
昨年は岐阜で雨にたたられたウチの山岳部の夏合宿。
今年は、広島や福山のメンバーと、近畿圏内のメンバーの交流を図ろうと
いうことで、3連休を利用して鳥取県・大山山系の南西側にある矢筈ヶ岳に
集まることにした。
この週の水曜日までは、週間予報は晴れor曇りだったのに、直前になって
台風の影響で予報は雨に。不安を抱えつつも、土曜日の朝は意外にも、いい天気。
これはラッキーと、奈良を出る。
中国自動車道は吹田から西宮名塩を過ぎるまでは、ものすごい渋滞。
途中で買い出しも済ませて、15:00には一向ヶ平県営野営場で待ち合わせする予定
だったが、この様子だと無理。連絡を入れて16:00に遅らせてもらった。
途中の買い出しでは、にわか雨が降ってきた。やっぱり、天候は不安定だ。

一向ヶ平(いっこうがなる)県営野営場に到着。手続きを済ませ、
さっそく、テントを設営する。

広島からY本さん、M輪さんが、福山からI島さんが到着。
差し入れも含めて、酒類はご覧のようにズラリ揃った。

ともちゃんが用意したキムチ鍋に加え、宇宙人I村さんが、抜け目なくキャンプ場に
バーベキューの材料を頼んでいたので、焼肉もつまみながらの豪華な酒宴となった。
M輪さんは、ほとんどのメンバーと初対面だったが、酒が回るにつれ独特の
キャラを発揮し始め、恒例のMr.Dashのギターも合わせ、大盛り上がり。
ちょっと踊ったけど、詳細は内緒。
日曜の朝、広島からさらにHRさんたち3名が到着。総勢15名で、いざ、矢筈ヶ岳へ。

ブナ、カエデ、ミズナラ林の中を林道を進むと、その終点から、加勢蛇川に向かって
急な木製の階段が下っている。

360段以上ある長い階段を下り切ると、吊り橋がある。鮎返りの滝はどれだろう。
直下の流れは堰堤のようだ。

対岸に渡る、東へ延びる歩きやすい山道を進む。
しばらくすると展望台があり、そこから大山滝が見下ろせる。
日本100名滝に選ばれているだけに、素晴らしい。

滝のすぐ左側は、大規模な山崩れの跡があり、痛々しい。これがもう少し大きく
崩れると、滝もろとも消滅してしまいそうだ。

大休峠から先は、美しい森林帯の急坂となる。
ブナ林ファンとしては、堪えられない美しさ。登りも苦にならない。

大休峠には、こざっぱりとした避難小屋がある。
ここは野田ヶ山と、川床との合流点になっており、ハイカーが行き交う。

矢筈ヶ岳へは、厳しい登りが続く。
雪や風が強いのか、ひん曲がった木が多い。
矢筈ヶ岳に着く。先頭と末尾がかなり間が開いている。
着いたメンバーから昼食タイム。
やがて疲れ果てた顔のI村さんが、大きなお腹を揺らして大汗かいて登ってきた。

健脚メンバーは、先の甲ヶ山までピストンしてくるという。
避難小屋で落ち合うことにする。
Mr.Dashは、数人とともに、この先の小矢筈の尖峰まで行ってみる
ことにした。それ以外のメンバーは先に避難小屋に戻る。
小矢筈へは一旦、狭い尾根を下りて、なかばクライミングのような感じで岩場を登る。
なかなか愉快な登攀を経て、小矢筈のピークに達する。

よって、矢筈ヶ岳山頂の、「全員集合」写真はナシ。
もと来た道を帰る途中で、とうとう雨にあった。先頭を歩いていたら、
ササ薮でズボンがびしょびしょになった。
Mr.Dash一行は、先行部隊に遅れること20分ほどで避難小屋に戻った。
しばらく、後続を待っていたが、再び先行して下山してもらい、こちらは
甲ヶ山メンバーの下山を待つ。
1時間ほどして、彼らも下山してきた。全員が再び揃うことができたのは、
大休口を過ぎたあたり。もう一度、大山滝を眺める。
健脚のHRさんは、滝つぼまで駆け下りて、間近に滝を楽しんだ。

一向ヶ平県営野営場に着き、ようやく全員で記念写真が撮れた。

このあと、関金温泉で汗を流し、農協のスーパーで買い出しをし、
キャンプ場に戻り、今晩も宴会だ。
今日も大量の酒が消費された。
この晩、キャンプ場は集中豪雨に見舞われた。
Mr.Dashのテントはシームがもう劣化していて、とうとう雨漏りが始まった。
最初はタオルを敷いて、ふたたび寝入ったが、やがてものすごい雷鳴がとどろき、
テント内に水の気配を感じて飛び起きた。
そこからは溜まる水との戦い。えらい目に遭った。
月曜は、帰るだけ。大雨の中、テントを撤収し、ずぶ濡れの雨具姿のまま、解散。
車に分乗し、それぞれの帰途に就く。

