南北合併問題in鶴岡

鶴岡市・庄内町のリサイクル品の買取り＆販売はリサイクルショップハローズ
買取りの情報はこちら→当店ホームページ左サイドメニューの買取のアドバイスをクリック下さい。

北朝鮮と韓国との距離が近くなった。これは朝鮮半島の南北合併か？という問題では無く(笑)。鶴岡南高と北高の合併の問題が、フリーペーパーの鶴岡タイムスさんの元旦号から３名に寄稿されていました。賛否ありますが、関心の高さを現していると思います。

鶴岡南、鶴岡北を母体にする中高一貫校ではありますが、そこに今の酒田東志望の生徒も入ってくるという事。蓋を開けなければわからない部分もあるが、酒田の丸山市長の懸念では、酒田の上位の生徒がゴソッと鶴岡に引っ張られると考えている様です。複雑なのがソコで、鶴岡にとっても、今までの仕組みなら鶴岡南に入れた生徒が、酒田の上位も志望する事で入れなくなってしまいます。それほど中高一貫校が良いというのなら、庄内に1校ではなく、酒田にも鶴岡にも作れば良いのではないでしょうか？どうしても庄内に１校でというのなら、酒田の顔もたてて余目の庄総高という手もあります。※受け皿の鶴岡中央と鶴岡高専の体制も重要になってきますねぇ。

しかし、そこは県としては鶴岡南を利用するという前提があるのだと思います。私が知っている限りでも７年以上連続で、センター試験の平均点が山東に次ぐ県内２位、そこに酒田のトップクラスも加われば、学力に関しては良い高校になるのは間違いない訳です。東根の本県初の中高一貫教育校が、思惑通りにいっていない為に、庄内の一貫校は失敗できない。その為には鶴岡南をベースとした中高一貫校は、県としても譲れないトコロだと、私は推察します。

地域に良い高校が出来るのなら、母校が閉校になっても仕方がないと思いますが、県の教育委員会の既定路線で潰されるのは悔しい思いもあります。鶴南と鶴北の合併と中高一貫を、お役所仕事で拙速に一緒くたに取り扱われた事には腹立たしいです。
※この辺ではいっしょくたんと言いますが、それは方言の様で、雑多な物事をひとまとめにすることを【一緒くた】と言う様です。

中学からの英才教育で、難関大学や医学部へ多く輩出するという事も言っていましたが、その一方、受験競争の低年齢化を招くのでは？との疑問に「山形県中高一貫教育校設置構想」では、受験競争の低年齢化を招くことがないように「面接、作文、調査書、適性検査、抽選などを適切に組み合わせ実施する」とし、「教科の学力試験」は実施しないこととしている。学力検査ではない作文や面接で判別できるのか？そこには本気でエリート校を作る覚悟は感じられませんし、また矛盾もあります。余談ですが、面接、作文で合否判定されたら、多分うちの長男は入れませんでした(笑)。更には小学校ではろくでもない事ばかりしていた私も中高一貫校には絶対にはいれませんでした(爆)。

小学校から受験戦争に巻き込まれるという懸念や、経済格差で塾に通えない子供への配慮という事ですが、それでは英才教育や難関大学、医学部への多数輩出という理念がボヤけます。そもそも現在でも小学校から塾や習い事に通っている子供たちが大多数ですし、細かい事を言う反対派にそこまで付き合って格を落とす必要があるとは思えません。本当に県教育委員会の拙速さを感じます。まるで昆虫類、甲殻類、クモ類、ムカデ類など、外骨格と関節を持つ動物の様です。節足(拙速)動物,,,ちょっと厳しい。

まぁ何をどう騒いでも、中高一貫校はできて、鶴南と北は無くなるのは間違い無いと思います。少子化で合併は仕方が無いにしても、一貫校には少し議論が必要で、やるにしたら本気でエリートを多数輩出する気概を現して欲しいですね。

因みに、長男の鶴南の入学式で校長先生(鶴岡タイムスにも寄稿していた田中はん）と、保護者のガイダンスで学年主任が、『部活だけはシッカリやってください。部活をちゃんとやった生徒ほど良い大学に入ります。』と言っていました。時間を有効に使う術を身に着ける、そして集中力が養われるという分析でしたが、長男とその周りを見ると、確かにそうだったと思います。近年の鶴岡南はスポーツや文化面でも頑張っています。そこもしっかりと一貫校でも引き継がないと、伝統以外にも大きなモノを失う事になると思います。中途半端な事はしないでください。

↓この記事が良かった時にはクリックして下さい。
にほんブログ村 にほんブログ村