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中日痛い一敗

2011年11月17日 12時33分53秒 | Weblog
日本シリーズ第4戦。
一勝二敗で迎えたソフトバンクは先発に今季の最多勝投手ホールトンを立てた。
対する中日の先発は川井。
今季の実績だけで考えるなら、優位なのはソフトバンク。
しかしホールトンは今季のCSで一回も登板をしていない。
それに対して、川井はCSファイナルシリーズでヤクルトに対して五回無失点。
ホールトンの登板間隔から、序盤のピッチングが心配されたが、
そのホールトンが投げる前に、中日は2点を失ってしまった。
そして結果的にはこの2点がものをいい、1-2d中日はこの試合を落とすことになった。

この敗戦が中日にとって、痛い敗戦というのは、ただ対戦成績が追いつかれたということではない。
二勝二敗となったことで、日本シリーズは第六戦(福岡)まで続く。
中日は地の利のある名古屋で日本一を決めることが出来なかった。(今年はホームのチームが全て負けているが)

ただそれ以上に痛かったのが、今季の中日の勝利パターンで敗れたことだ。
先制を許したもの、4回から7回まで無安打に抑え、8回、9回には浅尾まで投入した。
そしてその中で、5回、6回と同点、逆転のチャンスを手にした。
シーズン中の中日であれば、この流れの中で逆転をして、白星を手にしていたはずだ。
しかし、中日はこの流れの中で逆転はおろか、同点に追いつくことも出来なかった。
確かに谷繁が不調なのは痛い。しかし原因はそこではない。
褒めるべきはソフトバンクの投手陣である。5回を最少失点で抑えたホールトン。
6回の無死満塁を抑えた森福。8回、9回をパーフェクトに抑えたファルケンボーグ。
セ・リーグにここまで投手陣を揃えたチームはいなかった。
だからこそ、中日は優勝することが出来た。

この相手の投手陣を目にして、今後中日はどうするのか。
両チームとも中継ぎがしっかりしていることで、勝つ為には先行逃げ切りしかなくなった。
鍵を握るのは、お互いの先発ピッチャーになる。
今日の第5戦、それぞれのチームは誰を先発させるのか。中四日で第一戦のピッチャーをつぎ込んでくるのか。(和田、チェン)
それともソフトバンクは山田(または岩嵜)、中日はソト(おそらく山井はないだろう)が来るのか。
ただ一つ言えることは、中日はここで敗れると…。