押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

衆議院解散2005/8/8閣議決定ーその後の状況04/小泉内閣の評価

2005-08-16 19:02:18 | きのうきょうの話題
衆議院解散の閣議決定から一週間経ち、8月15日(個人的には敗戦記念日と呼びたい)も過ぎ、あれこれの意見、考え方などなどが出て来た。

・じっくり考えている新聞記者は大体こうなる事は予想の範囲、選択肢の範囲であったようだ。田勢康弘氏の意見は7月18日の「自民党をぶっ壊すか」は紹介したが、その次の8月15日の日経に「大勝負に出た小泉「信長」大宰相か、変人どまりか」と第二弾を掲載している。大宰相の予想を打ち出したいのだろう。
・毎日新聞の与良正男氏はエコノミスト8/16・23合併号に「郵政民営化法案参院採決後のシナリオを読む」書いている。これを読むと田勢氏と与良氏が予測の範囲、選択肢の範囲で殆んど同じである事に驚かされる。但し、どの項目にウエイトを置くかは異なる、これは当たり前である。つまりどういうことが起り得るかは冷静なベテラン、プロは判っていたのだと思いたい、理解する。
・冷静でないベテラン、プロがいたのである。それは旧い自民党の面々で、亀井静香氏、古賀誠氏、綿貫民輔氏、加藤紘一氏などなどはどういう選択肢があるかについては当然承知していたのであろう。しかし判断を誤った。結果はまだ出ていないが、小泉純一郎の手法が汚い、そこまでやるのか、落下傘だ、くのいちだなどなど、は負け犬の遠吠えである。
・与良正男氏は小泉政権の最大の功績は「政権選択選挙」を選挙民に提案した事である、と述べている。その通りであろう。自民党内でごそごそ決めた森嘉朗首相にたいする反省が根強いのである。

・読売新聞に山口二郎教授の「小泉流リーダーシップの意義」があり、また「その補足」がblogにある。