みどりの森ノート

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劇場版ポケットモンスター キミにきめた! 感想

2017-08-31 | ポケモン
 ネタバレありです。ご注意ください。

 リメイク要素は懐かしく&新しく。リメイクに頼りきらない新しいストーリーも所々攻めていて、
サトシの真っ直ぐさ、ポケモンの良さ、ポケモンとの絆が描かれていました。面白かったです。
「ポケモンと人間は友達になれる」サトシが20年間貫いてきた事を改めて貫いていました。
時にはぶつかり合い、悩みながらもポケモン達と出会い、成長していく、まさに主人公だったサトシ。
長年伝説のポケモンやゲストキャラの話にサトシ達が巻き込まれる形の映画が続いていましたが
今年は本当にサトシが主人公でサトシとピカチュウのためのストーリーで、「やっと…!」という感じでした。
 ポケモンと長い付き合い(それこそ赤緑時代から)をしてきた大人のファンは勿論刺さるだろうし、
今のポケモンが好きな子供も、古参というほどでもない人も、すべての人がポケモンを楽しめる映画だと思います。

 去年のボルケニオン映画でマンネリパターンから脱しようとしていたのを感じたし、
今年は上映前からリメイク路線で力を入れている感じがしたのでもしかして…と思っていたら
なんだポケモン映画スタッフ、やれば出来るじゃないか…!と思える出来でした。

 サトシとピカチュウは正真正銘のベストフレンドでした。
20年ずっとポケモンを追いかけているファンには今更な事実だけど、改めて物語を通して描かれると熱いです。
サトシ側も、ピカチュウ側もどちらからもお互いが大好きで大切なのがものすごく伝わってきました。
 終盤でサトシが死にかけて(?)ピカチュウが泣きじゃくるのは20年も見ていれば何度かあったパターンだし
ピカチュウが喋る(心の声的なものだと思いますが)のもよくある演出といえばそうなのですが、
これでもかと二人の絆を見せつけられたタイミングでやられると感動してしまいます。
 これだけサトシの相棒として描かれたのを見た後だとグッズ等でサトシの帽子をかぶったピカチュウがいろんな所で推されまくっているのも納得です。
クライマックスでピカチュウが偶然サトシの帽子をかぶったような形になったのは前売券のネタを拾っていてうまかった。
 20年間一度もモンスターボールに入らなかった(多分)ピカチュウがクライマックスでボールに戻される所は地味に「とうとう…!」と謎の感動を感じたり。

 ゲストキャラ3人もそれぞれキャラが立っていたりバックボーンが垣間見えたりして、好きになれました。
この先どこかでまたサトシと出会ってほしいです。

 ・マコト… サトシと張り合ったりする活発ヒロイン。いい子だったし、
最初から最後まで出ずっぱりで台詞も多かったのでこれはちゃんとした声優さんに演じてほしかった…と思えます。
エンペルトと女性が写っていた写真が意味深でしたが話の中で出てきたお母さんでいいんでしょうか。
ヒカリのポッチャマとは違う個体なんだしポッチャマの声は小桜さんじゃない方が良かったのでは…と個人的に思います。

 ・ソウジ… 落ち着きがあってポケモンの知識もあっておまけにイケメン。マコトに同じく好感度良かったです。
サトシがクロスとのバトルに負けた時に、サトシを慰めるだけでなくクロスなりの正しさにも触れていたりと、大人でした。
途中料理担当になってるっぽいカットには「そこまでタケシポジションにしなくてもいいのでは…」と思いましたが。
 ルカリオとの絆も一見淡白なようで焚き火のシーンで寄り添っていたりちゃんと感じられました。
ルカリオのバトルシーンはやっぱりかっこいいです。レントラーのエピソードも良かった。

 ・クロス… サトシとは真逆で勝つ事第一(DP編のシンジを思い出す)、そして映画でのヒトカゲを捨てた主。
全くの悪役というわけではなくサトシとのバトルで勝った後にソウジからフォローする台詞もあったり
クライマックスでは捨てたリザードンに助けられたりルガルガンとの絆も感じられて、魅力あるライバルでした。
ガオガエンもかっこよかったです。さすが悪役プロレスラーがモデルなだけあります。
 最後クロスにも虹色の羽根が与えられてもいいかな…と個人的に思いましたがホウオウはそこまで甘くはないようです。

