部活日誌

部活動(ひとり文楽部)の記録など

開運ふんどし

2011-01-08 | その他文化部
行きたいのは山々だけど、やはり1月の大阪遠征は諦めました。
しょぼーん。

そんなウツウツな気分の中、観劇してきました。

作・演出 三谷幸喜 『ろくでなし啄木』
出演:藤原竜也  中村勘太郎  吹石一恵


いやー、面白かった! コメディーではないんだけど、端々に笑い満載。
思い切り笑って、おかげ様でウツウツ気分も晴れたよ。

勘太郎さんはさすがに間がよくて、しかも、ふんどし一丁の時間が長い!
やるなー

「三谷幸喜生誕50周年記念」と題して今年は舞台・映画・小説と怒涛の新作発表だそうだけど、まず一作目は大成功じゃないでしょうか。
少なくとも私のツボには ずぼり! ハマりました。

そういえば、去年の正月は国立劇場で赤いふんどし、今年は白いふんどし、と
一年の始まりをふんどし一丁の男を見ながら迎えている気がする。

これは神様の

「汝ふんどしを愛せよ、さらば道は開かれん」

という私へのお告げと捉えるべきでしょうか。
何の道かは知らないけど。 

・・・女相撲?  

ちっ。


謹賀新年

2011-01-05 | 文楽
明けましておめでとうございます。
また、初春公演初日、おめでとうございます。


って、今更何言ってんのあんた、ですが、こんな調子で何歩もズレてるこの部活日誌を
本年もどうぞよろしくお願いします。


さて、今年もお正月は文楽劇場に行くこともなく、家でゴロゴロと『妹背山』を見ていたわけですが、やっぱり妹背山、大作かつ名作ですねー

さすが、近松半二。


・・・ん? 近松半二?

私、昨年末、半二になんか文句言ってなかったっけか?


そうだそうだ、『本朝廿四孝』!

えーっと。それがなんだったっけ??  (正月ボケ)

なんかあれだったね、実は、実は、って慈悲蔵が実は誰々(書くのもめんどくさい)だった、ってことはわかった。
いや、わかんないけどもまあ、そういうことにしたんならいいよ、それで。

でも、それと母親のあの執拗な慈悲蔵いじめ、横蔵のいばりんぼっぷり、峯松の死に必然性はあったのか?
近松半二さん、あんた面白いこと優先して大風呂敷広げまくって、そこら辺の細かいことはざーーっと書き流してないか?

ってなことで去年の私はもやもやしてたんでした。

でも、『妹背山婦女庭訓』を見ていると、こんなに素晴らしい作品を書き上げることができるなんて、あんた天才だね、としゃっぽを脱ぐしかありません。

本朝廿四孝の後、

・傾城阿波の鳴門
・近江源氏先陣館
・妹背山婦女庭訓
・新版歌祭文
・伊賀超道中双六

と、順番に書いていったそうですが、いずれも情の深い作品です。

だから筍堀がよくわかんない、なにいってんの、と文句を言う私の頭が悪いだけなのでしょう。
ああ、そうさ、頭悪いさ!

開き直ったところで、この部活日誌を本年もどうぞよろしくお願いします。(それはさっきも言った)