![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/db/3f5838a5d8feff89981f2f172871c63e.jpg)
■メイン写真
凝灰岩が浸食されて奇妙な形になっている屯鶴峯
■今回のコース
関屋駅→香芝総合公園跡→屯鶴峯154mピーク→地下壕群→屯鶴峯西峰197mピーク→
智弁学園第2駐車場→関屋駅
金剛山地の北端、屯鶴峯(どんづるぼう)。
緑の樹林帯の間に突然、白い凝灰岩が広がり、その様子が鶴が屯(たむろ)している
ように見えたことが由来だ。
昨年末に下見を終え、この日は「らくらく山歩の会」で歩いてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/fc/995479240fc043193a2c79f2e6a07496.jpg)
関屋駅から南へ、大きな家が多い住宅街を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/f2/90e2ac15908e261a42cc57ab0d62b526.jpg)
閉鎖された香芝総合公園の中を抜けていく。もったいないほどの設備。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/bf/c2a9ab39f28179ddf1231f375a2cb860.jpg)
交通量の多い国道165号を渡り、登山道に入ると、すぐ先が「楡の広場」だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/89/5730c9a83eba43b58fc5abcb53a0a038.jpg)
ほんの少しの登りで稜線に出て、南に進むと送電線鉄塔が立つ屯鶴峯の154mピークに着く。
二上山が迫る。屯鶴峯も金剛山地の一部であることを実感できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/44/4b98f939e09abe117b9a03f03517c666.jpg)
アオダモだろうか。黄色い花が咲き始めていた。
ちらちらと小雪が舞う寒い日だったが、確かに春は近づいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/13/57e5f1d9f573425f9f204507cabd7e63.jpg)
屯鶴峯の白い凝灰岩を見下ろしながら。
これは千数百万年前の二上山の噴火によってできたという。
50年前に遠足で来た、というお客様もいらっしゃった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/0c/bd3908b9a85a78895559657105fcb14d.jpg)
できるだけ簡単なところを選びながら慎重に通過する。岩は風化が進行中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/b1/5a0f5669486f8623892fa64f0a63fd30.jpg)
標高100m台だが、どこのアルプスを歩いているのかといったカット。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ac/070d5e39606517941f389e58cb736cd9.jpg)
U字型に尾根をめぐり、北上していくと水準点の小ピークを通る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b5/1a95c51252adaeb1c9d1ddef84920f0f.jpg)
その先で赤テープに導かれて急斜面を下りると、興味深い地下壕群がみられる。
西側の谷筋に貫通しており、向こうに光が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/80/87132e0d240a8de3837a590ad116183b.jpg)
第2次世界大戦末期の1944年、陸軍が航空総軍戦闘指令所などの軍事施設にする予定で
掘ったもの。約2ヶ月間、24時間、300人態勢で工事をしたが、完成前に終戦を迎えたという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c3/3025c83ed093c564d0d97304e633243a.jpg)
屯鶴峯の下を網の目のように横穴が掘られており、現在、一部は京都大学の地震観測所として
利用されている。その他のトンネルは、当時の姿が残っているが、落盤の懸念があるので
内部に入るのは遠慮したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/2c/041dfaa0adc3b02c231557bda4e9d39f.jpg)
トイレ跡と考えられているコンクリート槽のすぐ近くには、コンクリート片が残る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/6d/247327859caef0876c7a256017ade45c.jpg)
レンガのかけらが大量に散らばっている場所もあり、何らかの建物もあったようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/76/1c0f888460564bc242760ce1c19320b1.jpg)
階段と思われる、石を並べた跡も見られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b8/b64deb50856bc84c3375a2b2746c401c.jpg)
別の場所にもトイレ跡。排水システムが健在で、水が溜まらないそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/3c/f839df9c743e458cab9b5c31763596f0.jpg)
貴重な遺跡をあとに、小沢を渡渉すると、大阪と奈良の県境、果樹園の中に出る。
雪はやんで、日差しが戻って少し暖かさを感じた。
北へ林道を進むと、すぐにふたたび奈良県に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/a3/28939ee9393b595540147a352b00b89c.jpg)
関電巡視路の急坂を一気に登り、送電線が入り乱れるピークへ向かう
明神山から奈良盆地が一望できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/e2/8b6c16d5dd3bff8bfd226a3356e6a609.jpg)
屯鶴峯西峰の197mピークへは樹木に囲まれた平坦な場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/9d/95c39afffa8d931655591569e80ec49a.jpg)
下山は、ピークから続く北尾根の関電巡視路をとる。大阪教育大学のキャンパスが
見下ろせる。