 赤緑編のリメイクという事で
旅立ち前夜にテレビでポケモンバトルに熱狂するサトシに始まりピカチュウとの出会い、オニスズメの大群、ホウオウ、
キャタピーからバタフリーへの進化、そしてバイバイバタフリー、
雨の中捨てられたヒトカゲをゲットする所からのリザードンまでの進化…と
前半は初期のTVシリーズを見ていたファンには思い出深いシーンの連続でした。
エリカにシゲルやキクノ、ミュウツーの逆襲のスイートも所々に出ていたり。
 旅立った時にはオニスズメの群れに苦戦していたサトシとピカチュウがクライマックスでは
もっともっと強いポケモン達の大群を前に同じ事を…という演出がサトシの成長を物語っています。
 ポケモンの動かし方も、バトルシーンは思いっきりかっこよく、モブのカントーポケモン達もいろんなシーンでいきいき動いていて、満足です。やっぱりポケモンが好きなのでポケモンが画面に出て動いているのが何より楽しいです。
 ギャグに徹するロケット団も楽しかったですが、リメイクなら1回ぐらいサトシと戦って
吹っ飛ばされる「いつものパターン」をやっても良かったのでは、とも思います。
 音楽も、聞き覚えのある曲がたくさん使われていて「これぞポケモン…」となりました。

 中盤サトシが夢で見た「ポケモンのいない世界」
ポケモンのいない世界というよりこちら側の私達の世界として描かれてるように感じられて、
異色な演出でした。
少し不気味にすら感じられて、大人ファンを意識していたように思います。

 満を持してのホウオウ主役。 今までの怪獣映画のように悪い意味で暴れ出したらという不安がありましたが
余計な干渉はせずサトシとのバトルも上手くぼかして、神秘性を保ったまま終わってくれたので良かったです。
あくまで主軸はサトシとピカチュウでした。やっぱりやれば出来るじゃないかポケモン映画スタッフ…
というかサトシがあれだけ憧れて(20年も)追い続けてきたホウオウと最後あっさりバトルできてしまう展開、
なんというか男児アニメですね。
この終わり方なら本筋のサトシがいつかホウオウに会う展開が来ても不自然じゃないですね。

 マーシャドーとエンテイ、ライコウ、スイクンは、動かし方は良かったけれど
正直この映画には必要なかったのではないか?…と思います。
マーシャドーは販促の都合で出したのか分かりませんが、赤緑リメイクで通してる所に完全に異分子に見えました。
役どころも特にいなくても何とかなったのではないかと…
ゲーム新作の販促の必要があるならリメイクのこの映画にねじ込まずにTVシリーズなどで出せばよかったと思います。
映画以外でも、グッズやキャンペーン展開を見ているとどれもピカチュウはじめ初代ポケモンばかり推していて
マーシャドーが推されているのをほとんど見かけない気がします。
 エンテイ、ライコウ、スイクンはホウオウがメインならこの3匹も…と考えると分からなくもないですが
やっぱりカントー地方が舞台なのでもう少し出番を抑えた方が良かったように思います。
エンジュシティのやけたとうの演出はかっこよかったのであの辺ぐらいで。

 「ポケットモンスター、ちぢめてポケモン…」
今年は変化球な内容だからないのかなと思っていたら一番最後でした。
サトシの旅立ちと冒険と、ポケモンの良さをを改めて味わった最後に見るといっそう感動的です。上手い。
懐かしの過去シリーズの舞台にカントー以外のポケモン達も最後に少しずつ見る事ができて嬉しかったです。

 今年の主題歌 OPはおなじみのめざせポケモンマスター。
めざポケはポケモンソングの原点にして頂点という感じなのでTVシリーズの方でも流してくれて嬉しいです。
EDは林明日香さん×オラシオンと、今年はあまりタイアップに頼ってない所が特別感あって良いです。
ダークライ映画のオラシオンは美しくて好きなので今回抜擢されて嬉しいです。
林さんもこのまま消えて欲しくないと思っていたので、また歌ってくれて嬉しいです。
新しくついた歌詞も、サトシとピカチュウの絆を直球に書いていて、名曲に仕上がりました。

