Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

等身大の自分をさらけ出すこと

2009-12-02 07:29:25 | 明川 哲也 さん
もう、すっかり季節は「冬」ですね。
買い物をしていても、ショップの中は、クリスマス色に染まっていることを見ると、今年も残り少なくなったなぁ…と感じます。

将棋界では、渡辺 明 竜王が、4連勝のストレートで防衛、竜王戦6連覇を達成し、相撲界(角界)でも、横綱・白鵬関が、九州場所の優勝と、年間最多勝記録を更新しました。
いずれも、凄い活躍ですよね。

さて、拙ブログの読者なら、ご存じの、このシリーズ

そうです。明川 哲也 さんの登場です

朝日新聞の「こころ」のコーナーの『悩みのレッスン』というコラムの回答者として、4週間に一度のペースで登場されています。

2007年6月1日に紹介し、記事をエントリーした当の本人は、こんなにヒットするとは思っても見なかった、「『ゆるゆる教』のすすめ」のような、素晴しい「明川ワールド」を、今回も読者の皆さんに堪能していただけるでしょうか

今回は、5月31日に登場した分を紹介しますが…皆さんの期待を裏切っていません。

では早速、紹介したいと思います


紹介するのは、神奈川県にお住まいの、21歳の大学生の女性の方の相談に対する回答です。

相談事は、自分の心の周りを固めてきた壁が最近、ボロボロと崩れ出した。落ち込みやすく、他人も受け入れられないと感じている。自分の手に負えないのに周りに言えず、一人で泣いては自己嫌悪に陥り絶望する悪循環。「片親だから」と言われないように、小さい頃から「強くなければ」と家族を支え、周りに迷惑をかけないようにしてきた。自分と向き合うことは避け、心の周りを囲むことで平気なつもりだったが、今は自分をコントロールできない。本当は甘えん坊の弱い人間なのに、強いふりはもう限界。積み上げ続けてきた壁をなくすには、どうしたらよいか…という内容。

悩みとしては、シリアスですね。
カウンセリングが必要なほど深刻…かもしれないですよね。
なぜなら、カウンセリングは、自分の心と「相談」して、心に思う事を言葉に出して、「悩みの対策方法」を、カウンセラーと共に考える事だと、私は思うから…。
カウンセリングを受けるのが、ちょっと抵抗がある…と言うのならば、先ずは「本当の自分」を見つけて、それを他人に見せることから始めたら?…と、私なら回答しそうです。

ところが、そんな相談者に対し、明川さんは、以下のように、相談者の心を理解しながら、絶妙な回答をしています

以下、記事を全文引用して紹介しましょう。

*************************************

 あなたが生まれた時、あなたの心とともに、あなたの苦悩も生まれた。これはボクの場合も同じです。たいていの苦しみは外側が作り出したのではなく、ボクらの心によるものです。
 そんなことはない、とあなたはおっしゃるかもしれない。片親だと言われたことがあるから自分は負けないようにしてきた。原因は他人にあるのだと。でも、ほぼすべての人は、親とあなたの頑張りに拍手こそすれ、蔑んだりはしないと思います。厳しいことを言うようですが、あなたの心はしゃにむに手を伸ばし、必要のない壁を築いてきたのではないですか。
 いえ、そもそも本当にその壁はあったのかどうか。
 鮮やかな緑の季節、ツバメが飛び交っています。一人佇んでいるあなたを薫風が包みます。あなたのことは知らないけれど、ボクはあなたの風景を想像します。どうしてもボクには壁など見えない。
 壁がボロボロになったのなら、もうそれは一気に崩してしまいましょう。あなたの思い込みでしかなかったのだから。等身大の、弱いままのあなたで、泣いたり笑ったりしながら顔をあげれば、おろおろしている人たちは仲間だったのだと、きっとわかるはずです。
 その時、壁の破片は寄せ集まり、あなたの翼になっている。そしてあなたは初めて羽ばたき、ツバメたちのように地平を越え、倒れた人たちを抱きしめに行くことでしょう。多くの友が、これからのあなたに生まれると思います。

*************************************

なるほど…

助言内容は、私の内容とほぼ被っているとは思うのですが、明川さんは優しく…

「鮮やかな緑の季節、ツバメが飛び交っています。一人佇んでいるあなたを薫風が包みます。」
「壁の破片は寄せ集まり、あなたの翼になっている。そしてあなたは初めて羽ばたき、ツバメたちのように地平を越え、倒れた人たちを抱きしめに行くことでしょう。」

と、相談者を「一羽の薫風に佇むツバメ」に例えて、等身大の自分をさらけ出すようにと、相談者の心に染み入りる様に語りかける…。

これは、明川さんならではの、相談に対する回答ですよね。

いやぁ~どこまでその明川さんの「世界」は、「深く」て「広く」のでしょうかね

このペースですと、11月22日に登場されていますから、その次のご登場は、12月20日頃と思われます。

今回紹介した分を含めて、以前の明川さんの回答記事を、「物が捨てられない根性」保管していますので、11月22日分や、次のご登場の分を含めて、順次紹介していきましょう

この次も、どんな相談事に対し、どう回答して下さるのか…期待していますよ、明川さん

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2 Comments

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優しい表現 (imuimu)
2009-12-02 08:26:55
おはようございます

同じ事を伝えるにもイメージから入ると
とても入り易いし、暗示にもかかり易くなりそうです。
そっか~、わたしには壁等無かったのか・・・
そんな風に思えますよね

私も同じ様に思った事があります。
自分のレッテルを剥がしたい・・・・

レッテル等自分で勝手に貼ったものかもしれませんね(^^)
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本当に優しい (Dancho)
2009-12-02 19:12:57
imuimuさん、こんばんは。

コメント、ありがとうございます。

この記事を紹介した当の本人も、思い当たるところがあるので、自戒になっています(^ ^ ;。

実は、声に出して言えないだけで、少なからずこういう思いをしたことがある人って、結構居るんじゃないかと思います。

相談者に対してだけでなく、読者へも語りかえるような回答って、なかなかできないけれど、明川さんは、いとも簡単にそれができるので、すごいなぁ…と思うばかりです。

とにかく、前を見て、ありのままの自分でいたいなぁ…と、言い聞かせています。

先ずは、コメントを頂戴した事に対し、心より御礼まで。
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