感染症・リウマチ内科のメモ

静岡県浜松市の総合病院内科勤務医ブログ

抗TNF阻害剤と感染症:リスクプロファイルに基づく予想感染率の算出

2014-02-19 | 免疫
前回の続きで、生物学的製剤による重篤な感染症発生の危険性について。 ドイツの大規模な抗TNF製剤の臨床試験のレジスタを使用したもの。結果は感染症粗率は2-3年目よりBio使用初年に高かった。TNF阻害剤よりも高用量ステロイドのほうがリスクが高い。 リスクプロファイルに応じて、個々の患者のため重篤な感染症の予測される発生率の計算ができる。高年齢、慢性肺疾患または慢性腎疾患など合併症、または重篤な感 . . . 本文を読む