Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

追悼・将棋好きの石立 鉄男 さん(6)/『スチュワーデス物語』でのご活躍(5)

2008-01-01 00:00:00 | 将棋
新年、明けましておめでとうございます
読者の皆さん、本年も『Danchoのお気楽Diary』へのご支援を、どうぞ宜しくお願い申し上げます

小生の趣味の一つである将棋界は、竜王戦は、渡辺 明 竜王が「前人未到」の4連覇達成で幕を閉じ、今年は『永世竜王』へ挑戦することになります。
棋王戦は、羽生 善治 二冠が挑戦することになり、その羽生二冠が保持しているタイトルである王将戦には、王座戦に続いて今年度2度目の登場となる、久保 利明 八段が挑戦することが決まりました。今年度の将棋界もいよいよ佳境に入っていきます。

ところで、昨年6月1日に、船戸 陽子 女流二段(マイナビ女子オープン本戦では、応援したのですが、残念でした…)のブログで既報の通り、故・高柳 敏夫 名誉九段の道場で、将棋を指していらっしゃった、将棋が大好きな俳優の石立 鉄男さんが、逝去されました。
早いもので、あれから7ヶ月が経つんですね…。

心より、ご冥福をお祈りします

昨年9月から始めた、石立さんを追悼する意味で、石立さんがご出演なさっていた数多くのドラマのうち、小生自身が映像として所有している『スチュワーデス物語』全22話を通してのご活躍の様子を、画像引用して2~3話/回のペースで、可能な限り石立さんの月命日にあたる毎月1日に紹介する、全10回を予定しているシリーズ。

今日は元日ですが、石立さんの月命日にも当たりますので、このシリーズの第5回目をお届けしたいと思います(以下、敬称略)。

大変古い画像ですので、若干お見苦しい点はご容赦ください。


【画像引用】

TBS系列 大映テレビ製作ドラマ 『スチュワーデス物語』 第10話~第12話


【ストーリー】

●第10話『娘は度胸よ!』


飛行機が不時着した場合の乗客救命の一環である水泳の訓練で、478期の訓練生・松本 千秋(堀 ちえみ)は、泳げないゆえに水に対する恐怖から尻込みしてしまう。エマージェンシー担当教官・岩崎(中島 久之)らの手を借りて、何とかプールに入水するが、救命胴衣を身に付けているにも拘らず、慌ててしまう。


そんな様子を見ていられない478期担任教官の村沢 浩(風間 杜夫)は、手を貸そうとするが、客室乗員訓練部課長・柿野 竜太(石立 鉄男)は、専門訓練だからと、手を貸そうとする村沢を引き留める。


村沢は千秋に「俺を救命ボートと思って飛び込め」と助言し、くれない寮に戻って一人水泳の特訓を応接室でする。
その矢先に、村沢の父が勤務する新藤 真理子(片平 なぎさ)の父・久之(鈴木 瑞穂)が経営する会社内で、久之が村沢の父を脅したことに端を発し、村沢の母・冬子(南田 洋子)が寮に押しかけ、千秋に村沢と別れるようにと必死の形相で詰め寄る。
千秋は、おどおどするだけで冬子の押しに負け、遂には村沢と別れる約束をしてしまう。


村沢と無理やり別れる約束をさせられた千秋は、不時着の救命脱出訓練にも身が入らず、つい海に転落して溺れそうになり、意識を失う。
村沢と専門教官の岩崎の必死の介護で千秋は息を吹き返し、一命を取り留めるが、その後村沢は千秋に、集中力を欠いた訓練態度を、千秋の胸の内を知らずに「このままだと478期の落ちこぼれになる」と咎めてしまう。


478期の落ちこぼれとなって、村沢を悲しませることは避けたいとの思いから、千秋は風邪気味の体調不良を隠して、村沢に水泳の特訓を申し出て泳げるようになる。ところが、この時の特訓の無理が祟って、救命脱出訓練に合格を告げられると、その場で倒れてしまう。
倒れてしまった理由を、478期の同期生達が村沢に告白し、村沢と村沢の母・冬子にその原因があったことを、村沢はこの時初めて知り、千秋に詫びると共に、真理子と婚約を解消して別れることを決意する。


村沢が婚約を解消し、千秋を幸せにすることを真理子に告げると、真理子はそれを拒み、苛立ちからフランス・パリに逃避行してしまう。村沢はフランスに逃避行した真理子を何としてでも説得するために、追いかけるようにフランスに向かうのだった。


●第11話『ラブレターで事件』


真理子と婚約を解消する説得のためにフランス・パリに飛んだ村沢に、柿野は村沢のパリの到着時刻に合わせるように空港に電話を入れ、村沢に千秋が村沢を愛することをあきらめさせる手紙を書くように命じる。しかし村沢は、手紙は書くが、内容は「ラブレター」とすることを、その場で柿野に告げる。


