女庭訓

　「主ある人をば大胆な、断りなしに惚れるとは
　　どんな本にもありやせまい。
　　女庭訓躾け方、よふ見やしやんせ、エヽ嗜みなされ」


女庭訓＝女性の家庭でのしつけ方を書いたもの、
すなわちマナーブック？　

お三輪ちゃんがそんな女庭訓のことなど持ち出してきて、
「あんた、よく読んどきなさいよ！」
と言えるほどの淑女かどうかは置いといて。

そう言われた橘姫も負けじと

　　「恋は仕勝よ！」

ときたもんだ。

イケメン・求馬さまを挟んで火花を散らす三角関係。
女は強いねー、昔も今も。　

というか、なぜ、そういう場合浮気な男を責めずに相手の女をなじるのか？

そこら辺がよくわかんない私など、お三輪ちゃんに
　「いいからあんたも女庭訓しつけ方、よう見やしゃんせ！」
って怒られそう。

というわけで、やっと大阪まで『妹背山女庭訓』を鑑賞しにいってきます。
女庭訓、よぉく躾けてもらってきまーす。（４０代女）