押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

年次改革要望書ーその4 事前調整型と事後調整型

2006-10-21 01:51:46 | 気になる本
関岡英之著「奪われる日本」の第八章あなたはほんとうに訴訟社会を望んでいるか にちょっと面白い視点が記述されている。ツマミ食い的に紹介する。この章は7ページと短いので、ポイントだけ紹介する。最後のゴシック見出しは「事前調整型」社会から「事後調整型」社会へ?である。談合は前者であり、訴訟は後者である。近頃新聞紙上を賑わしている談合の摘発も年次改革要望書が目指している訴訟万能社会を実現するための地ならしなのだ。談合が100%悪で、訴訟が100%善ではないのである。マスコミは残念ながら、談合ペケ、訴訟〇と単純な話が好きで、そのように切って捨ててしまう。ニュースショウの司会者が「また談合か!怪しからん」で一丁上がり。そんな単純な思考をしていると何でも訴訟、金持が有能な弁護士を雇い、金が正義を生み出す社会になる恐れがある。
ボンヤリしていると恐ろしい社会になりますぞ。


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