■メイン写真
雨の中の大野城。天守は昭和43年に再建された鉄筋コンクリート製。
■今回のコース
大野城跡南登り口→大野城跡→北登り口→武家屋敷旧田村家→武家屋敷旧内山家→
結ステーション→福そば→御清水→新堀清水→南登り口⇒本願清水イトヨの里
前日から大野に入る。
泊った宿の夕食には、天ぷらに「ぶどうの葉」が出て、初めて口にした。
そういえば大野市には「白山ワイナリー」があったなぁとなどと思い出す。
客室から、ライトアップされた大野城が見える。
翌朝、やはり朝から雨。しかもしばにく止まない予報のため、赤兎山への登山を
諦める。惜しいけど、これは仕方ない。
南登り口から、傘をさしながらなだらかな坂道を登っていくと、
立派な城門が現れる。
お福池の金魚は、人影があると寄ってくる。
入城料を支払い、4層の天守に入る。
いろいろな展示を見ながら最上階へ上る。
おっ、下に三角点が見える。
大野城跡が経ある小高い丘は、亀山という名がある。
三角点の近くには、地元ライオンズクラブが寄贈した方位盤がある。
武家屋敷などをそぞろ歩き、昼食は「福そば」さんへ。
この日は地元産の十割そば。なかなか美味かった。
我々が入店してしばらくすると、店外には空席を待つ列、列、列。
そばが売り切れしだい、閉店となる。
越前大野は、水の城下町。いたるところで湧水がみられる。
住民の7割が井戸を持ち、残る3割は水道水を使うが、その水道水も井戸からの
湧水だという。なんともうらやましい、日常の贅沢。
その湧水のひとつ、御清水(おしょうず)で水を汲む。
午後は、クルマで本願清水イトヨの里へ移動する。
比較的冷たい、かなりきれいな水にしか棲めない魚、イトヨがみられる。
水槽ではなく、自然の流れに泳ぐイトヨをガラス越しに見物できる。
体長5cm程度の、トゲウオの仲間だ。
[この日見られた植物たち]
■ウバユリ
■ウワミズザクラの実
果実酒にしたり、塩漬けにして食べられる。
■ノカンゾウ
花、蕾も可食。
■バイカモ
■新堀清水付近に繁茂するナガエミクリ
環境省のレッドデータで準絶滅危惧種だ。
新堀清水付近では、少ないながらイトヨも棲息しているらしい。