 EDでは今までのサトシの旅の仲間達が登場してきて、ずるいです。
今のアローラの仲間達がいなかったのが残念ですが旅をしてないから入れなかったんでしょうか…
それぞれの手持ちポケモンも入れてくれたら個人的にもっと嬉しかったですが作画的に厳しいでしょうか。
 一番最後に表示されるPOKEMON with YOUの画面、毎年恒例なのですが
今年は「ポケモンはいつもキミといっしょ」のキャッチフレーズが一層心に来ました。

 ポケモンの映画としてはとてもよく出来ていましたが
やはりあのポスターや宣伝の仕方では赤緑の完全なリメイクだと思われて→
「歴史改変リメイクじゃないか!」という声が続出してしまうのが勿体無いです。
(ポスターのデザイン自体は素敵だと思う。)
実際見てみると一つのストーリーとしては良く出来ているだけに。
パンフレットの1ページ目で湯山監督が「リメイクではなくリファイン」と言っておりますが
それなら宣伝の段階で「もうひとつの物語」だというのをもっとはっきり言ってほしかったです。
 …とはいえ、リメイク要素を入れる時点でどうやっても叩く人が出てくるので、もうしょうがないのかもしれません。
ずっとポケモンを追いかけていると麻痺してしまうのですが、
今回リメイクなのにいないと散々言われたカスミとタケシだってゲームの設定を変えて旅の仲間になったんですよね。
 それに宣伝の段階から初代リメイクを推したおかげで「初代の話なら見たい」となる人も出たり
例年よりも話題にはなったんですよね。
 例年のポケモン映画よりは面白かったと思うし
これはこれでひとつの物語として面白かったからこれでいいんじゃないかと思えます。

 赤緑以外のポケモンが出てくるのも、野生で出るのは赤緑のポケモンだけで他地方のポケモンは基本的にトレーナーの手持ちなのでカントーの話としておかしくはないのですが。
サトシが見慣れない地方のポケモンに驚いたり「他の地方にはカントーにはいないポケモンがいる」
「シンオウ地方から来たからルカリオを持っている」みたいな説明が一言あったりしてほしかったです。

 

「う」

2017-08-30 | ポケモン
 土用の丑の日の時に描いた、刀語の「う」練銀閣と「う」の付くポケモン(すごい落書き)
ウツボットとかウソハチとか、最近描いてなくてもずっと前に描いてたポケモンは手が覚えていました。

・・・<アニメ感想>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  「ライチの大試練!一番ハードなポケモン勝負!!」
 すっかり仲良くなったライチさんといよいよ大試練。今回もギャグを交えつついいバトルでした。
 前回のラランテス戦で2対2になった時のリアクションでも思ったんですが
ダブルバトルもアローラ地方ではあまり馴染みがないみたいですね。
 イワンコはアニメの動きとか見てるとまさに子犬なので、狂暴化してもかわいいです。
イワンコが狂暴化しても怒ったり悩んだりしないでどこまでも寄り添ってあげるサトシ…
アローラの空気は本当に大らかですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 金銀編「いろちがいのヨルノズク!ゲットだぜ!!」を先日見ました。
記憶が正しければ今回初めて見たと思います。
サトシのヨルノズク、色違いなだけでなく通常のヨルノズクよりも体が小さくて頭もいい…とかなり特別な個体だったんですね。
ゲストキャラの方がずっと前からヨルノズクを狙い続けていて凝った罠まで作っていたのにヨルノズクがぽっと出のサトシをトレーナーとして認めてしまう展開はなんだかゲストキャラが気の毒に思えてしまいました。
(ゲストキャラ自身がそれで納得していたのでいいのですが。)
同じ金銀編のヒノアラシをゲットする回もゲット権をゲストキャラとバトルで決める時にサトシがそのヒノアラシでバトルに挑んだのがなんだかずるいな…と思ったのをついでに思い出してしまったり。
 レギュラー手持ちに色違いがいるとどうしても色違いの印象が強くなってしまって通常の個体を見た時にしょぼく感じるようになってしまうので、色違いをレギュラーに入れるのはもういいと思います…。

