
■メイン写真
水分れ公園の手前から見た向山連山。左のピークが三ノ山、中央が向山
■今回のコース
水分れ公園→いそ部神社→観音堂登山口→二ノ山(滝山古墳)→岩座展望所→三ノ山→
亜炭展望所→四ノ山→松の台展望所→深坂北峰→ツツジが岡展望所→向山→
向山平展望所→五ノ山→蛙子展望所→蛙子峰→譲葉山分岐→珪石山分岐→清水山→
イルカ岩→南多田分岐→亀岩→剣爾岩分岐→領家の頭→天狗岩→鳳翔寺→水分れ公園
ヒカゲツツジの群生で知られる向山。
花芽のつき具合を確認する意味もあり、最もポピュラーなルートになるが、
向山連山の周回コースを歩いた。
標高をかせぐにつれ、ベチャベチャの雪が、岩と落葉と木の根と混然一体になって
何度も足を取られそうになったが、絶景ポイントが何ヶ所もあり、急登や
小ピークの登り返しなど、低山ながら充実の山歩きができた。

スタートは、「日本で最も低い標高の中央分水界」である水分れ(みわかれ)公園。
沢の流れが人工的に二分され、一方は日本海、もう一方は瀬戸内海に向けて
流れていく、珍しいスポットだ。

公園の手前にある、いそ部神社。「いそ」の字は山偏に石と書く。
少し西に戻るように、観音堂登山口から登山道に入る。

いきなりの急登続きでつらい。
二ノ山のピークの直下が、滝山古墳である。
昭和33年に発見され、平成3年に発掘調査されたという。
石棺は土中にあって見ることはできない。

二ノ山山頂にあった切株に、まるで食べられそうなキノコが!

二ノ山山頂。

二ノ山の四等三角点は、最近ぽつぽつ見かけるようになってきている新型三角点。

急坂にヒーヒー言いながら、岩座展望所に到着。

岩座展望所からは、南西側の眺めがすばらしい。
三ノ山に続き、亜炭展望所を過ぎると、少しずつ雪が増えてきた。

四ノ山。このピークを過ぎると、ヒカゲツツジの群落が現れる。
上品な薄黄色の花が美しいのだが、葉の形状等をみると、ツツジというより
シャクナゲに近い。

花芽はわりにしっかりついていた。今春、期待できそうだ。

小ピークには、ほぼ必ず名前がついている。深坂北峰に到着。

そして、北東の眺めが開けた向山に到着。
三角点もあるが、ここのは古いやつ。

この日の最高点、五ノ山からは進路が南に変わる。
体のバランスをとるために幹に手をやると、その衝撃で枝葉についた雪が
ドサッと落ちてくるので困る。ザックの雨ブタは、まるで雨に打たれたよう。

一度に1人ずつしか乗れないような尖った岩の蛙子(がえるご)展望所。
先に進むには西側から岩を回り込み逆側に出て、岩稜を東側に移る。

蛙子峰に到着。このあたりの雪が一番深かった。
それにしても「がえるご」の読み方は、どこかドイツ語っぽいな。
珪石山分岐を直進すると、かなりユニークな岩場に出くわす。
岩が細いU字型にえぐれ、真ん中には穴が開いていて、岩の橋のように
なっていた。

