2010年12月18日の毎日新聞記事より;
「海女:高齢化進み激減 10年後消滅の懸念も」
漁に出ている現役の海女は32年前に比べて全国で約7000人減り、18道県で2160人になっていることが17日、三重県鳥羽市の「海の博物館」の調査で分かった。8都県では海女がゼロになった。同博物館の石原義剛館長は「海女の高齢化が進行し、10年後には海女が消滅する可能性が高い」と懸念している。
水産庁が1978年に実施した調査では、26都道県で9134人の海女が確認されていたが、4分の1以下に激減した。
今年4月から、水産庁が前回調査した30都道府県と山形県を対象に、漁連などへのアンケートや現地調査を実施した。海女の人数が最も多かったのは三重で973人。次いで石川197人▽千葉158人▽静岡139人▽山口127人--の各県の順。静岡は前回1059人だったが、大きく減少した。
前回調査で現役海女がいたが、今回0人になったのは、新潟=前回140人▽高知=同122人▽東京=同114人▽愛知=同64人▽宮崎=同35人▽富山=同30人▽神奈川=同17人▽茨城=同3人=の8都県に上った。
激減の要因について石原館長は「藻場が荒れ、海女漁の対象となるアワビやサザエなどの資源の減少が大きな影響を与えている」などと分析している。
「海女:高齢化進み激減 10年後消滅の懸念も」
漁に出ている現役の海女は32年前に比べて全国で約7000人減り、18道県で2160人になっていることが17日、三重県鳥羽市の「海の博物館」の調査で分かった。8都県では海女がゼロになった。同博物館の石原義剛館長は「海女の高齢化が進行し、10年後には海女が消滅する可能性が高い」と懸念している。
水産庁が1978年に実施した調査では、26都道県で9134人の海女が確認されていたが、4分の1以下に激減した。
今年4月から、水産庁が前回調査した30都道府県と山形県を対象に、漁連などへのアンケートや現地調査を実施した。海女の人数が最も多かったのは三重で973人。次いで石川197人▽千葉158人▽静岡139人▽山口127人--の各県の順。静岡は前回1059人だったが、大きく減少した。
前回調査で現役海女がいたが、今回0人になったのは、新潟=前回140人▽高知=同122人▽東京=同114人▽愛知=同64人▽宮崎=同35人▽富山=同30人▽神奈川=同17人▽茨城=同3人=の8都県に上った。
激減の要因について石原館長は「藻場が荒れ、海女漁の対象となるアワビやサザエなどの資源の減少が大きな影響を与えている」などと分析している。