押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

SIGHT 2007/autumnーその3 内田樹つづき

2007-09-15 23:27:34 | 気になる記事
内田樹(たつる)つづき、
<安倍首相の投げ出し辞任で邪魔が入ってしまった>
見出しーその4
「1946年の段階で日本人は属国であるという現実から目を逸らして、すべての矛盾を屋内に取り込むという道を選んだ。」 この見出しの前に書いてあるのだが、内田:だから安倍さんは「戦後レジーム」って言う言葉を使うけれど、そんな一枚岩のシステムなんか存在しないんですよ。戦後レジームっていうは、言ってしまうと、ある種の病っていうのかね、心理的葛藤のことなんてすよ。・・・『9条どうでしょう』(共著。毎日新聞社)を参照されたし? 私は読んでいない。ここらの話は面白そう。内田:葛藤にまぎれて現実から目を逸らしていたんですね。・・・直視した場合は、日本人はたぶん人格崩壊していた。
日米関係には何も問題がないことにして、9条と自衛隊、保守と革新・・・の葛藤という偽りの物語に全部流し込んで、スリカエテか?、ずーっとやってきた。・・・なるほど。

見出しーその5
「みんなのために「いいこと」をしたいっていう気持を持ってるやさしい日本人て、若い人の中にも沢山いるんです。それが政治に向かわないところが問題なんです。」
その通りですね。

見出しーその6
「一枚岩である政党がよい政党で、そうじゃない政党は悪い政党というんだったら、一枚岩である共産党とか公明党みたいな政党がとっくに第一等になっているはずじゃないですか。」 ・・・今回民主党が勝った理由があるとすれば、みんなあまり指摘しないけども、党内の世論がまとなっていないことでしょう。・・・なるほど。
・・・今の劇場が型政治だったら、注目を集めることが一番大事なわけだから。だから、加藤紘一さんが今、正しい。舛添さんには悪いけど、跡目相続をめぐって泥沼の党内闘争をやるのが、自民党の再生にとって最高の薬なわけです。・・・なるほど。

この内田樹(たつる)先生のお話、自民党のこの一週間程のドタバタを理解するのにとても役に立つと感じています。舛添先生は黙ってしまったけど、麻生太郎はもっと喚いたら、小泉チルドレンももっと右往左往して、もっと金切り声を上げた方が内田流に申せば、日本の将来にも役に立つ・・・か。


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