感染症・リウマチ内科のメモ

静岡県浜松市の総合病院内科勤務医ブログ

住血吸虫と虫垂炎

2014-03-27 | 感染症
当院外科より切除した虫垂の病理診断で住血吸虫症の診断があったため当科へ相談があった。 組織学的に急性炎症細胞浸潤と、貫壁性の壊死、石灰化した住血吸虫卵による血管塞栓が散在性に観察とのこと。 昔は日本でも地域風土的に住血吸虫症があったが、いまは1976年以来新規感染の報告はないという。一部の高齢者で慢性住血吸虫肉芽腫性炎症として病理学的所見として顔を出すということか。 まとめ ・住血吸虫症は . . . 本文を読む