Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年1月4日(木)[富田林]嶽山の絶景を楽しみ、瀧谷不動尊に初詣

2024年01月05日 | 山登りの記録
■メイン写真
公園となっている嶽山の278m標高点山頂は超・絶景ポイント


■今回のコース
汐ノ宮駅→妙見寺分岐→願昭寺(目白不動尊)→城山オレンヂ園→やまびこ園→
嶽山(楠公龍泉寺城跡)→コテージ南展望地→嶽山展望台→亀の井ホテル富田林→
嶽山配水池分岐→初芝富田林中学・高校分岐→(奥の谷)→瀧谷不動尊→瀧谷不動駅


富田林市南部に、金剛山地から"飛び地"のようになった隆起地形がある。嶽山と金胎寺山の
2峰あるが、果樹園など私有地の関係で両ピークの縦走はできない。
今回は近況確認と下見を兼ねて、嶽山を歩いてきた。
嶽山では3カ所の山頂部からの絶景を堪能し、眼病平癒の御利益があるという瀧谷不動
へと下った。



近鉄長野線汐ノ宮駅から東へ。麓からも伽藍が目立つ願昭寺へ。
願昭寺は、Wikipediaによると、「真言宗系の新宗教である八宗兼学真修教の大本山」とのこと。
八宗兼学真修教とは、「特定の宗旨宗派に偏しない教えで、釈迦如来の教えを八宗の教義を
基として兼修する」という。八宗とは「南都六宗と天台宗・真言宗」を指す。



境内の五重塔は、高さ37mあり、大阪で唯一の木造五重塔。2011年11月に完成した。
横に鐘楼堂があるが、重さ12トンの巨大な釣鐘を誇る。



境内の南端に、ちょっと伏見稲荷を思わせる連続した鳥居の参道があり、急坂を上ると
緋袍(あけごろも)大明神が祀られている。なお、鳥居に刻まれた「緋」の字はなぜか衣編に
なっている。
ちなみに緋袍とは、平安時代に五位の官人が着用した袍(ほう:服)のこと。
ともあれ、緋袍大明神からは富田林市内から六甲、大阪方面の眺めがすばらしい。



階段を少し戻り、弘法大師像のところから山道に入る。「城山オレンヂ園」への案内標識がある。



獣除けゲートを開けて、オレンヂ園の敷地内を突っ切る歩道へと歩を進める。
両側はミカンの果樹園(要予約、有料)である。ハイカーが通りぬけられるようにして
あることに感謝。
「城山オレンヂ園」に到着。この日は閉まっていた。



舗装道をほんの少し下り、「やまぶき園」の古い標識に従い、やや草深い山道に入る。



雑木林を抜けていく。



ミカン狩りなどが楽しめる「やまぶき園」に到着。テラスには、謎の人物?がハルカスを眺めている(笑)。



舗装道を下り、山頂部に建つ「亀の井ホテル富田林」をめざす。
もともとは、かんぽの宿だった。
老人ホームのすぐ下あたりからの金剛山地の眺めは最高だ。



ホテルの前を通り過ぎ、社宅アパートとの間からテニスコートに向かう。
嶽山泉源がある。ナトリウム・カルシウム―塩化物温泉で、ホテルで日帰り入浴ができる。



泉源の左から、テニスコートに沿って踏み跡を進むと、嶽山の最高点に着く。
「楠公龍泉寺城跡」の石碑がある。
龍泉寺城(嶽山城)は、南北朝時代の初期、楠木正成が築いた。「太平記」にも記載がある。



閉鎖されたコテージ群のあたりは、嶽山窯跡群という昔の陶器の窯があった遺跡らしいが、
みたところ何もない。その終端部からは、金剛山地から和泉山地が見渡せる。



コテージ群を北へ行くと、公園のようになっている嶽山278mピークだ。
これまた絶景。今度は大阪湾から北摂あたりまでが一望のもと。
この日は日が差したかと思うと小雨が降り始めるという、いまひとつの天気だったが、
晴れたときを思い浮かべるとニンマリしてくる。



「亀の井ホテル富田林」に戻り、カフェコーナーでコーヒーを頼んで休憩をとった。
レストランでランチも摂れるので、それ目当てのハイキングもよかろう。



舗装道を戻り、嶽山貯水池の分岐で右に入る。

林道をひたすら行くと、左にログハウスが現れる。「小田切記念館 メープル」の札があるが、
調べてもよく分からなかった。



その先に、立派な校舎が現れる。初芝富田林中学・高校だ。手前の分岐を右に、奥の谷の
林道に入る。



ため池の下手には、田んぼやビオトープなどがあり、それらを眺めながら
そぞろ歩くのは楽しい。



畑の柵に、剥がれたイノシシの毛皮が干してあるのは、害獣への見せしめなのだろうか。



瀧谷不動尊に着く。小雨の中、初詣。
瀧谷不動尊は、正式には明王寺といい、821年に空海が開いた。
日本三不動のひとつとされ、目の病気にご利益があるとされる。
珍しい「どじょう流し」の風習もある。
三方荒神堂、瀧不動堂、多宝塔と、境内の隅にある堂宇まですべてを巡ると、
それなりに歩いた感じがした。
昨年末までで、金剛バスが通じていて、瀧谷不動尊の行事の時だけ運行されていたが、
金剛バスの廃止により、今はマイカー利用か、最寄りの滝谷不動駅まで歩くしかないが、
いうほどの距離でもない。

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