桝水高原のススキ野原に群生している薄桃色のスミレが、アケボノスミレと確定しました。5月7日に桝水高原を散策した際に見つけたスミレが気になり、大山自然歴史館の矢田貝館長に確認していただいたところ、アケボノスミレで間違いないと連絡をいただきました。
アケボノスミレは本州の太平洋側や瀬戸内側に多い乾燥地を好むスミレで、葉の展開が開花よりも遅いスミレサイシンの仲間です。鳥取県ではかなり希少な植物で、鳥取県のレッドデータブックに記載されていますが、分布域に大山が含まれていませんでした。
桝水高原にはアケボノスミレの他にもユウスゲなど希少な植物が生息しています。これは、スキー場として長年草原が維持管理されていたおかげ。
桝水高原にお越しの際は、優美な大山の山容と共に、貴重な草原もご覧ください。
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