みどりの森ノート

【2023.4 移転しました】アニメなどの話題やイラスト。ポケモンアニメ感想、ポケモン、動物キャラ作品など。

映画 破壊の繭とディアンシー 感想

2014-09-12 | ポケモン(アニメ)(~2017.4)
 ・「ピカチュウ、これなんのカギ?」感想はこちら

 毎年長文でごめんなさい。長すぎて読みづらいのも考えものですね。(´`)
あとネタバレ配慮してませんのでご注意ください。




 可愛いディアンシーをはじめたくさんのポケモンが活躍して、面白かったです。
TVシリーズと同じく、映画もXY編になってクオリティが数段上がってるように感じました。
長編も短編も細かい所まで凝ってました。背景にもモブポケモンがいっぱいいいたり。
ゼルネアスのフェアリーオーラをちゃっかり貰うデデンネとか。

 最初と最後の「上映中はDSを閉じましょう」のお知らせ。
今までニャースやジョーイさんが担当してメインキャラが登場する事はなかった(多分)ですが今年はセレナとユリーカの女子チームが担当でした。そういえば今年はXYのディアンシーととうポケの2つ配布があったんですね。

 今年から新しくなった映画ロゴ。
ロゴの画面からそのまま映画の冒頭に繋がるようなアニメーションになってたので、来年以降どうするのか気になる。

 主役のディアンシーはおしとやかででも世間ずれしてて天然ぽいと、お姫様キャラならではの可愛さが存分に発揮されていました。そして可愛いだけでなく中盤では自分の未熟さで国を救えない事を悲しんだりその後のクライマックスでは大きな成長を見せてくれたり、健気なシーンもたくさんあったので感情移入もばっちりでした。
自分が可愛いキャラ好きなのもあって、自然に好きになれました。
宝石の小動物キャラで力を操るのが下手な所はジュエルペットのルビー(アニメ版)っぽいなと思ったり。
「ごきげんよう」はちょうど今NHKの朝ドラマでも定番の台詞になってるからいいタイミングだなと思ったり。

 恒例となった一番最初の「ポケットモンスター、ちぢめてポケモン…」今年も自然の中でポケモン達がぞろぞろ、いきいきしていて見応えありました。毎年この部分を観るの楽しみにしています。
カルネさんに負けたメガハッサムのトレーナーはモブキャラかな?小さくてよく見えなかった。
 からの、同じく恒例のOPバトル。ポケモン達がしゃきしゃき動いてめちゃかっこいいです。
メガアブソルはポスターにいたから話の本筋に絡むのかと思ってたらここだけの活躍でした。
 マリリン、ライオットやロケット団に襲われて命懸けの状況なのに「ではごきげんよう」とマイペースに逃げようとするディアンシー。微笑ましい。
 ロケット団はいつもは本筋の脇で秘密裏にちょこちょこ動いてるのが定番でしたが今年はサトシ達の前で思いっきりディアンシーを攫い思いっきりディアンシーを利用しようとしてました。TVのノリの延長みたいで面白かった。
 無駄に美味しそうなバイキングの食事シーン。
 ショッピングモールでショッピングする女子チーム。とても可愛いひとときでした。
ポケモンはファン層は広いものの基本男児向け作品なのでこんなに女子力溢れるシーンは今までになくて新鮮でした。
シトロニックギアもTVでやってるのの延長て感じで面白かったです。映画らしくスケール大きくやってくれました。
前後のキャンプや船のシーンも含めて、主役ポケモンとがっつり交流してるのが良かったです。
毎年伝説ポケモンが相手だとどうしても距離ができてしまいがちですが、今年はディアンシーと遊んだり交流するシーンが中盤多くて楽しかったです。
短い間ではあったけどサトシ達と重ねた絆があったからこそ後半のサトシの励ましやそれに応えて成長を見せたディアンシーにぐっと来る事ができたし。
 船のシーンのまるでイルカのようなブイゼルとフローゼルかわいい。
 サイホーンを躊躇なく乗り回すセレナかわかっこいい。空気になりがちな所を活躍するシーンあって良かった。
 そういえば今年は“いつもの親子”を見つけられなかったんですがそもそもいたんでしょうか。