 そういえばこの頃のアニメってゲストキャラやゲストポケモンとの触れ合い→ロケット団がポケモンを奪おうと乱入
→ピカチュウ10万ボルト!のテンプレがかなり続いていたなあ…というのも思い出したり。
 EDで久しぶりにポケモンはらはらリレーを見て、可愛かったです。

 

あー辛

2017-08-23 | ポケモン
 映画キミにきめたに連れて行ったミロカロスと、映画の後で食べたアイスのカップ(帰ってから撮った)
ツイッターで見かけるような、映画見る時に映画館の中でサッと半券を撮ったり外で食べる時にサッとぬいぐるみを添えて撮ってサッとアップするとかそんな器用な事はほとんどしてません。

 コラッタオンリーの一番くじとかあったら幸せなんですけど、夢の彼方ですね…
ミュウやナマコブシも好きだし絞れないので、いっそここに載ってるポケモン1匹ずつグッズ化でもすればマイナーポケモンのファンも皆幸せになれると思います…
 来月コイルオンリーのくじが出ますがこうやって公式から普通にネタ抜きで推されてるのは悪くない印象です。

・・・<アニメ感想>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  「カレーなバトル!ラランテスの舞!!」
 丘一面に群れながら寝るカリキリが可愛い。とても可愛い。すぐ寝るモクローもかわいい。
 今までずっと旅の仲間に料理係がいたのを思うと、パンにコロッケを挟んだだけのコロッケサンドを作れるというだけで結構サトシが成長しているように感じられます。
 ポワルンのフォルムチェンジにマオが「進化した!?」と言ったの、やっぱりアローラ地方でフォルムチェンジは知られていないんですね。
 最後アーカラカレーを食べながらのサトシ「あー辛!」アママイコ「アマイ!」が上手かった。

 映画キミにきめたを観てきましたが今のOPのホウオウとマーシャドーのアニメは映画からなのか新規アニメなのかちょっと分かりません。

 

七夜の願い星

2017-08-20 | ポケモン
好敵手


 水の都、ボルケニオンとポケモン映画の感想を書いてきましたが、
続いて先日久しぶりに七夜の願い星ジラーチを見ました。

 ジラーチが赤ちゃんのように無垢に描かれていて可愛いです。
主役のジラーチからファウンスのモブポケモンまで生き生き描かれていてこれも好きなシリーズです。
 ジラーチは何でも願いを叶える設定のはずなのに映画ではただのテレポート能力になっているとか、
あんな化け物じゃなくて本物のグラードンを出して欲しかったとか、そういう不満が出るのも分かるのですが、
個人的にはその辺の不満を全体の好評価が上回っている感じ。
 本物のグラードンを出してほしかったというのは私も思うのですが、
もし本物のグラードンが大暴れしてプッシュされたらジラーチや、せっかく伝説じゃないのに活躍したアブソルフライゴンボーマンダあたりのプッシュが割を食っていたかもしれない…とも思います。
(当時のグッズ等ではグラードンも普通に推されていた気がしますが。)

 …もっともグラードンのアニメでの活躍を振り返るとこの後AGに登場した時は微妙な活躍で終わり
XY編の最強メガシンカでやっとそこそこな活躍(ただし30分のTVアニメ)
光輪の超魔神フーパでは大勢の伝説ポケモンの1匹として出たので印象が薄く
終盤のいいシーンでみんな空飛んでるのに1匹だけ川の中を歩かされネタ方面で目立ってしまう
(しかもこの時ゲンシカイキして炎・地面タイプになっているので余計に)
…とこの後もなかなか威厳を保てない感じなのですが。

