WBC暫定ライト級タイトルマッチ
昨年11月の試合です。
WBC暫定王者のホエル・カサマヨール選手(Joel Casamayor)と元暫定王者のホセ・アルマンド・サンタクルス選手(Jose Armando Santa Cruz)との一戦は、論議を呼ぶ12回スプリットの判定でカサマヨール選手が勝利した一戦でした。(体格比較)
明日WBO暫定王者のマイケル・カッツディス選手との一戦が予定されているカサマヨール選手。
昨年11月にニューヨークMSGでのコット対モズリー戦のアンダーカードとして行われたこの試合をようやく腰を据えてじっくり見ることができました。
試合後にかなり問題視された採点結果(3者共に114-113の2-1)の試合は、やはりサンタクルス選手の勝利で間違いない内容のものだったように感じました。
初回に記録されたカサマヨール選手のノックダウンは明白なスリップで不運ではありましたが、終始サンタクルス選手のプレスに圧されっぱなしで苦しい展開を強いられていました。
身長で3インチの差、という試合前のデータ以上にカサマヨール選手の身体が小さく見えました。
サンタクルス選手の攻撃も特段にパワフルってワケでもなく、また正確性にも欠けるものではありましたが、プレスに圧されながら苦し紛れに出すカサマヨール選手の攻撃よりは明らかに有効なものでした。試合序盤からクリンチに逃げざるを得ないキューバ人の劣勢は明白でした。
試合終盤になって疲れからプレスが鈍り、またそれまで以上に攻撃が雑になったサンタクルス選手に対し、軽いものの的確なクリーンヒットを当てるアウトボクシングを見せる事が出来ていたカサマヨール選手でしたが時既に遅く、36歳のベテランの王座陥落は間違いないと見たのですが、公式の採点結果は意外なものでした。
ちなみにわたくしめのドシロート採点は117-110サンタクルス。
この日のパフォーマンスが調子が悪かったためなのか(13ヶ月ぶりの試合でもあった)、力が落ちた現在の実力ゆえなのかわかりませんが、この日の出来ではカッツディス選手の突進を止める事は出来ず一方的な展開になってしまうかもしれません。
とは言えカッツディス選手のような突貫ファイターはカサマヨール選手の好物なのも確か。一定以上の出来を見せる事が出来れば技術の差でカッツディス選手の突進を空回りさせる事も可能なのかもしれません。
楽しみです。
Casamayor 134.25, Katsidis 133.75(LIGHTWEIGHT AND SUPER MIDDLEWEIGHT SHOWDOWNS, SATURDAY MARCH 22ND)
カサマヨール選手は35勝(21KO)3敗1分。サンタクルス選手は25勝(14KO)3敗。
Cotto defeats Mosley!
写真
Casamayor Gets Gift!
Galleries | Joel Casamayor vs Jose Armando Santa Cruz
ホセ・アルマンド・サンタクルス対ルイス・アルセオ(2007/01/05)
昨年11月の試合です。
WBC暫定王者のホエル・カサマヨール選手(Joel Casamayor)と元暫定王者のホセ・アルマンド・サンタクルス選手(Jose Armando Santa Cruz)との一戦は、論議を呼ぶ12回スプリットの判定でカサマヨール選手が勝利した一戦でした。(体格比較)
明日WBO暫定王者のマイケル・カッツディス選手との一戦が予定されているカサマヨール選手。
昨年11月にニューヨークMSGでのコット対モズリー戦のアンダーカードとして行われたこの試合をようやく腰を据えてじっくり見ることができました。
試合後にかなり問題視された採点結果(3者共に114-113の2-1)の試合は、やはりサンタクルス選手の勝利で間違いない内容のものだったように感じました。
初回に記録されたカサマヨール選手のノックダウンは明白なスリップで不運ではありましたが、終始サンタクルス選手のプレスに圧されっぱなしで苦しい展開を強いられていました。
身長で3インチの差、という試合前のデータ以上にカサマヨール選手の身体が小さく見えました。
サンタクルス選手の攻撃も特段にパワフルってワケでもなく、また正確性にも欠けるものではありましたが、プレスに圧されながら苦し紛れに出すカサマヨール選手の攻撃よりは明らかに有効なものでした。試合序盤からクリンチに逃げざるを得ないキューバ人の劣勢は明白でした。
試合終盤になって疲れからプレスが鈍り、またそれまで以上に攻撃が雑になったサンタクルス選手に対し、軽いものの的確なクリーンヒットを当てるアウトボクシングを見せる事が出来ていたカサマヨール選手でしたが時既に遅く、36歳のベテランの王座陥落は間違いないと見たのですが、公式の採点結果は意外なものでした。
ちなみにわたくしめのドシロート採点は117-110サンタクルス。
この日のパフォーマンスが調子が悪かったためなのか(13ヶ月ぶりの試合でもあった)、力が落ちた現在の実力ゆえなのかわかりませんが、この日の出来ではカッツディス選手の突進を止める事は出来ず一方的な展開になってしまうかもしれません。
とは言えカッツディス選手のような突貫ファイターはカサマヨール選手の好物なのも確か。一定以上の出来を見せる事が出来れば技術の差でカッツディス選手の突進を空回りさせる事も可能なのかもしれません。
楽しみです。
Casamayor 134.25, Katsidis 133.75(LIGHTWEIGHT AND SUPER MIDDLEWEIGHT SHOWDOWNS, SATURDAY MARCH 22ND)
カサマヨール選手は35勝(21KO)3敗1分。サンタクルス選手は25勝(14KO)3敗。
Cotto defeats Mosley!
写真
Casamayor Gets Gift!
Galleries | Joel Casamayor vs Jose Armando Santa Cruz
ホセ・アルマンド・サンタクルス対ルイス・アルセオ(2007/01/05)
アンダーカードってのがもったいないくらいですけどコット・モズリーなら仕方ないですかね。
カンパスにしてもキャンベルにしてもベテラン勢が頑張ってますね。
以前対戦した稲田選手どうされてるんでしょうか。
しかしサンタクルス、リーチ長いですね。
カンパス選手は最近高級噛ませ的な立場で負けが続いていますが、負けた試合でも必ず相手を苦しめる場面を作っているので、なんとか100勝まで頑張ってもらいたいと願っています。
カンパス選手の息の長さは異常としても
キャンベル、カサマヨールの36歳コンビに、先日これまた番狂わせでスピンクス選手を破ったフィリップス選手は38歳。
ベテランの活躍が本当に目立つ昨今ですね。
彼らの活躍を見ると、日本の定年制とかどうなんだろう?とも思ってしまいます
Campbell, Casamayor, Phillips and Bundrage: The Month that Was
http://www.eastsideboxing.com/news.php?p=15037&more=1