2013年8月24日(土) 三島の天気は曇り。
先月、7月に登った、富士山。。。
世界遺産に登録されてからは、連日多くの登山客で賑わっている。
そんな中、会社のイベント行事で、富士山に登る企画があったので、早速、参加表明を出し、土日の夜間登山に挑んできた。
15時50分 JR三島駅に集合。
三島までは、途中、寄り道をして、バイクで、約2時間半ほどで到着。
三島に着く前に、小田原厚木道の平塚PAで、昼食と、買出しをした。
登山ついでに、箱根経由で、ツーリングもたっぷり楽しんだ。
三島駅に着いてからは、駅の南口駐輪場にバイクを停める。
ここは大型もOKであり、料金は1日150円。翌日も150円を支払った。
ライダーから、登山スタイルへと変身。。。
バイクには、バイクカバーと、錠を施しておいた。
これで、夜間も多少は安心だろう。
集合時間まで、まだ時間があったので、近くのお店で、おやつタイム。
ずっと汗だくだったので、ようやく、クールダウンが出来た。
さて、そろそろ集合時間だ。。。
三島駅で、会社の人達と合流し、タクシーで富士宮口五合目へ。
三島の空は、曇っていたが、富士山のてっぺんは見えていた。
17時40分 富士宮五合目に到着。
先ずは、ここで小一時間ほど、休憩し、高度順応を行う。
五合目の展望デッキからは、時折、雲が晴れ、夕陽が見えた。
明日の朝は、ご来光が見れるだろうか。。。
そして、1時間以上の高度順応の後。。。
19時15分 五合目を出発。
久々の、夜間登山。。。
夜は、周りが見えない分、足元に気を配らないといけない。
また、睡眠不足も重なり、雨でも降ると、最悪の体調となってしまう。
高山病にならないよう、いかに気を付けて登れるかが大事だ。
19時35分 六合目に到着。
ここまでは、まずまずのペース。
一列になって、ゆっくり登り、先ずは、まだ余裕の状況。
ここで、30分ほど休憩し、その後、出発する。
20時50分 新七合目に到着。
今回は、団体行動なので、ペースはかなりゆっくり。
道中も、何度か休憩が入るので、初心者でも良いペース配分だ。
ここで、お腹が空いたので、買っておいたバクダンおにぎりを食べる。
キムチに、からあげに、マヨネーズなどが入って、ボリューム満点。
こんな面白い、ポールを持っている人がいた。
ポールの頭部分に、方位磁石や、カメラのアタッチメントが着く。
カメラが重そうだけど、なかなか、面白いグッズだ。
ゆっくり休憩した後、再び、出発する。
途中の休憩場所にて。
空を見上げると、星や、月がキレイに見えた(星は写ってませんが)。
下界を見ると、小さく花火が見えたり、雷の音かと思ったら、自衛隊の演習音だったり、街中の明かりから、駿河湾が何となく見えたりした。
22時 元祖七合目に到着。
また、七合目だ。。。
風が吹き出し、じっとしていると、身体が寒く感じてきた。。。
皆、ウインドブレーカーや、レインウェアなど、羽織りだす。
外国の人達は、軽装なのか、エマージェンシーシートなどで身体を包み、岩陰に隠れ、休んでいた。
今回、登っていると、外国の方々の多さに驚く。
登山する人の、半分くらいは外人じゃないかって言うくらい、多い。
ブラジルや、インド、ヨーロッパから来た感じの人達までいる。
毎年、富士山に登っているが、今年ほど、こんな多さを感じた事はない。
八合目まであと少し。。。
23時25分 八合目に到着。
そろそろ、皆さん、疲れも出てきた様子。。。
しかし、頭痛を訴える人や、気分の悪い人は見当たらなかった。
むしろ、元気に話している。
ペース配分が、ゆっくり目なので、うまく高度順応している感じだ。
じっとしていると、かなり寒くなってきた。
ここまで、シャツと長袖の2枚だったが、レインウェアを着だす。
0時に八合目を出発。
九合目を目指し、皆さん、黙々と歩き続けた。
あの明かりを目指して。。。
0時55分 九合目に到着。
この辺りから、周りを雲が覆いかぶさり、霧雨を感じるようになる。
風もキツイ。。。
そろそろ、眠くもなってきた。
皆さん、持ってきているアウターなど、何重にも着込みだす。
確かに、それほど寒かった。(自分はまだ3枚だったが。。。)
45分程、休憩した後、全員集合し、最後の登頂に向け、歩き出した。
2時20分 九合五勺に到着。
寒さがハンパない。
じっとしていると、身体が震えだす。
最後の手段を使おうか(ダウンジャケット)、悩んだが、まだ着なかった。
45分休憩した後、3時には、ここを出発し、いよいよ次は山頂へ。
道中、何度か一息をたっぷり入れ。。。
4時すぎ 山頂に到着。
あれ?
