このブログで乾癬性関節炎の治療につきまして最近の文献にてまとめていましたが、今月欧州リウマチ学会(EULAR)から治療についてリコメンデーション:2015年更新が発表されていました。 以前のブログに書きましたように関節リウマチと比べてまだまだ臨床研究やデータの少ない疾患ですが、リウマチのときのようにかなりシステミックにまとめられています。(まだまだEvidenceというよりOpinion)。生物学 . . . 本文を読む
12/18のニュースにて、ノロウイルスの感染により10歳女児死亡例があったとのこと。「39度の発熱や下痢を発症し翌日死亡。感染の有無を調べる検査は行われていないが、死因は腸炎による敗血症性ショックで、ノロウイルスによって引き起こされ得るという。女児は2005年の出生時から同病院に入院し、脳神経内科で治療を受けていた」。 重症で免疫力が低下していたという。腸炎から敗血症性ショックを起こしうるのだろう . . . 本文を読む
前回に続きまして、乾癬性関節炎の治療についてです。今回は治療効果後の薬剤漸減の是非、目標とすべき疾患の低活動性の定義、関節リウマチで推奨されているtreat-to-target戦略はPsAではどうか、併存疾患の治療について、です。これらが今後はっきりしてくるとRA治療のように細やかな管理ができそうですね。
治療の漸減
・PsA治療にて生物学的療法の漸減をサポート . . . 本文を読む
前回に続きまして、乾癬性関節炎の治療についてです。今回は関節リウマチでもその効果が示されています生物学的製剤に関してです。現状では治療の推奨はステップアップ法ではありますが、やはり治療の主役はTNFα阻害剤のようです。RAのときのように使用中の効果減弱がありうる、MTXとの併用はどんな意味があるのか。
生物学的療法
・生物学的薬物治療 . . . 本文を読む
前回に続きまして乾癬性関節炎の治療について。関節リウマチと比べますとまだまだ文献やエビデンスも少なめではありますが、近年いろいろわかってきています。主な治療ガイドラインは、やはり早期治療は有効か、NSAIDsや従来型DMARDsの効果や位置づけは、生物学的製剤はどうか、併用療法は、治療目標や基準は、注意すべき併存疾患は、など。最近の文献をまとめました。
生物学的製剤で適応は日本では乾癬に対しては . . . 本文を読む