 OPの移動遊園地が組み立てられていく様子がとてもハイテクで見ててわくわくします。
どこかにこの移動遊園地の設定は載っていないんでしょうか。
 マサトはTVの方では結構生意気な印象が強かったですがこの映画単品で見ると普通に健気なんですよね。
ハルカとの姉弟関係も細かく描かれているしサトシもいい兄貴分していて、
3人の(疑似)兄弟っぽさがうまく描かれていました。
 自分が年を重ねたからか、以前よりもダイアンの苦悩がより感じられるようになりました。
幼馴染でずっと追いかけていたバトラーが悪に手を染めるような事をしてしまって辛くて、
それでも彼が本当に悪い人ではないと信じていたから離れずにいたのでしょう。
彼のためを思って独断でサトシ達をファウンスへ連れて行ったのでしょう。
 バトラーも映画での役は悪役でしたが、自分のやりたい事のために熱くなりすぎてしまうタイプなだけなんですよね。
メタ・グラードンを目の当たりにしてサトシ達の味方になってからは一転してかっこよかったので
最終的な好感度は高いです。
ラストで彼が大地を守っていく事に決めたのは大地を司るグラードンへの敬意か償い?という意味でも
ジラーチを自分の目的のために利用してしまった償いの意味でもいいラストだと思います。(今回初めて気付いた事)

 クライマックスのフライゴンとボーマンダの空中戦はものすごくかっこよくて
間違いなくフライゴンの最高の晴れ舞台だったと思います。
 この映画の話をする度に触れている気がする個人的に不満な点ですが、
フライゴンがぽっと出のくせにクライマックスで美味しいとこ取り過ぎだと思うので
もうちょっと前のシーンからサトシ達に接触するとか、
実はファウンスのポケモン達のリーダーだったとか勇敢な性格だと一言説明が入るとか、、
そういう掘り下げがあってほしかったです。
空中戦が文句なくかっこいいだけに尚更…というかかっこいいからか自分以外にフライゴンに不満を言っている人を見た事がないという。
 今回見ていてアブソルとどちらか1匹にした方がよかったのではないかと考えましたが
アブソルの役目はわざわいポケモンのアブソルだからこそだしあの空中戦も空が飛べてデザイン的にもボーマンダと並んで様になるフライゴンが適役なんですね…難しい。

 ・映画キミにきめたを観てきました。感想文を作成中です。

 

水と炎(タイプ)

2017-08-14 | ポケモン

 おもしろい企画を発見。

 水の都の護神に続いてテレビ放送されたボルケニオンと機巧のマギアナを一年ぶりに観ました。
テレビ放送のお約束として冒頭の「ポケットモンスター、縮めてポケモン…」とEDがカットされてるのが今年も残念。
ちゃんとお金を払ってDVDで観れば済む事ですが。

 主役のボルケニオンは男気があってかっこよく、マギアナは(無機質な見た目に反して)可愛い。
マギアナは静止画だとただのロボットなので動いてみて初めて「可愛い」と分かるポケモンなの、
なんか勿体無いな…と感じました。アニメでの動かし方が上手かったと言うべきか。
 クライマックスのメガシンカ軍団とサトシ達の手持ち総出演による大バトルはとてもかっこよかったです。
XYシリーズの最後だからかメガシンカの大盤振る舞いが嬉しかった。
この映画屈指の名シーンだと思うのですが主役の2匹がいないシーンだからか予告や宣伝であまり取り上げられなかった(多分)のがとても勿体無い…主題歌も流れるしプニちゃんまでフォルムチェンジして加勢してほんとに熱い所なのに。
そういえばあばれる君がやってるオニゴーリの鳴き声、この度のテレビ放送で初めて確認しました。
 ネーベル高原のポケモン達も一匹一匹にちゃんと描写があったり健気さが溢れていて良かったです。
ラケル・キミア姉弟もゲストキャラとしていい塩梅でした。ペロリーム好き。
ニャースの通訳を利用した活躍も良かったです。

 こんな感じでポケモンの描写が主役からモブまで、一匹一匹のキャラ付けからバトルシーンの動かし方まで
かなり良かったです。ここ最近のポケモン映画の中では一番高評価をつけられるかもしれません。
全体的には「いつものパターン」から抜け切れていないながらも結構頑張った作品だと思います。

