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Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

6/26(日)、大峰のマイナー峰・百合ヶ岳に登りました

2005年07月01日 | 山登りの記録
 本当は寝て過ごすつもりだったが、事情があって緊急登山。金曜日の夜遅くになってから同行者を募るが、「今、山屋の集まりのため、山梨に向かって車を走らせている」人とか、「仕事で出張(涙涙)」とかで、なかなか都合がつく人がいない。そら当たり前やナ。しかし捨てる神あれば拾う神あり!! 「足長おじさん」T中氏が、来て下さるという。しかも「喜んで!」とおっしゃる。ありがたいことだ。

 ノア号に、折りたたみ自転車を載せ、T中氏を拾って出発。中井戸の民宿のおじさんにことわって自転車を置かせていただき、下多古林道バス停から踏査に入る。

 途中の細かなことは別の機会に譲るとして、主稜線近くの大きな岩から眺める白鬚岳の鋭峰はかなり印象的。稜線のブナ帯に入ると、蝉時雨がうるさいほど。ニイニイゼミやヒグラシの大合唱は、いつしかブナ林を抜ける風と渾然一体となり、そんな音のウエーブの中に身を置けば、松尾芭蕉の心境がよくわかる。T中氏、「Mr.Dashが、植林が嫌いで、ブナ林が好きというのが分かった」と、本当に気持ちよさそうに梢を見上げた。

 過去にほとんど紹介されていない東尾根をたどり、中井戸を目指す。尼ノ上(アマノエ)のピークから恐ろしいくらいの急斜面を下りる。ここが技術的には核心部。シャクナゲ群落が尖った岩に巻きついていて、その枝や根っこを持って慎重にクリアする。ロープは不要でが、雨でも降れば困難さは増すだろう。

 途中、踏み跡が薄いところも幾つかあるが、基本的に稜線を外さずに、忠実にたどれば問題ない。古いテープも要所にあって、助けられる。伐採地のところで「ケーン」という声。シカの家族が豪快に斜面を駆け下り、逃げていくのが見えた。T中氏は、すんでのところで見逃し、かなり悔しがっておられた。

 中井戸で、自転車を回収し、ともちゃんとT中氏に待ってもらってノア号を取りに行く予定だったが、民宿のおじさんの好意でクルマを貸していただき、短時間で、余分な体力を使わずにすんだ。これからは、ここでジュースを買うようにしよう。

 帰りに中荘温泉で汗を流し、身も心も洗われて帰途についた。
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