![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/9a/106a432e7f2d29d05acec0f8afc84906.jpg)
■メイン写真
坂本ケーブルの延暦寺駅前で、かわいいヤマガラに餌やり!!
■今回のコース
慈眼堂駐車場→ケーブル坂本駅→南善坊の石段→亀塔→延暦寺会館→文殊楼→根本中堂→
阿弥陀堂・東塔→大比叡一等三角点→西尊院堂→ケーブル延暦寺駅→紀貫之墓→
ケーブル坂本駅→慈眼堂駐車場
今日は、ともちゃん先生の週末登山教室の下見。
大津市の坂本から、比叡山に登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/5d/bab4fdb0d69ba1562b6c6870d969af48.jpg)
坂本ケーブルの駅舎は、1927年の建築。1997年に国の登録有形文化財になった、
歴史ある建物。なかなか、いい味わい。
すぐ下の沢沿いの林道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/71/2d6041367b5d1ff08317daac95d0900a.jpg)
本坂ルートは、坂本側から延暦寺へのメインルートで
ありながら、ケーブルカーやドライブウェイにより、かなり荒廃が進んでいる。
ただ、かつての主な参道らしい雰囲気は随所に残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/58/ac0e3818313bed287bfaedce2f1c2218.jpg)
本坂周囲の植生はスギの植林が主だが、時折、迫力ある大木があって面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d7/a7720f983ce8e62ed425079fd80f263b.jpg)
単調なルートだが、やがい右側に古い石垣が現れる。
石段を上ると、亀塔に着く。金属製の碑文を支える亀には、なぜか耳が生えている(笑)。
「薬樹院之碑」と書いてあるが、調べたら、延暦寺に薬樹院全宗というお医者さんが
おり、有名な織田信長の延暦寺焼打ちのあと、秀吉の従医となった人だそうだ。
亀塔は、この人が薬樹院の再興に努めたことを記した記念碑だそうだ。
ここから先は舗装道に変わる。
延暦寺会館の横に出て、延暦寺の境内を抜ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/0e/36b06ff445da8cf33f00b2e808bae389.jpg)
まず文殊楼に寄る。
楼の2階に登ることができ、そこには文殊菩薩がおられる(撮影禁止)。
現在の建物は1668年に焼失した後、すぐ再建されたものだそうだ。
大津市の指定文化財である。
小雪がちらついてきた。風が通り抜けて寒い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/4e/eda453e3916995fe63b59a03dceb7dc2.jpg)
文殊楼から急な石段を下る。階段の下に、根本中堂が上から見える。
なんとも絵になるなあと思っていたが、このアングルは、JR東海の
「そうだ!京都へ行こう」キャンペーンのポスターに使われていた。道理で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/64/bd7ca8b55a1c03d97bb49bc350d89a7c.jpg)
大講堂。平日は観光客もまばら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/47/d9b65192ddf2c658c4e3e434fa04083e.jpg)
阿弥陀堂。これは昭和12年の建築なので、まだまだ新しい。
奥にあるのが東塔。
阿弥陀堂と東塔の間の門を抜け、左への林道を上がる。
供養塔の左から山道に入り、ジグザグに坂を登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/85/55bd3355e07d0561e9bc9ad3e2f46b48.jpg)
途中にある大きな杉。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/11/bb0ecbc36a9a8e6aa28658c1c0b601f2.jpg)
TV各局の電波塔の奥に、比叡山・大比叡の山頂がある。
展望はなく、道標もない。一等三角点の山であるが、ひっそりと、あまりに地味な山頂である。
折からの雪で、うっすらと雪化粧していた。
風をよけながら手早く昼食を済ませ、卵塔群、西尊院堂を経てケーブル延暦寺駅へ。
駅の周面に、ヤマガラの餌付け場があり、箱の中のピーナッツを砕いて
掌に乗せれば、ヤマガラちゃんが手乗りしてくれる(メイン写真)。一瞬の早技だが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/29/ee1d2f6185cdbe219b49ba0b33a8cc56.jpg)
この駅舎も有形文化財。しかも、こちらは「関西の駅百選」にも選ばれているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/7e/85d2a666cb4f9c2d0cd097512758034a.jpg)
駅舎の左側からの琵琶湖方面の眺め。繖山や長命寺山が見える。
晴れてきてよかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f7/2546882e72578f3dce44a19c0f2d2d54.jpg)
駅舎の右側からの大津市、近江大橋方面の眺め。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/78/4a56a92dd1fea2c7dd2a8935ad3d1c05.jpg)
回り込むと、入線中のケーブルカーがいた。
坂本ケーブルは、2025mの日本最長のケーブルカーだ。
過去には、坂本ケーブルより若干長い愛宕山ケーブル、伊香保ケーブルはあったが今は廃止
されての繰り上げトップである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/79/cb5e5dea5436fef8b40838bf299a3658.jpg)
「もたて山キャンプ場」跡を経て、紀貫之墓へ。
モミの木に囲まれた静謐な場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/af/a761df42525ae7ea3e1d4b277857c997.jpg)
蟻ヶ滝、蓬莱峡への寄り道コース未だ通行止め。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/ce/e8a265517e89e8f19b843a042a1309d7.jpg)
最後は比叡山高校の野球部グランドに出る。
春のセンバツ高校野球のさなか、この日は練習試合が行われていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b7/6b2dd57ead4fa4194b620cc35b5ed61a.jpg)
日吉東照宮にお参りし、今日の山行の無事を感謝する。
本坂の荒廃ぶりと単調さを除けば、見どころの多い面白いコースだ。
坂本ケーブルの延暦寺駅前で、かわいいヤマガラに餌やり!!
