Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2013年7月20日(土) [大阪の山レビュー]夏でも涼しい、金剛山・丸滝谷

2013年07月24日 | 山登りの記録
人生のベテランさんたちと、金剛山のトレッキングルートとしては最難関の
丸滝谷に出かけた。
一部の難所にリスクがあるので、ザイル、ハーネスを用意しての挑戦だ。

金剛バスを葛城登山口で下車。石ブテ谷の東側の林道から山道に入る。
右に巨大堰堤を見送り、鉄板の橋を渡って細い踏み跡をたどる。
道標は一切ない。最難関ルートのゆえんだ。



Mr.Dashは、軽い沢登りに丸滝谷を何度か訪れており、勝手知ったる「庭」。
夏場は沢の中をジャブジャブいきたいが、今日は一般トレッキング。
それでも、北向きの谷筋は非常に涼しく、歩いていて心地いい。

石ブテ東谷の直瀑を見送り、丸滝谷を遡行する。何度も何度も渡渉があるが、
皆さん、かなり要領を得ていて、うかつに転倒する人もいない。
岩場登りの基礎練習を何度か積むうちに、スタンス、ホールドの
見極めが飛躍的にうまくなっている。
皆さんの懸命な「技術を吸収しようとする姿勢」を見ていると、こちらも全力で
応えたくなる。



小滝の横には、いずれも巻き道がついている。



トラロープもしっかりついており、注意さえすれば難しくない。



下ノ丸滝で、記念写真。「この滝も、沢登りでは登れるんですよ」。



ほどなく丸滝に着く。今日の水量は少ない方だと思う。

左岸にトラロープが張られているが、両手でゴボウで登らざるを得ない部分が
2か所ある。ともに、そこで足を滑らせたりしたら、たたでは済まない。
なので今日は持参したザイルをフィックスし、そこにダブルカラビナスルーの
システムを組んで登っていただくことにした。
これなら万一の滑落でも、ダメージを最低限にできる。



順に登ってもらう。ザイルをセットする間、こちらは薮蚊が顔の周りに
集まり、これはまずいなと思ったが、案の定、おでことまぶたに、合計4か所
やられた。下山するころには右まぶたが腫れ始め困った。

全員、ちゃんとダブルカラビナスルーをこなし、足を滑らせることもなく
しっかり登攀した。お互いに讃え合って、昼食タイムとする。



滝の上は、いきなり水量も減って、源流の様相。急坂を詰め登る。
ザレた風化花崗岩のため、歩きにくいところだ。

中尾ノ背と合流し、そのまま六道ノ辻へ。ここからは山道も幅が広がる。



大日岳の台地状のピークからは、大阪湾、瀬戸大橋、六甲山脈がキレイに見えた。

社務所に着いたら、Aさんはスタンプをもらったあと、ソフトクリームを
買っていた。しばらくしてMさんもソフトクリームを味わっていた。



国見城址の展望広場でも、記念写真をパチリ。
眺めは、さっきより靄がかかったようになっていた。

登りがなかなかスリリングだったので、下山は千早本道をとった。
金剛山に慣れているOさんは、丸滝谷は初めてだったが、まだ体力に
余裕があったようで、下山もタカハタ谷かツツジオ谷あたりを下りたかった模様。



階段続きの千早本道だが、上部はブナやカエデの樹林がなかなか美しい。
じつは、結構好きな道である。

解散後、金剛登山口バス停の売店で缶ビールをグビッ。
いやー、今日もいい山行ができた。

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