Sweet Dadaism

無意味で美しいものこそが、日々を彩る糧となる。

猫の散歩。

2006-03-11 | 徒然雑記
突然ですが、暫く留守します。
恒例として、留守の間を愉しんで頂くためのルート説明を若干。



3/13(月) 東京→静岡。
3/14(火) 静岡→鳥取。
3/15(水) 鳥取。 
 数年ぶりに逢う祖父と祖母。駅から家まで歩けるだろうか。 
 夏に滝に呑まれた川や幽玄にむっとする山。
 川のせせらぎを聴きながら眠る真っ暗な夜のあでやかさ。
 変わらずに美しいだろうか。私の目はその美しさを見ることができるだろうか。
 
3/16(木) 鳥取→大阪。 
 数年ぶりに逢う恩師は、どんな笑顔で私を迎えてくれるだろうか。
 空白の7年間を埋める笑顔を私は返すことができるだろうか。
 先生。私は貴方の背を見失わずに歩くことができました。
 四度目の邂逅。

3/17(金) 大阪→和歌山。
 自転車を飛ばして県庁へ。
 私の差し出す論文を、どんな顔で受け取ってくれるだろうか。
 優しかった焼き鳥屋のおじちゃんは、縄暖簾をくぐる私に気付くだろうか。

3/18(土) 和歌山→奈良。
 宿屋の旦那は未だ入院したっきり。
 鍵を借りて我が家のように過ごす宿。
 興福寺の鐘とともに目覚める朝。
 元興寺の砂利を掃く涼やかな音。
 善ちゃんの店で摂る朝食。
 仮の宿なのになぜだかとっても確かな、奈良の暮らし。

3/19(日)奈良。
3/20(月)奈良。
 二日をかけて、重い論文を抱えて配りに回る。
 電話口でみんなして「どう?書けた?」と問うてくれた方々。
 ほんとにお世話になりました。ネタを有難うございました。
 とっても不出来だけれどとっても可愛い私の論文を、どうぞ机の片隅に。
 荷物が軽くなったら、骨董屋へ。晩酌付き合うからさ、再会の食事をしよう。

3/21(火)奈良。
 祝日だったなんてすっかり忘れていた。
 お陰で丸一日、遊んで貰う時間ができた。
 ほら、車を出して、迎えにきて。私の知らないところへ連れていって。
 金ちゃんも連れてきて。みんなで遊ぼう。
 吉野で出逢ったゆきずりの貴方が、既に確固たる私の友だよ。

3/22(水)奈良→東京。
 荷物が軽くなった空白のスペースに、何を詰めて帰京することができるだろう。