Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年3月24日(火) 大津市坂本から雪がちらつく比叡山に登る。ヤマガラに手乗りで給餌!!

2015年03月29日 | 山登りの記録
■メイン写真
坂本ケーブルの延暦寺駅前で、かわいいヤマガラに餌やり!!


■今回のコース
慈眼堂駐車場→ケーブル坂本駅→南善坊の石段→亀塔→延暦寺会館→文殊楼→根本中堂→
阿弥陀堂・東塔→大比叡一等三角点→西尊院堂→ケーブル延暦寺駅→紀貫之墓→
ケーブル坂本駅→慈眼堂駐車場


今日は、ともちゃん先生の週末登山教室の下見。
大津市の坂本から、比叡山に登る。



坂本ケーブルの駅舎は、1927年の建築。1997年に国の登録有形文化財になった、
歴史ある建物。なかなか、いい味わい。

すぐ下の沢沿いの林道に入る。



本坂ルートは、坂本側から延暦寺へのメインルートで
ありながら、ケーブルカーやドライブウェイにより、かなり荒廃が進んでいる。
ただ、かつての主な参道らしい雰囲気は随所に残っている。



本坂周囲の植生はスギの植林が主だが、時折、迫力ある大木があって面白い。



単調なルートだが、やがい右側に古い石垣が現れる。
石段を上ると、亀塔に着く。金属製の碑文を支える亀には、なぜか耳が生えている(笑)。
「薬樹院之碑」と書いてあるが、調べたら、延暦寺に薬樹院全宗というお医者さんが
おり、有名な織田信長の延暦寺焼打ちのあと、秀吉の従医となった人だそうだ。
亀塔は、この人が薬樹院の再興に努めたことを記した記念碑だそうだ。

ここから先は舗装道に変わる。
延暦寺会館の横に出て、延暦寺の境内を抜ける。



まず文殊楼に寄る。
楼の2階に登ることができ、そこには文殊菩薩がおられる(撮影禁止)。
現在の建物は1668年に焼失した後、すぐ再建されたものだそうだ。
大津市の指定文化財である。

小雪がちらついてきた。風が通り抜けて寒い。



文殊楼から急な石段を下る。階段の下に、根本中堂が上から見える。
なんとも絵になるなあと思っていたが、このアングルは、JR東海の
「そうだ!京都へ行こう」キャンペーンのポスターに使われていた。道理で。



大講堂。平日は観光客もまばら。



阿弥陀堂。これは昭和12年の建築なので、まだまだ新しい。
奥にあるのが東塔。

阿弥陀堂と東塔の間の門を抜け、左への林道を上がる。
供養塔の左から山道に入り、ジグザグに坂を登る。



途中にある大きな杉。



TV各局の電波塔の奥に、比叡山・大比叡の山頂がある。
展望はなく、道標もない。一等三角点の山であるが、ひっそりと、あまりに地味な山頂である。
折からの雪で、うっすらと雪化粧していた。

風をよけながら手早く昼食を済ませ、卵塔群、西尊院堂を経てケーブル延暦寺駅へ。

駅の周面に、ヤマガラの餌付け場があり、箱の中のピーナッツを砕いて
掌に乗せれば、ヤマガラちゃんが手乗りしてくれる(メイン写真)。一瞬の早技だが。



この駅舎も有形文化財。しかも、こちらは「関西の駅百選」にも選ばれているという。



駅舎の左側からの琵琶湖方面の眺め。繖山や長命寺山が見える。
晴れてきてよかった。



駅舎の右側からの大津市、近江大橋方面の眺め。



回り込むと、入線中のケーブルカーがいた。
坂本ケーブルは、2025mの日本最長のケーブルカーだ。
過去には、坂本ケーブルより若干長い愛宕山ケーブル、伊香保ケーブルはあったが今は廃止
されての繰り上げトップである。



「もたて山キャンプ場」跡を経て、紀貫之墓へ。
モミの木に囲まれた静謐な場所。



蟻ヶ滝、蓬莱峡への寄り道コース未だ通行止め。



最後は比叡山高校の野球部グランドに出る。
春のセンバツ高校野球のさなか、この日は練習試合が行われていた。



日吉東照宮にお参りし、今日の山行の無事を感謝する。

本坂の荒廃ぶりと単調さを除けば、見どころの多い面白いコースだ。

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