 あと、せっかく街全体がからくり仕掛けで面白い舞台だと思ったのに最初の説明だけで
後半は結局マギアナと要塞の関係だけで終わってしまったのも勿体無かったと思います。


 山寺宏一さんと中川翔子さんに関しては映画のゲスト声優はそろそろ毎年じゃなくてもいい気がします。
中川さんはポケんちとかの番組に出たりポケモン専属タレントとしては頼もしいんだけど声優
(しかも毎年、主役級も何回も)としてはそこまでしなくていいです…という感じだし
大ベテラン声優の山寺さんも、好きだけどそろそろ毎年出演しなくてもいいかなあ…と思えます。
山寺さんは連続ゲスト出演記録で話題になったりギネス認定されているみたいですが
そろそろ連続記録のためだけに無理に呼ばなくてもいいから、というか手段と目的が逆転してませんか…?

 

水と炎

2017-08-10 | ポケモン
 推しポケモン映画投票企画で放送された水の都の護神を見ました。
もう言い尽くされている事ですがイタリアンな街並みや音楽が美しいです。
水のCG表現も美しくてゆめうつしでサトシ達が水路の中を体験する所とか本当に映像美!ですね。
水路の中を泳いでるポケモン達の見せ方もまたリアルっぽくて、暑い季節にぴったりな涼しげな映像です。
 主役のラティオス・ラティアスも、他の伝説ポケモンのように偉そうな感じではなくサトシとしっかり絆を結んでいくので感情移入しやすくなります。伝説のポケモンだけど喋らないのも含めて動きが「生き物」してるのが良い。
そして街中のモブポケモン達もいろいろ細かく描かれていて同じく「生き物」感があるのがいいです。
悪役の姉妹も、悪役ながら魅力が出ています。
 なんというかどのシーンも美しくて、ひたすら映像を見ているのが楽しい映画、という感じがしました。
やっぱりここ最近のポケモン映画はいろいろ詰め込みすぎなんじゃないか…と対比でどうしても思えます。

 ゆめうつしは当時ルビサファ発売前だったのでラティオスとラティアスの専用ダブルバトル技に違いない!
…と思って肩すかしでしたね。ゲームで使う予定だったけど没になったのか最初からゲーム関係ない技だったのか。

 ポケモン映画も20作と多くなったので、こんな感じでたまに過去シリーズを再放送してくれる機会があると嬉しいです。
テレビの放送が難しい場合はニコ生とか。でも個人的にはテレビ放送が一番見やすいかな。
私自身も、特に最近のシリーズは映画館で観て翌年のテレビ放送でさらっと見てそれっきり…
みたいな感じであまり記憶が定着しなくなっているもので。

水飲み場で水浴びするシャワーズが気持ちよさそうだった落書き
・・・<アニメ感想>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  「炎のバトル!ガラガラあらわる!!」
 ゲームはまだやっていないのですが、カキの成長とガラガラとやまおとこでゲームのイベントをもじっていたんでしょうか。
前回のスイレン回もなんかそんな感じでしたね。
やたら存在感のあるやまおとこ達はネットでもネタ画像として話題になってるので「これが噂の…」という感じ。
カキはクラスメイトの中でも一際ポケモントレーナーとして上昇志向が強くて、今回も熱い気持ちを見せてくれました。
新しくゲットされて即行関係性ができてしまうガラガラとバクガメスが面白かったです。

 

まほうのエプロン

2017-08-09 | ジュエルペット・サンリオ


 まほうのエプロン もう何年も前に地元の筐体がなくなったのでネットの情報でしか見ていないのですが
ここ最近は子供向けなのかオタク向けなのかどうも迷走しているな…という印象です。
ジュエルペットにSB69にリルリルフェアリル…とサンリオの推し作品を次々取り入れられる強みはいいと思うし
もうサンリオの総合ゲームとして一度仕切り直したら良かったのではないか…?という気がします。
 迷走はしていましたがアニメが終わった後もジュエルペットの描きおろしカードが結構いろいろ出たのは嬉しいです。
てぃんくる人気様々ですね。そのうち画集を出して欲しいです。

 サンリオキャラクター大賞 ジュエルペットを応援しておりましたが去年と順位はあまり変わらず、
ライバル(勝手に思っている)のリルリルフェアリルには負けたけどすぐ下…と、
アニメも何もやってない今の状況にしては結構安定していたのではないか?と思います。