清水山は、マイクロウェーブ反射板が建つ。ここにも三角点があるが、
ここは二ノ山と同様、新型三角点が埋まっていた。

稜線を忠実にたどっていく。イルカ岩。巨大なイルカが口を開けている?
博打岩はかなり大きな岩だが、登っても展望はイマイチ。

続いて亀岩。これは、どの角度から見て、亀に見えなかった。
むしろ、カメノテが幾つもへばりついてる感じ。

剣爾(けんじ)山。この標識が立っている場所は、地形図上の416mピークとは
100m以上ずれている。しかし、標識に書かれた標高は416mとなっている。

剣爾山からは北側の眺めが開け、これまいで歩いてきた稜線が見てとれる。

領家ノ頭と名付けられた露岩。そろそろ標高も低くなってきた。

天狗岩。

岩の上に登ると、石生の小さな町と、城山が見える。

小さな岩がごろごろした、枯れ沢沿いの道を下っていくと、
最後は鳳翔寺の横に出た。
見どころが多く楽しさが尽きない、コンパクトな縦走周回コースだった。
水分れ公園の手前から見た向山連山。左のピークが三ノ山、中央が向山
■今回のコース
水分れ公園→いそ部神社→観音堂登山口→二ノ山(滝山古墳)→岩座展望所→三ノ山→
亜炭展望所→四ノ山→松の台展望所→深坂北峰→ツツジが岡展望所→向山→
向山平展望所→五ノ山→蛙子展望所→蛙子峰→譲葉山分岐→珪石山分岐→清水山→
イルカ岩→南多田分岐→亀岩→剣爾岩分岐→領家の頭→天狗岩→鳳翔寺→水分れ公園
ヒカゲツツジの群生で知られる向山。
花芽のつき具合を確認する意味もあり、最もポピュラーなルートになるが、
向山連山の周回コースを歩いた。
標高をかせぐにつれ、ベチャベチャの雪が、岩と落葉と木の根と混然一体になって
何度も足を取られそうになったが、絶景ポイントが何ヶ所もあり、急登や
小ピークの登り返しなど、低山ながら充実の山歩きができた。

スタートは、「日本で最も低い標高の中央分水界」である水分れ(みわかれ)公園。
沢の流れが人工的に二分され、一方は日本海、もう一方は瀬戸内海に向けて
流れていく、珍しいスポットだ。

公園の手前にある、いそ部神社。「いそ」の字は山偏に石と書く。
少し西に戻るように、観音堂登山口から登山道に入る。

いきなりの急登続きでつらい。
二ノ山のピークの直下が、滝山古墳である。
昭和33年に発見され、平成3年に発掘調査されたという。
石棺は土中にあって見ることはできない。

二ノ山山頂にあった切株に、まるで食べられそうなキノコが!

二ノ山山頂。

二ノ山の四等三角点は、最近ぽつぽつ見かけるようになってきている新型三角点。

急坂にヒーヒー言いながら、岩座展望所に到着。

岩座展望所からは、南西側の眺めがすばらしい。
三ノ山に続き、亜炭展望所を過ぎると、少しずつ雪が増えてきた。

四ノ山。このピークを過ぎると、ヒカゲツツジの群落が現れる。
上品な薄黄色の花が美しいのだが、葉の形状等をみると、ツツジというより
シャクナゲに近い。

花芽はわりにしっかりついていた。今春、期待できそうだ。

小ピークには、ほぼ必ず名前がついている。深坂北峰に到着。

そして、北東の眺めが開けた向山に到着。
三角点もあるが、ここのは古いやつ。

この日の最高点、五ノ山からは進路が南に変わる。
体のバランスをとるために幹に手をやると、その衝撃で枝葉についた雪が
ドサッと落ちてくるので困る。ザックの雨ブタは、まるで雨に打たれたよう。

一度に1人ずつしか乗れないような尖った岩の蛙子(がえるご)展望所。
先に進むには西側から岩を回り込み逆側に出て、岩稜を東側に移る。

蛙子峰に到着。このあたりの雪が一番深かった。
それにしても「がえるご」の読み方は、どこかドイツ語っぽいな。
珪石山分岐を直進すると、かなりユニークな岩場に出くわす。
岩が細いU字型にえぐれ、真ん中には穴が開いていて、岩の橋のように
なっていた。

清水山は、マイクロウェーブ反射板が建つ。ここにも三角点があるが、
ここは二ノ山と同様、新型三角点が埋まっていた。

稜線を忠実にたどっていく。イルカ岩。巨大なイルカが口を開けている?
博打岩はかなり大きな岩だが、登っても展望はイマイチ。

続いて亀岩。これは、どの角度から見て、亀に見えなかった。
むしろ、カメノテが幾つもへばりついてる感じ。

剣爾(けんじ)山。この標識が立っている場所は、地形図上の416mピークとは
100m以上ずれている。しかし、標識に書かれた標高は416mとなっている。

剣爾山からは北側の眺めが開け、これまいで歩いてきた稜線が見てとれる。

領家ノ頭と名付けられた露岩。そろそろ標高も低くなってきた。

天狗岩。

岩の上に登ると、石生の小さな町と、城山が見える。

小さな岩がごろごろした、枯れ沢沿いの道を下っていくと、
最後は鳳翔寺の横に出た。
見どころが多く楽しさが尽きない、コンパクトな縦走周回コースだった。