻まれた
石塔を経て、金毘羅山の三角点峰に達する。ここはきわめて地味。
三寶大神に戻り、今度は北への稜線をとる。
ぱらっと雪が舞ってきた。
巻き道との分岐を見送り、翠黛山への登りに差しかかると、左に岩場が
見えた。ちょっと山道をそれて、岩の真上に立って下を覗いたら、
15mはあろうか、意外に高さがあることが分かった。

ひと登りしたら翠黛山のピーク。ここもまた、地味。
既に地面はうっすらと雪に覆われている。
ここでラーメンをすすり、おにぎりをほおばる。
落ち葉が堆積して滑りやすい北側の尾根を進む。進むほどに、
積雪が増えていく。百井峠・大原分岐の峠は直進。
中学時代に登っているはずの焼杉山への、だらだらした登りに臨む。

焼杉山のピークはまったく記憶になく、真っ白な雪に覆われていた。
ここから南の尾根をたどる。ほどなく東の谷筋におりられるものと
踏んでいたが、用心していたものの、下り口を見つけられないまま、
薄い踏み跡しかない尾根筋を忠実に下ることになった。
テープさえも頼りなく、地形を読みながら、緊張して(ちょっと本気で)
ルートファインディングをしながらの下降も、なかなか愉しい。

最後は砂防ダム沿いの公園の直下、獣除け柵のところに下りることが
できた。大原温泉「大原の里」とは目と鼻の先で、なんというラッキー。
ここは、逆ルートを行けといわれても、取り付きが分かりにくいだろう。

身体があまりに冷えていたので、1000円払って温泉に入る。
大原温泉「大原の里」の入浴システムは、お菓子や食事とセットになっていて、
その内容しだいで料金が変わる。1000円は最もお安いコース。
貸切状態の温泉で、ゆっくり身体をほぐしたあとは、セットのお菓子を
楽しむ。珍しい、白味噌アイスクリームだ。甘いのに、塩の味。

飲み物を物色したら、地ビールが見つかったので、これを奮発。
クリスマスイブだからいいか。330mlで750円!
黄桜酒造の「京都麦酒」は、日本酒の酵母で造ったビールだという。
味噌のアイスと、日本酒酵母のビール。オツな組み合わせで大満足。
朧の清水を経て、里道をゆっくり歩き、大原バス停へ。
京都駅までの長い時間は、うとうととシアワセな眠りについた。
伝統ある金毘羅山のロックゲレンデは、まだ攀ったことがないので、
いずれゆっくり遊びに行きたい。