部活日誌

部活動(ひとり文楽部)の記録など

LOVE SUICIDE SONEZAKI

2011-08-16 | 文楽
ごぶさたしています。 ウィリー・ウォンカですこんばんは。
前髪をもっと短く!もっと! と美容師さんに無理やり切らせたら
「ふっ。チャーリーとチョコレート工場のウォンカみたい」
と美容師本人に半笑いで言われましたこんばんは。
じゃあ、止めなさい、プロなんだから。と若干思ったりしますこんばんは。


ものすっごい久しぶりのblogですが、なぜかと言えば、5月以降文楽公演をまったく観てないからです。
6月の鑑賞教室も夏休み公演も大阪に行けませんでしたので。
東京だけで凌ごうと思うと、3ヶ月間が開くんですねー


そんな中、ひっさびさに人形浄瑠璃α波を求めて
「誰も観たことのない曾根崎心中のオリジナルここに復活!
 杉本文楽 木偶坊入情 曾根崎心中 付り観音廻り」(長い)
の初日に行ってきました。

今回お盆の里帰りで行けない友達に「くれぐれも感想よろしく」と頼まれたので、ワタクシ、公演帰りの電車でメモをとる、というまれに見る素晴らしい友情を発揮しておきました。

以下、そのメモの一部。


・会場、真っ暗
・清治さんジャーン!セリ上がりで登場でたまげる
・なぜそんな薄暗い隅っこに立って胡弓を弾く。清志郎さんよ。
・咲甫さんジャパニーズラップお上手とみたYO
・奥行きのある舞台→観音廻りの一人遣い、遠い&小っさい。
 エルメスよく見えず涙
・手摺なく座ると道端で浮いてる
・下駄履いてない!(全員黒衣)
・女中、おっぱい丸出し
・道行床豪華
・最期の道行き、オリジナルくどい。黙って死んで行けばいいのに。
 (※注:野澤松之輔バージョンとの違いのことを言ってます。)
・最後に頭巾脱いで舞台に勢ぞろい、簑助師匠・勘十郎セリ上がりジャーン
・簑助師匠、さすが。持ってく。楽しそう。
・嶋さん、cawaii♪

等々。もっとありますが、ちょっとここでの公開はあんまりにもあんまりで差し控えときます。


で、こんだけメモっとけば充分だな、とオノレを慰労しながら、ま、念のため。
と杉本文楽感想まとめサイトなど見てみましたらば。

「アートと伝統芸能の融合の素晴らしさに感動」
「新しい試みの中にあって、簑助・勘十郎はじめ出演者の技量の確かさに脱帽」
「エロスと死、と言う杉本氏の求めるテーマを存分に証明できる空間であった」
・・・・・


・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)


そ、そうか・・・
感想というのは、そういうステキ感性をもって語ることを言うのね~


メモを慌てて

・会場は当時の芝居小屋を模したかのように風情ある薄暗さ
・清治師匠は登場しただけでソリッドなオーラを放つ
・スタンディング胡弓という新鮮な姿の貴公子・清志郎さん
・現代のラップに通じる咲甫大夫の浄瑠璃の放つ りずむ あーんど ぱっしょん!
(以下続く)

などにぎくしゃくと改変したことは言うまでもありません。


アートってめんどくさ・・・じゃなくて、難しいデスネ