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坂田健史対デンカオセーン・カオヴィチット(2007/11/04)

2008-01-02 16:47:46 | ボクシング
WBAフライ級タイトルマッチ

11月に行われた坂田健史選手(Takefumi Sakata)2度目の防衛戦。タイのデンカオセーン・カオヴィチット選手(Denkaosan Kaovichit)との12回戦は初回に坂田選手がダウンを喫した末に、12回三者三様のドロー(115-112デンカオセーン,114-112坂田,114-114)で坂田選手2度目の防衛に成功しています。

坂田選手の際どい防衛でした。序盤相手に主導権を奪われる坂田選手のいつも通りの試合。
デンカオセーン選手のシャープな攻撃が印象的な試合前半でした。初回ダウンを奪った右ストレート、4回に強烈に決めて以降最後まで狙い続けていた右アッパーなど、なかなかの威力を感じさせる挑戦者のパンチでした。

スロースターターと言われる事の多い坂田選手。いつも序盤にペースを奪われる面だけを捉えると確かにそう言えるのかもしれませんが、実は違うのではないかと2度の防衛戦を見て感じました。
力を込めず打ち抜かない細かいパンチをコツコツ当てていく坂田選手の戦いは、初回から最終回までずっと同じペースで続けられているように見えます。
対戦相手の良いパンチをもらっても(この日のようにダウンしても)、変わらず続く坂田選手の攻撃。意外と言っては失礼ですが、当てる上手さもあり、接近戦でのショートパンチ特にボディブローは強く打てる。
このような坂田選手のしつこい攻めに相手が消耗し、動きが落ちることで相対的に坂田選手の動きが良くなった、ペースを上げたように見えているだけのように感じました。
パンチを決めても決めても止まらない坂田選手の前進と手数に対し、相手が徐々に力んでくるというのもこの2試合共通でした。

試合の方は、ラウンドを取り合う激しいペース争いの中盤戦を経て、終盤は坂田選手が完全にペースを奪い返し、最終回に減点も受けた挑戦者をはっきりと逆転した、とわたくしは見たのですが公式の採点は割れていました。
わたくしのシロート採点は115-111坂田選手。

最終回の減点が無ければタイトルを失っていた坂田選手ですが、内容的にそんなに悲観することは無く、とにかくタイトルを守ったことを喜んで良いのではないかと感じた次第であります。

坂田選手は31勝(15KO)4敗2分。デンカオセーン選手は40勝(16KO)1敗1分。

坂田王座死守!――WBA世界フライ級戦
Sakata keeps WBA fly belt with draw!

坂田健史対ロベルト・バスケス(2007/07/01)
ロベルト・バスケス対坂田健史(2006/12/02)

試合動画(stage6)

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2 コメント

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Unknown (松虫)
2008-01-02 19:06:35
あけましておめでとうございます。
今年も良い試合が多いといいですね!

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Unknown (管理人)
2008-01-02 20:50:41
あけましておめでとうございます。
今年もボクシング見まくりましょうね!

去年のパブリク選手、ドネール選手のような新しい選手が今年も現れる事に期待しています。
またガンボア選手、オルティス選手のような活きの良い新鋭の試合を出来るだけ多く取り上げていきたいと考えております。
今年もよろしくであります。
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