Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年6月1日(金) 大峯の鋭峰・鉄山(てっせん)へ、さわやか山行!!

2018年06月03日 | 山登りの記録
■メイン写真
山頂近くの草原からみた稲村ヶ岳、山上ヶ岳方面の雄大な風景

■今回のコース
大川口→大展望地→鉄山→(往路を戻る)→大川口⇒天の川温泉


夏の山行に備えた練習登山の意味合いもあり、ちょっと険しい山を体験して
おこうということで、この日の登山教室は大峯の鉄山をご案内。
ご参加の皆さんには念のため、ヘルメット、ハーネスを貸出し、装着していただいた。

結果的には、時間はかかったものの、下山時に一ヶ所だけシュリンゲで補助しただけで、
ロープを出すこともなくこの山をクリアできた。夏に向けて、一歩前進の手ごたえだ。



大川口がこの日のスタート地点だ。



いきなり急坂が始まる。



しかも、ずっと急なままだ。これが鉄山。



振り返ると、バリゴヤの頭が樹木越しに見えてきた。



ギンリョウソウが頭をもたげている。



苔がもふもふ。



朝のうちは厚い雲が空を覆っていたが、昼前になると一気に晴れてきた。
日陰は涼しい風が当たって快適、というよりむしろ、じっとしていたら肌寒さすら
おぼえるほどだが、日なたはうってかわって暑い。



かなり登ってきたぞ。
ご参加の皆さんの岩場での足遣い、三点確保も、しだいにサマになってきた。



行者還岳がみえる。あちらも負けずに尖っているな。



ヒラタケだろうか。



標高を稼ぐうち、シロヤシオの痕跡が出てきた。
花弁の中心部が赤いもの。昨日の雨で散ったばかりの様子。



比較的若いブナやカエデ、ヒメシャラなどが中心の森林は、若葉がまぶしいくらい。



山頂まで標高差にしてあと100mくらいのところで少し平坦な草原になる。
あまりの絶景に、ここまでの苦労も吹っ飛ぶ。



この日は視界もクリアで、遠く金剛山地まで見通せた。なんと幸運な。



大普賢岳も見える。大峯北部の主だった峰々がゾロリ。
「こっちも行きたい、あっちも登りたい」と、皆さんの夢もふくらむ。



最後の急登は、シャクナゲなどの根っこを持ち、倒木を越えたりしながら
登っていく、最後の難所である。



難所に限って、美しい花が咲いている。
シロヤシオ、まだ咲いていてくれた!



シャクナゲも、全体としては盛りを過ぎていたが、まだまだ美しく
咲いているのも多かった。



さあ、山頂まであと少し。シャクナゲをかき分けるように登る。



そして到着した山頂。「やったぞ」感がみなぎる。
皆さん、がんばりました!!



山頂にかかる山名表示板は旧字体「鐡山」。



サラサドウダンがちょうど満開で、登頂を祝っているかのよう。



山頂からの眺めもすばらしい。
稲村、山上、大普賢!! 豪華絢爛である。



川迫川の白い河原。一番奥には金剛山地。



足元にはイワカガミも可憐に。



下山は往路を忠実に戻る。
さきほどの草原で、みんなしてゴロン。これが気持ちいいのだ。
あとは急斜面を一歩一歩、気をつけて慎重に下るのみ。



途中で偶然見つけた、鮮やかな赤色のダニ。タカラダニのようだ。
主に花粉や昆虫を食べているそうで、人にはあまり悪さをしないもよう。



膝が笑ってくるような激下り。
足を乗せる場所、体重移動等をこまめに伝えながら、落ちないように、
落ちないように。この山は、まだ樹林があるから、転がっても途中で止まる
可能性が高いが、夏の山行は森林限界を超えるため、頼みの樹木はない。



無事下山したら、朝はまだ咲ききっていなかったコアジサイがすっかり
満開に。

帰りに天の川温泉に寄って、疲れた筋肉をほぐしてもらった。
この日は危険個所も多く、いつもの簡単な山での炸裂トークは控えめで、
安全面の意思伝達がメインとなった。ちょっと硬派な登山になったかな?


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