りあるえすてぇいと・にゅうす

徒然なるままに更新しておりました・・・

久々読書レビュー

2013-01-25 11:45:00 | 読んだ本あれこれ
予報どおり、雪が降りしきっております。。。
折角解けていい感じだったのに
さて、久々に読書レビューです。今回はこんな本

『日本経済を殺した真犯人はだれだ!?』 三橋 貴明 著

AMAZONレビューより
日本経済を殺した真犯人はだれだ?
すなわち、1998年以降の日本経済のデフレ深刻化の主犯は誰? という問いかけだが、答えはもちろん「政策」である。
本書は、犯人探しがテーマではない。
政策を決定する政治家、そして、その政治家を選んだ日本国民は、なぜミスを続けたのか?
そのことを探り、有権者である我々は何をすればいいのか?
を考察することが本書のテーマである。
著者である三橋氏は、社会に蔓延する「情報の歪み」にひとつの原因を見る。
「情報の歪み」は、著名な経済学者たちが、「正しい対策」として提言した政策に他ならない。
「デフレ期」にあるにもかかわらず、「デフレを促進する」政策を主張し続けた結果が、
現在の日本経済の停滞を招いたのである。
危機に喘いでいるのは日本経済だけではない。
ギリシャ危機に端を発したユーロの構造的な問題についても、本書では触れられる。
現在の日本経済が抱えている問題、それを取り巻く世界経済の問題、
それを解決する処方箋を、三橋氏とともに考えてみたい。



デフレの解消のために必要なことは単純に言うと「お金をもっと使うこと」です。

赤字だろうが何だろうが、この危機を脱するには、日銀がお金を刷り、それを政府が公共事業などで使ってお金を市場に循環させることが必要不可欠なのです。


が、


「無駄な公共事業はどんどん削れ」、「赤字国債を発行して、これ以上将来にツケを回してはいけない」などと、必ずこの批判が必ず出てきます。


筆者は、この批判にデータで反論をしています。



例えば公共事業

一つ例を挙げると、道路って、大体50年くらいで大規模な改修・耐震補強をする必要があります。日本の道路の殆どが高度経済成長期(1960年代)に作られたものなので、今がその改修、補修のタイミングなのです。
こういった工事を先延ばしにすることは、「将来にツケを残す」事にはならないんでしょうか?

欧米でも、こういった補修の公共事業は増加しています。

また、日本は様々な自然災害が起こる自然災害大国です。緊急避難経路としての役割を道路は担っています。一概に無駄だから作らないというわけにもいかないのです。(先の大震災でも道路の重要さが知れ渡ったと思います)


例えば赤字国債

欧州危機の火種となっているギリシャ・スペインは、実際に他の国から借金をしている状態です。しかも、ユーロ圏の縛りの中で財政再建せざるを得ず、緊縮財政を強いられています。ギリシャ、スペインの失業率は20%を越えています(スペインの若年層の失業率はなんと50%!!

一方日本は、対外国では負債よりも債権の方が大きい上、日本国債の90%は国内で流通しています。他国からキ〇〇マ握られている(下品な表現で失礼!)なんてことはありません。



そのほか詳しくは、是非ご一読いただきたいです。が、もう少しだけ紹介します。


この本以前から問題にされているのですが。

何と財務次官だった丹呉泰健氏が読売新聞に天下りしているんです


どうりで財務省の提灯記事が多いと思いました。
しかも今日の新聞には、消費税の軽減税率適用に書籍・新聞を入れることを検討しているなどと書いてありました。


何しろ、活字文化の保護のためらしいのですが、提灯記事か、なんでも反対記事か、それ以前に論外かの三通りしかない大手新聞様のどこが活字文化の保護に寄与しているのでしょうか?理解に苦しみます。


日本人が望んでいるのは、グローバル経済に適応するかどうかなんて事よりも、景気が良くなって皆が幸せになることです。

 現政権は、量的緩和と財政出動の両輪で、デフレに立ち向かおうとしていますので、横槍が入らないように見守って生きたいです。


※余談ですが、財政出動(赤字国債発行)に対して紋切り型の批判をしたがる人って、殆ど新聞とテレビしか見てないんですよね。様々なメディアに触れることの重要性が良く分かのと同時に、TVと新聞の影響力の大きさ、洗脳の簡単さが分かり、空恐ろしくなります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