押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

談合の被害に損害賠償の判決

2005-08-09 23:36:00 | きのうきょうの話題
朝日ドットコムによれば、談合の損害「請求を」 金沢地裁が津幡町に命令し、大手ゼネコン「鹿島」など3社に対し、総額約2億1700万円を請求するよう命じた。
これは地裁判決であり、最終結果がどうなるかは予断を許さないが、最近の鋼鉄製橋梁の談合についても、こうした訴訟が有効であると思われる。今後も注目したい。
また、道路公団、談合参加各社に対する罰則を強化する法律改正を議員立法なりで考えて欲しい。

<帝国>を考える 的場昭弘編著 双風舎 補足

2005-08-09 11:52:24 | 気になる本
図書館で二回続けて、一月借りて、あちこち拾い読みした。結局まだ読みきれなくて、この本は買う価値がある、となって、近所の本屋に注文した。

今はグランドセオリー(統一理論)なき時代、と言うのだそうです。マルクス主義はとっくに駄目、丸山真男もけちょんけちょん、だそうです。<帝国>はしかし読んで元気の出る本だと言われています。私にはまだちょっと歯が立たない。その前にこの <帝国>を考える で少し咀嚼しておきたいと思います。ここの論客は結構真面目にそれぞれの守備範囲であれこれ理解しようと努力しています。そこが私の買いの理由です。

素粒子物理学の世界にもGUTと言う言葉があるようです。これは多分 Grand Unified Theory だと思います。素粒子の世界を統一的に理解しようとする理論でしょうね。ないから、判らないから、理解しようとする努力ですね。幾つかのGUTがあり、GUT's でしょうか、それら数より遥かに数多い実験があるようです。どの実験が鍵を握るのか、など理解が議論されています。

<帝国>の世界では実験がないようですね。GTが沢山提案されて、こっちが正しい、あっちが間違っている、との「論争」だけがあるように感じられます。私は門外漢ですか、文系の先生も「実験」をされるのが良いと思います。「実験」って何だ?と思うでしょうね。NPOとかNGOなどを立ち上げ、自分の考える所を小規模に「実践」するのが、一つの例になるのではないか、と私は考えます。

大学の先生がBlogで色々仰っていますが、「実践」、「実験」で自分の理論を裏付け、土台、根拠などとされると一層の説得力を持つのではないか、と考えます。