 今年の悪役達は、悪役としてはかっこよく、でも憎めない一面も見せたり最後は改心してたようなので好感持てました。
ライオットとマリリンは劇中でどんどん関係が進んでいったのでロマンチック通り越してちょっと笑えました(笑)
ジラーチ映画のバトラーとダイアンやアルセウス映画のあの脇キャラカップル(名前忘れ)はここまで熱くなかったし。
 スティール親子は見た目は悪人ぽくないですが、観に行く前からちょこちょこネタバレは見ていたしゲノセクト映画と一緒にやったミニアニメでも仄めかされていたので、ミスリードに引っ掛かる事はありませんでした。
何もネタバレなしで観たとしても前半から怪しげな所はあったので引っ掛かったかどうかという感じですが。
イベルタルの攻撃からアルガスがミリスを守ろうとした所はぐっと来たしチョコ好きが高じてEDでおフランスな感じのチョコレート屋に転職してたのは面白かったです。
マリリンとライオットも、今まで宝石を泥棒しようとしていた二人が今度は純粋な愛の形としてちゃんとお金で買った宝石を送り送られるようになったと思うとちょっと感動しました。
 御三家最終トリオはじめ手持ちのポケモン達ももちろんかっこ良かったですよ。

 メレシーは働きアリみたいな感じでわらわらしてるのが可愛かったです。
伝説ポケモンではないので今後こんなに活躍する事はもうないかもしれませんね;
EDでディアンシーの後をぞろぞろついて歩いてたのは子供のメレシーでしょうか。幼稚園の散歩みたいで可愛かった。

 ゼルネアスとイベルタルはパッケージを飾ってるポケモンにしてはちょっと物足りなかったような。
とはいえ劇中での役割はちゃんと果たしていたし、ゼルネアスは神秘的な感じ出てました。
ディアンシーにゼルネアスにイベルタルに御三家最終トリオにそれからサトシ達も皆活躍させなきゃいけない制約の中ならこれが精一杯でしょうかね。 他の人は普通にかっこいいと思ったかもしれないし。
過去作を見るに伝説ポケモンが暴れ過ぎてただの怪獣映画と化すのはもっと嫌だし。
本来の2匹のスケールを考えなければ映画内の役割はちゃんとしてました。でも特にイベルタルはあんな程度の扱いでいいのかとどうしても思ってしまう;
最後木になったゼルネアスはまた復活するんだよね? 根元に寄り添うサンドとサンドパンが可愛い。

 今年のゲスト芸能人は、台詞の多い役に下手な人がいなかったので悪くないです。
とはいえ基本芸能人声優には否定的ですが。ポケモン映画はそもそも毎年ゲストの数が多すぎると思います。
劇中のゲストキャラほぼ全員芸能人が声やってるってのはさすがに使い過ぎでは。(山ちゃんは本職なので除外)
個人的にゲスト芸能人は今年の映画で言えばサッカー日本代表の内田選手ぐらいで十分です。そもそもいなくていい。
しょこたんキャスターは基本上手い人なので、これ以上主役級ポケモン取っちゃうとかしなければまあ、居てもいいか…って感じ。今年のミリスは良かったのでこんな風に人間の脇キャラならまあいいか、と思える。

 今年の主題歌は、観る前は映画の内容に沿ってるわけでもない雰囲気だけ主題歌だと思っていましたが(ここ最近雰囲気主題歌ばかりなので)、本編で流れ星に願い事をするシーンがうまい事入ってたのでEDともうまくリンクしてました。
歌詞も成長したディアンシーやサトシに向けた歌と取れなくもないですね。
 ED映像も、既に書きましたが敵キャラ達の改心やダイヤモンド鉱国の平和な様子を見れて良かったです。
途中で本編に出てもいないメガ進化ポケモンがずらずら出てきたのは何でやねんと思いましたがかっこいいのでマーイーカ?
ディアンシーもメガ進化したし、TVの方も含めてほんとにメガ進化推しますね。

 ゲノセクト映画と一緒に放送したミニアニメには伏線があるのかちょっと勘ぐっていたんですが、映画の前に観ておいて良かった点はミリスが敵なのが仄めかされたのとディアンシーとお付きのメレシー達のキャラが掴めた事ぐらいでした。
まあ、ただのミニアニメだったって事なんですが、放送前に「今年の映画につながる!?」などと煽られていたので何か伏線が仕込まれているのかとつい勘ぐってしまったわけです。(良い意味で)ただのほのぼのミニアニメでした。