知らない世界へ帰りたい(日本探求)

自分の祖先はどんなことを考えていたのか・・・日本人の来し方、行く末を読み解く試み(本棚10)。

京都の舞妓さん

2011年11月06日 21時08分18秒 | 日本の美
 NHKの「美の壺」で取り上げられました。
 知っていそうで実は知らない京都の花街(「はなまち」ではなく「かがい」と読むそうです)。
 説明を聞いて目からウロコがぽろぽろ落ちました。

 舞妓さんは明治時代までは10歳前後の少女がふつうだったそうです。現在は法律の関係で中学校卒業後の入門となっています。
 その出で立ち(振り袖、だらり帯、おこぼ、花かんざしなど)は子どものかわいらしさを引き立てるように仕上げられたとのこと。
 
 そして、驚いたのがその髪型
 数年毎に「割れしのぶ」→「おふく」→「先笄」と変化する決まりがあるそうです。
 全然気づきませんでした。
 晴れて芸妓になると、髪を結うことはなくなり鬘(カツラ)を使うようになります。取材で登場した芸妓になる直前の舞妓さんは「こうして髪を結ってもらえるのもあと少し」と寂しそうでした。

 京都のお茶屋さんは縁のない世界ですが、映画の「SAYURI」や「舞妓は~ん」で垣間見えたと思っていたら、やはり本物の雰囲気は違っていましたね。

 なんというか・・・日本らしさ、女性らしさを大切にしている文化だと思います。
 年と経るごとに、かような雰囲気に憧れを持つようになる自分に気付くのでした。

 その昔、郷ひろみと噂になった「佳つ乃」さん(舞妓さんではなく芸妓さんですが)はなんと美しいことでしょう・・・。