これは、もう雨?。。。
7月の富士登山もそうだったが、山頂は、また雨だった。。。
これでは、ご来光は無理な様子。。。
山頂で一息入れたあと、これから剣ヶ峰に向かうとの事だった。
が。。。
強風に、雨、寒さ、しかも辺りは真っ暗という、悪条件。。。
これは危険と判断され、剣ヶ峰は諦めることになった。
剣ヶ峰は、道幅はあるものの、急登で砂地の為、登りにくく、左は山肌斜面、右側は火口で、強風や、道が分からないと、落ちる可能性もある。
ちなみに、これが晴れた日の剣ヶ峰への道(馬の背と呼ぶ)。
体が震えてたので、山小屋が5時に開くのを待ち、全員、避難した。
山小屋の中に入ると、濡れた人達でイッパイに。。。
多くの人が、カップ麺をすすり、暖を取っていた。
自分は、雨だけしのげれば良かったので、玄関口で待機。
携帯はびしょ濡れ、カメラもレンズに水が入り、マシに撮れなかった。
外に出てみると、時折、普通の雨になるが、もう大雨に感じる。。。
ご来光は、やはり見れなかった。
写真の写り具合も、ヒドイ。。。
団体行動を取ると、若干1名が足りない事態が起きたりする。
今回も、幾度かの場面で『一人どこ行った?』と言う事があった。
こういう状況なので、他のツアーでも、同じことが起きたりしていた。
全員がようやく集合した為、6時に下山開始。
登ってきた富士宮ルートでなく、御殿場ルートからの下山だ。
富士宮ルートは、岩場が多く、下山は、足腰に負担が掛かる。
御殿場ルートは、砂利道メインなので、下りやすかった。
下山写真は、ずっと雨が降り続けたので、撮らなかった。
こういう時の為にも、防水カメラを一つ携帯するのも良い考えだろう。
八合目を経て、大砂走りに入る。
この大砂走りも、御殿場ルートの魅力のひとつ。
だが、疲れているのか、一部の人を除き、皆さんは、ゆっくり下っていた。
暫くして、大砂走りの途中から、プリンスルートへと進路を変える。
このルートは初めてだった。
プリンスルートは、宝永山の火口を周るコース。
このルートを歩けば、富士宮口五合目へと到達できる。
大きめの砂利道だが、歩きやすく、やや砂走りみたいなコースだった。
火口の景色が雄大で素晴らしく、晴れていたらもっと良かっただろう。
途中で休憩したあとは、富士宮ルート六合目への登りが待っていた。
9時40分 六合目に到着。
雨は、一向に止まなかった。
そして、ようやく。。。
10時 五合目に到着。
いや~、お疲れ様でした。
タクシーに乗るため、濡れたカッパ類を整理しようと、展望デッキに行くと、某リポビタン〇のサービスを受けた。
企業の宣伝らしく、降りてくる人達に1本サービスしていた。
疲れた体には、とても嬉しい。
更に、ここで私達の集合写真を撮った際、あちらから、ファイト一発の写真を撮りたいとの事だったので、喜んで、受けてあげた。
その後、サービスで、もう1本美味しく頂きました。
ようやく、タクシーに乗り込み、一息つく。
冷えた身体を、暖房で温めてもらい、皆、疲れ切って寝ていた。
帰りは、三島にある日帰り銭湯へと寄り、そこで汗を流し、宴会で盛り上がり(自分はコーラでガマン)、その後、15時すぎに皆さんとお別れした。
駐輪場に戻り、荷物を収納し、ライダーへと変身。
順調に三島を出発したが、東名は2件の事故渋滞。。。
12キロと、17キロだったので、先が思いやられた。
おまけに、沼津辺りから、とても強い雨にやられ、渋滞をすり抜け、2時間掛かって、ようやく自宅へと戻る事が出来た。
今回で、10回目となる、富士登山。
7月の富士登山では、雨は降ったが、かろうじて、ご来光は拝めた。
来年は、いよいよ入山料の徴収が本格化されるだろう。
料金にもよるが、高額であれば、毎年の富士登山はやめるかも知れない。
でも、季節が来れば、やはり登りたくなるかも知れない。。。
皆様、お疲れ様でした。
-Danke-