村沢がフランスに飛んでいる間、柿野は千秋に村沢をこの機会に忘れて訓練に打ち込むように力説する。しかし、千秋の村沢に対する思いは、相当強かった。


そしてある日、千秋と同期生で友人の木下 さやか(山咲 千里)が、村沢が千秋に宛てた手紙がフランスから届いたことを告げ、千秋に手渡す。


さやかから手渡された村沢からの手紙を一心不乱に読み、千秋は心から励まされる。そこには「今、お前は歩みののろいドジなカメかもしれない。だが、カメでも頑張って歩き続ければ、ウサギにだって勝てる」と書かれていた。ここから、このドラマから生まれた流行語である『ドジでのろまなカメ』の名台詞が誕生する。
千秋は、この手紙をいつも胸にしまい、大事にするのだった。


村沢からの「ラブレター」に励まされた千秋は、救急看護法の訓練でも張り切る。その訓練態度に、柿野もご満悦だったが、その原因が村沢からの「ラブレター」にあることを知らされると、複雑な表情を浮かべる。


ある日のこと、千秋が村沢を追いかけてパリに向かう飛行機(第6話参照)で偶然隣席になった南 洋子(中島 唱子)が、くれない寮にやってきた。パリで現地留学生から恋人を取り戻した洋子は、遂に結婚することになり、千秋に結婚式への出席と、披露宴で訓練生全員で余興を披露してほしいと依頼する。


結婚式が終わり、新郎・新婦が山の別荘に到着するが、新郎・新婦は階段を昇る際に足を滑らせて転落。新婦の洋子は膝から大量に出血し、新郎は足を骨折してしまうが、付き添った千秋が救急看護法の訓練内容を思い出しながら処置をする。


あまりの大量の出血に失神してしまう洋子を、千秋は山の麓の病院に背負って運ぶ。途中でくじけてしまいそうになるが、胸にしまっていた村沢の「ラブレター」の励ましを根性に変えて、再び気力を振り絞る。


そして遂に、千秋は洋子を麓の病院に運ぶことに成功し、手当を受けられるようになる。


専門教官の岩崎から、柿野は、千秋が救急看護法の試験に欠席していることを告げられ、やがて千秋が疲労困憊の姿で訓練課長室に現れるが、千秋が遅刻した原因を、入院先の病院から電話を入れた洋子から知らされ、フランスにいる村沢と電話で話すことを千秋は許される。もちろん、救急看護法の試験は、洋子を助けたことによって免除で合格となった。


●第12話『恥知らずなウソ!』


真理子と婚約を解消す説得のためフランスに飛んでいた村沢が帰ってくることをしり、千秋は大喜びで同期で友人の中島 友子(白石 まるみ)らにそれを告げる。


空港まで村沢を出迎えに出かけた千秋だったが、村沢は婚約解消を説得したはずの真理子と腕組みをして、ゲートを潜って現れた。その姿を目にした千秋は、ショックを受ける。


千秋から、村沢が、婚約を解消したはずの真理子と腕を組んで帰国したことを告げられた同期で友人のさやか,友子,石田 信子(高樹 澪)らは、許せない気持ちを、接客態度の訓練中に村沢にぶつけて攻撃する。


さやからの訓練態度を知った柿野は、村沢の訓練の不行き届きと咎める。
しかし、村沢は、千秋に対する友情からさやからに攻撃されたことを察知していた。


千秋は、真理子と帰国した理由を問いただす。そこで村沢から、婚約こそ解消したが、それまでの6年間の交際期間を静かに終わらせるために、残り1カ月間だけ交際を続けることを了承したためと告げられ、千秋は納得する。
これを知らされた友人のさやからも納得する。


ある日の接客態度の訓練。この日は、乗客の食事に対するクレームに対する応対方法の訓練であった。千秋は同期の落合 克美(松岡 ふたみ)と組んで訓練に臨む。
乗客役の克美は、出されたサラダに虫が入っているから飛行機代を無料にして欲しいという無茶なクレームを、スチュワーデス役の千秋にたたきつける。


飛行機代無料が不可能なら、床に土下座して詫びるようにという克美のクレームに、根性で千秋は土下座をして応じる。実はこれが正解で、村沢も感心する。


村沢に「温かい心と、ひたむきな努力があるから、良いスチュワーデスになれる素質がある」と褒められて、千秋は上機嫌になる。思わず村沢の腕に手を回して腕組みしてしまうのだった。


【編集後記】

石立さんは、このドラマでは、風間 杜夫さん演じる村沢教官の上司に当たる役で、村沢と片平 なぎささん演じる真理子との関係の歪みと、千秋と真理子の軋轢といった、このドラマのストーリー上重要な展開がヒートアップしていく関係から、ポイントの場面では随所に登場している。
今回は3話紹介したように、主に村沢,真理子,千秋の3人の関係がクローズアップされる展開で、登場場面は比較的少なかった。
しかし、その「三角関係」の「暴走」を和らげる意味合いで、重要なポジションにあり、存在感は抜群である。
こうした映像を見るたびに、7か月経った今でも、存命でないことが信じられない気持ちである。


【予告】

次回は、第13話と第14話をご紹介します。
(なお、次回以降は、本シリーズが完結する6月1日(予定)まで、2話/回のペースで紹介します。)
エントリーは2月1日の予定です。

お楽しみに
Comments (4)
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