雨は我々が想像した以上に激しい。
米子自動車道は通行止め。下道を迂回するも、蒜山付近では道路が閉鎖されていたり、
随所で道路に土砂が流れ出たりしていて大変。
旭川は氾濫寸前で、道路沿いの田んぼや家に水がついている。
「決壊しないでくれよ」と祈りながら、緊張の運転が続いた。
今日は、もともとは湯原温泉に入ろうと思っていたが、それどころではない。
後日ニュースでみたが、湯原の砂湯は完全に水没してしまったらしい。
湯原から、ようやく高速に乗れたが、昨夜からの寝不足と、今朝からの
運転の緊張から、中国道に入ってほどなく、強烈な眠気に誘われた。
ともちゃんと、F山さんが運転を引き継いでくれた。感謝感謝。
今年は、広島や福山のメンバーと、近畿圏内のメンバーの交流を図ろうと
いうことで、3連休を利用して鳥取県・大山山系の南西側にある矢筈ヶ岳に
集まることにした。
この週の水曜日までは、週間予報は晴れor曇りだったのに、直前になって
台風の影響で予報は雨に。不安を抱えつつも、土曜日の朝は意外にも、いい天気。
これはラッキーと、奈良を出る。
中国自動車道は吹田から西宮名塩を過ぎるまでは、ものすごい渋滞。
途中で買い出しも済ませて、15:00には一向ヶ平県営野営場で待ち合わせする予定
だったが、この様子だと無理。連絡を入れて16:00に遅らせてもらった。
途中の買い出しでは、にわか雨が降ってきた。やっぱり、天候は不安定だ。

一向ヶ平(いっこうがなる)県営野営場に到着。手続きを済ませ、
さっそく、テントを設営する。

広島からY本さん、M輪さんが、福山からI島さんが到着。
差し入れも含めて、酒類はご覧のようにズラリ揃った。

ともちゃんが用意したキムチ鍋に加え、宇宙人I村さんが、抜け目なくキャンプ場に
バーベキューの材料を頼んでいたので、焼肉もつまみながらの豪華な酒宴となった。
M輪さんは、ほとんどのメンバーと初対面だったが、酒が回るにつれ独特の
キャラを発揮し始め、恒例のMr.Dashのギターも合わせ、大盛り上がり。
ちょっと踊ったけど、詳細は内緒。
日曜の朝、広島からさらにHRさんたち3名が到着。総勢15名で、いざ、矢筈ヶ岳へ。

ブナ、カエデ、ミズナラ林の中を林道を進むと、その終点から、加勢蛇川に向かって
急な木製の階段が下っている。

360段以上ある長い階段を下り切ると、吊り橋がある。鮎返りの滝はどれだろう。
直下の流れは堰堤のようだ。

対岸に渡る、東へ延びる歩きやすい山道を進む。
しばらくすると展望台があり、そこから大山滝が見下ろせる。
日本100名滝に選ばれているだけに、素晴らしい。

滝のすぐ左側は、大規模な山崩れの跡があり、痛々しい。これがもう少し大きく
崩れると、滝もろとも消滅してしまいそうだ。

大休峠から先は、美しい森林帯の急坂となる。
ブナ林ファンとしては、堪えられない美しさ。登りも苦にならない。

大休峠には、こざっぱりとした避難小屋がある。
ここは野田ヶ山と、川床との合流点になっており、ハイカーが行き交う。

矢筈ヶ岳へは、厳しい登りが続く。
雪や風が強いのか、ひん曲がった木が多い。
矢筈ヶ岳に着く。先頭と末尾がかなり間が開いている。
着いたメンバーから昼食タイム。
やがて疲れ果てた顔のI村さんが、大きなお腹を揺らして大汗かいて登ってきた。

健脚メンバーは、先の甲ヶ山までピストンしてくるという。
避難小屋で落ち合うことにする。
Mr.Dashは、数人とともに、この先の小矢筈の尖峰まで行ってみる
ことにした。それ以外のメンバーは先に避難小屋に戻る。
小矢筈へは一旦、狭い尾根を下りて、なかばクライミングのような感じで岩場を登る。
なかなか愉快な登攀を経て、小矢筈のピークに達する。

よって、矢筈ヶ岳山頂の、「全員集合」写真はナシ。
もと来た道を帰る途中で、とうとう雨にあった。先頭を歩いていたら、
ササ薮でズボンがびしょびしょになった。
Mr.Dash一行は、先行部隊に遅れること20分ほどで避難小屋に戻った。
しばらく、後続を待っていたが、再び先行して下山してもらい、こちらは
甲ヶ山メンバーの下山を待つ。
1時間ほどして、彼らも下山してきた。全員が再び揃うことができたのは、
大休口を過ぎたあたり。もう一度、大山滝を眺める。
健脚のHRさんは、滝つぼまで駆け下りて、間近に滝を楽しんだ。

一向ヶ平県営野営場に着き、ようやく全員で記念写真が撮れた。

このあと、関金温泉で汗を流し、農協のスーパーで買い出しをし、
キャンプ場に戻り、今晩も宴会だ。
今日も大量の酒が消費された。
この晩、キャンプ場は集中豪雨に見舞われた。
Mr.Dashのテントはシームがもう劣化していて、とうとう雨漏りが始まった。
最初はタオルを敷いて、ふたたび寝入ったが、やがてものすごい雷鳴がとどろき、
テント内に水の気配を感じて飛び起きた。
そこからは溜まる水との戦い。えらい目に遭った。
月曜は、帰るだけ。大雨の中、テントを撤収し、ずぶ濡れの雨具姿のまま、解散。
車に分乗し、それぞれの帰途に就く。

雨は我々が想像した以上に激しい。
米子自動車道は通行止め。下道を迂回するも、蒜山付近では道路が閉鎖されていたり、
随所で道路に土砂が流れ出たりしていて大変。
旭川は氾濫寸前で、道路沿いの田んぼや家に水がついている。
「決壊しないでくれよ」と祈りながら、緊張の運転が続いた。
今日は、もともとは湯原温泉に入ろうと思っていたが、それどころではない。
後日ニュースでみたが、湯原の砂湯は完全に水没してしまったらしい。
湯原から、ようやく高速に乗れたが、昨夜からの寝不足と、今朝からの
運転の緊張から、中国道に入ってほどなく、強烈な眠気に誘われた。
ともちゃんと、F山さんが運転を引き継いでくれた。感謝感謝。