■今回のコース
慈眼堂駐車場→ケーブル坂本駅→南善坊の石段→亀塔→延暦寺会館→文殊楼→根本中堂→
阿弥陀堂・東塔→大比叡一等三角点→西尊院堂→ケーブル延暦寺駅→紀貫之墓→
ケーブル坂本駅→慈眼堂駐車場
今日は、ともちゃん先生の週末登山教室の下見。
大津市の坂本から、比叡山に登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/5d/bab4fdb0d69ba1562b6c6870d969af48.jpg)
坂本ケーブルの駅舎は、1927年の建築。1997年に国の登録有形文化財になった、
歴史ある建物。なかなか、いい味わい。
すぐ下の沢沿いの林道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/71/2d6041367b5d1ff08317daac95d0900a.jpg)
本坂ルートは、坂本側から延暦寺へのメインルートで
ありながら、ケーブルカーやドライブウェイにより、かなり荒廃が進んでいる。
ただ、かつての主な参道らしい雰囲気は随所に残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/58/ac0e3818313bed287bfaedce2f1c2218.jpg)
本坂周囲の植生はスギの植林が主だが、時折、迫力ある大木があって面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d7/a7720f983ce8e62ed425079fd80f263b.jpg)
単調なルートだが、やがい右側に古い石垣が現れる。
石段を上ると、亀塔に着く。金属製の碑文を支える亀には、なぜか耳が生えている(笑)。
「薬樹院之碑」と書いてあるが、調べたら、延暦寺に薬樹院全宗というお医者さんが
おり、有名な織田信長の延暦寺焼打ちのあと、秀吉の従医となった人だそうだ。
亀塔は、この人が薬樹院の再興に努めたことを記した記念碑だそうだ。
ここから先は舗装道に変わる。
延暦寺会館の横に出て、延暦寺の境内を抜ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/0e/36b06ff445da8cf33f00b2e808bae389.jpg)
まず文殊楼に寄る。
楼の2階に登ることができ、そこには文殊菩薩がおられる(撮影禁止)。
現在の建物は1668年に焼失した後、すぐ再建されたものだそうだ。
大津市の指定文化財である。
小雪がちらついてきた。風が通り抜けて寒い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/4e/eda453e3916995fe63b59a03dceb7dc2.jpg)
文殊楼から急な石段を下る。階段の下に、根本中堂が上から見える。
なんとも絵になるなあと思っていたが、このアングルは、JR東海の
「そうだ!京都へ行こう」キャンペーンのポスターに使われていた。道理で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/64/bd7ca8b55a1c03d97bb49bc350d89a7c.jpg)
大講堂。平日は観光客もまばら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/47/d9b65192ddf2c658c4e3e434fa04083e.jpg)
阿弥陀堂。これは昭和12年の建築なので、まだまだ新しい。
奥にあるのが東塔。
阿弥陀堂と東塔の間の門を抜け、左への林道を上がる。
供養塔の左から山道に入り、ジグザグに坂を登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/85/55bd3355e07d0561e9bc9ad3e2f46b48.jpg)
途中にある大きな杉。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/11/bb0ecbc36a9a8e6aa28658c1c0b601f2.jpg)
TV各局の電波塔の奥に、比叡山・大比叡の山頂がある。
展望はなく、道標もない。一等三角点の山であるが、ひっそりと、あまりに地味な山頂である。
折からの雪で、うっすらと雪化粧していた。
風をよけながら手早く昼食を済ませ、卵塔群、西尊院堂を経てケーブル延暦寺駅へ。
駅の周面に、ヤマガラの餌付け場があり、箱の中のピーナッツを砕いて
掌に乗せれば、ヤマガラちゃんが手乗りしてくれる(メイン写真)。一瞬の早技だが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/29/ee1d2f6185cdbe219b49ba0b33a8cc56.jpg)
この駅舎も有形文化財。しかも、こちらは「関西の駅百選」にも選ばれているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/7e/85d2a666cb4f9c2d0cd097512758034a.jpg)
駅舎の左側からの琵琶湖方面の眺め。繖山や長命寺山が見える。
晴れてきてよかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f7/2546882e72578f3dce44a19c0f2d2d54.jpg)
駅舎の右側からの大津市、近江大橋方面の眺め。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/78/4a56a92dd1fea2c7dd2a8935ad3d1c05.jpg)
回り込むと、入線中のケーブルカーがいた。
坂本ケーブルは、2025mの日本最長のケーブルカーだ。
過去には、坂本ケーブルより若干長い愛宕山ケーブル、伊香保ケーブルはあったが今は廃止
されての繰り上げトップである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/79/cb5e5dea5436fef8b40838bf299a3658.jpg)
「もたて山キャンプ場」跡を経て、紀貫之墓へ。
モミの木に囲まれた静謐な場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/af/a761df42525ae7ea3e1d4b277857c997.jpg)
蟻ヶ滝、蓬莱峡への寄り道コース未だ通行止め。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/ce/e8a265517e89e8f19b843a042a1309d7.jpg)
最後は比叡山高校の野球部グランドに出る。
春のセンバツ高校野球のさなか、この日は練習試合が行われていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b7/6b2dd57ead4fa4194b620cc35b5ed61a.jpg)
日吉東照宮にお参りし、今日の山行の無事を感謝する。
本坂の荒廃ぶりと単調さを除けば、見どころの多い面白いコースだ。