Mr.Dashのぶろぐ館

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2016年9月15日(木) [南丹]るり渓と、るり渓12勝の1つ、掃雲峰を周回

2016年09月16日 | 山登りの記録
■メイン写真
予想を超える絶景だった、天狗岩に立つ


■今回のコース
るり渓駐車場→鳴瀑→溪流歩道入口→通天湖→るり渓温泉→掃雲峰→天狗岩→
大河内・通天湖分岐→天狗岩登山口→るり渓駐車場


京阪神近辺でも、登り残している山がまだまだある。
南丹市の「るり渓」の北に、掃雲峰(そううんぽう)という名の山もそうだ。

そもそも、るり溪は、室町時代から知られていたそうで、
江戸時代は「滑(なめら)」と呼ばれ、園部藩主も探勝したという。
それがいつしか途絶え、明治38年に船井郡長の三宅武彦氏が、
西本梅村の埴生小学校長・竹内源太郎氏がここに遊び、「るり渓」と
命名したという。
以降、さまざなま文人墨客がこの地を訪問し、「るり渓12勝」が
選定された。

説明が長くなったが、掃雲峰は、「るり渓12勝」の1つなのだ。



るり渓駐車場にクルマを置く。
かつての民宿や別荘の廃屋が連なる中、まずは、るり渓を遡ることにした。



鳴瀑(めいばく)。落差は5mもない。
ちょっと水が臭い。
上流にゴルフ場やレジャー施設があるうえ、いったん、人造湖・通天湖に
溜まるので、水が富栄養化するのだろうか。

るり渓には、奇岩や流れごとに、細かく名前が付けられている。
「るり渓12勝」の名称については、いちいち説明してられないので、
「ココ」をクリックしてください。

しばらくは車道歩きとなる。
錦繍巖(きんしゅうがん)、座禅石(ざぜんせき)を通り過ぎる。



元別荘街入口は、掃雲峰への登山口でもあるが、ひとまずパス。



しばらく、なんの変哲もない農村風景の中を進み、溪流歩道入口から
いよいよ渓流沿いの遊歩道となる。

「るり渓12勝」以外にも、いろいろなところに漢文調の名前がついている。
水質があまり良くないので、せっかくの命名も少し興ざめだが、
渓流のフォルムそのものは美しく、写真も撮り方しだいで、えらい綺麗な
溪谷だと思わせられなくもない。



苔が美しいナメ滝。



渇虯澗(かっきゅうかん)の流れ。



途中、対岸に豪華なバイオトイレがある。
対岸にも、少し荒れているが、遊歩道のような痕跡が続いている。



赤い川床のナメが多い。



かつて「ナメラ」と呼ばれていただけのことはある。



支谷にかかる水晶簾(すいしょうれん)という滝。落差3~4m。
こちらの水はたいへんきれい。



通天湖の堰(ダム)。
このダムができたのは昭和17年というから、もう、かなり前の話。
堰から出てくる水がちょっと臭う・・・



るり渓温泉に到着。
今夏、流行りの豪華キャンプ「グランピング」に対応したGRAXが
隣にオープンしている。



るり渓ゴルフクラブの方に回り込み、とある場所から谷筋の踏み跡を
たどると、こんなため池がある。これを左から回り込み、尾根の鞍部をめざす。



足元に巨大なシロオニタケを見つけた。



読図しながら、尾根の鞍部へジャスト。



このあたりは能勢電鉄の所有地らしい。ゴルフ場を作った「るり渓開発株式会社」
も、能勢電鉄。
ともあれ、この標石をたどる形で尾根を登る。



樹林の中の掃雲峰(天狗山)に到着。
小さな山名表示板がいっぱいあった。
ここからは踏み跡も薄く、ルートファインディングがさらに難しくなる。

尾根を東へ300mほど進むと、天狗岩に着く。裏手からうまく登れる。
岩の上からは想像以上の絶景が広がっていて、感動!!
なお、岩にはハーケンやボルトの類は皆無。



半国山。この左側には奥に愛宕山から京都北山の山並みが一望できる。
北側は晴れると長老ヶ岳あたりまで見える。



南側の三角ピークは剣尾山。その右が横尾山。
剣尾山の左奥に薄く見えるのが妙見山だ。

なお、直下に目をやると、クルマを置いてきたるり渓駐車場が見下ろせた。

天狗岩からは、テープがしつこいくらいに付けられている。
予想外の急坂を下るが、何ヶ所かトラロープも着けられており安心。



舗装林道の終点に降り立つ。簡易水道の貯水池がある。
朽ちた別荘街を抜けて、もとの駐車場に戻る。

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