知らない世界へ帰りたい(日本探求)

自分の祖先はどんなことを考えていたのか・・・日本人の来し方、行く末を読み解く試み(本棚10)。

映像民俗学シリーズ「日本の姿」第1期6巻(監督:姫田忠義)

2015年02月01日 08時38分17秒 | 民俗学
発行:紀伊國屋書店
企画・制作:民族文化映像研究所

1.アイヌの結婚式(北海道平取町二風谷(にぶたに)) ~民族の魂の復活
2.山に生きるまつり(宮崎県西都市銀鏡(しろみ)) ~狩猟と信仰
3.椿山(つばやま)ー焼畑に生きるー(高知県池川町椿山) ~山の農耕大地の恵み
4.奥会津の木地師(福島県田島町針生)~自然から生まれた人間の技術
5.龍郷のアラセツーショッチョガマと平瀬マンカイー(鹿児島県大島郡龍郷町秋名) ~南の島 いのちと稲のまつり
6.寝屋子ー海から生まれた家族(三重県鳥羽市答志島答志) ~海に生きる人々の絆


 以前から探していた映像です。
 ネット・オークションで見つけ、自分へのお年玉と言い訳して(笑)、落札しました。

 そこには、自然の力を借りて生き、自然に感謝する日本人の姿があります。
 しかし、仕事の変遷とともに当時の行事・習慣のほとんどは現在失われてしまいました。
 と同時に、自然に感謝する気持ちも一緒に失ってしまったのかもしれないと気づかされました。

 すべて30分程度の長さですが、通して見ると、「実写版・日本むかし話」と錯覚しそうな映像。
 「むかしむかし、日本のあるところに・・・」という語りがあっても違和感がないかもしれなません。
 たった40~50年前の日本なのですが。