最後は智弁学園の高い壁沿いに下り、学校の駐車場に出る。
関屋駅へ戻ると、ちょうど準急電車がホームに滑り込んできた。
凝灰岩が浸食されて奇妙な形になっている屯鶴峯
■今回のコース
関屋駅→香芝総合公園跡→屯鶴峯154mピーク→地下壕群→屯鶴峯西峰197mピーク→
智弁学園第2駐車場→関屋駅
金剛山地の北端、屯鶴峯(どんづるぼう)。
緑の樹林帯の間に突然、白い凝灰岩が広がり、その様子が鶴が屯(たむろ)している
ように見えたことが由来だ。
昨年末に下見を終え、この日は「らくらく山歩の会」で歩いてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/fc/995479240fc043193a2c79f2e6a07496.jpg)
関屋駅から南へ、大きな家が多い住宅街を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/f2/90e2ac15908e261a42cc57ab0d62b526.jpg)
閉鎖された香芝総合公園の中を抜けていく。もったいないほどの設備。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/bf/c2a9ab39f28179ddf1231f375a2cb860.jpg)
交通量の多い国道165号を渡り、登山道に入ると、すぐ先が「楡の広場」だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/89/5730c9a83eba43b58fc5abcb53a0a038.jpg)
ほんの少しの登りで稜線に出て、南に進むと送電線鉄塔が立つ屯鶴峯の154mピークに着く。
二上山が迫る。屯鶴峯も金剛山地の一部であることを実感できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/44/4b98f939e09abe117b9a03f03517c666.jpg)
アオダモだろうか。黄色い花が咲き始めていた。
ちらちらと小雪が舞う寒い日だったが、確かに春は近づいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/13/57e5f1d9f573425f9f204507cabd7e63.jpg)
屯鶴峯の白い凝灰岩を見下ろしながら。
これは千数百万年前の二上山の噴火によってできたという。
50年前に遠足で来た、というお客様もいらっしゃった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/0c/bd3908b9a85a78895559657105fcb14d.jpg)
できるだけ簡単なところを選びながら慎重に通過する。岩は風化が進行中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/b1/5a0f5669486f8623892fa64f0a63fd30.jpg)
標高100m台だが、どこのアルプスを歩いているのかといったカット。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ac/070d5e39606517941f389e58cb736cd9.jpg)
U字型に尾根をめぐり、北上していくと水準点の小ピークを通る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b5/1a95c51252adaeb1c9d1ddef84920f0f.jpg)
その先で赤テープに導かれて急斜面を下りると、興味深い地下壕群がみられる。
西側の谷筋に貫通しており、向こうに光が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/80/87132e0d240a8de3837a590ad116183b.jpg)
第2次世界大戦末期の1944年、陸軍が航空総軍戦闘指令所などの軍事施設にする予定で
掘ったもの。約2ヶ月間、24時間、300人態勢で工事をしたが、完成前に終戦を迎えたという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c3/3025c83ed093c564d0d97304e633243a.jpg)
屯鶴峯の下を網の目のように横穴が掘られており、現在、一部は京都大学の地震観測所として
利用されている。その他のトンネルは、当時の姿が残っているが、落盤の懸念があるので
内部に入るのは遠慮したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/2c/041dfaa0adc3b02c231557bda4e9d39f.jpg)
トイレ跡と考えられているコンクリート槽のすぐ近くには、コンクリート片が残る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/6d/247327859caef0876c7a256017ade45c.jpg)
レンガのかけらが大量に散らばっている場所もあり、何らかの建物もあったようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/76/1c0f888460564bc242760ce1c19320b1.jpg)
階段と思われる、石を並べた跡も見られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b8/b64deb50856bc84c3375a2b2746c401c.jpg)
別の場所にもトイレ跡。排水システムが健在で、水が溜まらないそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/3c/f839df9c743e458cab9b5c31763596f0.jpg)
貴重な遺跡をあとに、小沢を渡渉すると、大阪と奈良の県境、果樹園の中に出る。
雪はやんで、日差しが戻って少し暖かさを感じた。
北へ林道を進むと、すぐにふたたび奈良県に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/a3/28939ee9393b595540147a352b00b89c.jpg)
関電巡視路の急坂を一気に登り、送電線が入り乱れるピークへ向かう
明神山から奈良盆地が一望できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/e2/8b6c16d5dd3bff8bfd226a3356e6a609.jpg)
屯鶴峯西峰の197mピークへは樹木に囲まれた平坦な場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/9d/95c39afffa8d931655591569e80ec49a.jpg)
下山は、ピークから続く北尾根の関電巡視路をとる。大阪教育大学のキャンパスが
見下ろせる。
最後は智弁学園の高い壁沿いに下り、学校の駐車場に出る。
関屋駅へ戻ると、ちょうど準急電車がホームに滑り込んできた。