部活日誌

部活動(ひとり文楽部)の記録など

3月地方公演とか地震とか

2011-03-25 | その他いろいろ
ご無沙汰してる間に起こったこの度の大地震、皆様ご無事でいらっしゃいますでしょうか。

私は当日、会社から自宅まで5時間以上かけて歩いて帰りました。
後で調べると、最短距離で21km。
途中皇居周辺を遠回りしてしまった(よく知っている半蔵門回りを選んだ)ことで、更に1、2kmプラスされているかと思いますが、とにかく必死で歩いている最中頭にあったのは

「犬」

日頃、飼い犬のことを牛みたいだとか、口が臭いとか、憎たらしいヤツとか言ったり思ったりしていましたが、一番大切にしているものも、その牛みたいな生き物であった、ということがよくわかりました。

「被災地域はどうなっているのだろう」なんてことなどこれっぽちも想像できず、ただただ家に帰って無事を確かめたい、ということしか考えられませんでした。

普段、調子こいて偉そうにしていても、いざという時には自分と自分の家族のことしか眼中にない、自分勝手な人間だということも身に染みてわかりました。


それにしても、思えば、地震の前日は大田区民プラザで地方公演を観ていたんですよねぇ。
次の日にどんなに恐ろしいことが起こるかも知らず、呑気に

「紋臣さん、らぶ~♪」

なんつって、珍しく、というか初めて解説が噛みまくりで固まる紋臣さんを見て、ニタニタ喜んでいたんですから(ひどい)

そもそも、2月公演の「桜丸切腹」でどれだけ私が泣いたかをまずここに書かなくちゃ、
それが終わったら地方公演で紋臣さんが解説かみかみだったことを報告しなくちゃ、
なんてことを考えていたのですが、それもこれも、なにもかも、全部吹っ飛んでしまいました。

地震め・・・!


ご存じのとおり、こういう時に何か気の利いたこと言うのにもっとも向かない人間が書いているこのblog。

被災されたたくさんの方々が悲しみの中で踏ん張っておられる時に、いつも通りふざけたことを言ったり書いたりするのは憚られるところですが、しかし、私はできるだけ普段通りの調子でいたいと思ってます。
(できるかどうかは別として)

あれこれと「この記事を読め!」「誰が悪い!」「あれをしろ」「これをするな!」などなど、普段穏やかな人までもが総じて怒りっぽい学級委員長みたいになっている今日この頃。

どうかここで
「やっぱり4月公演、行こうかな~」
「でも、5月まで我慢しようかな~」
なんて呑気なこと言っていても、怒らないでください。

誰も、大事なことを見てないわけでも、考えていないわけでも、やっていないわけでも、そして恐怖を感じていないわけでも悲しんでいないわけでもないですので、怒りっぽい人、何卒大目に見てくだちい。


   オレも無事でやっています。押忍!

    



取ろ取ろトロロ汁

2010-05-25 | その他いろいろ
しつこいようですが、「山の芋が鰻になる」について。


【意味】 
 (大昔、山芋が川に下って鰻になると思われていたが)
 ありえない、思いがけないことが現実に起きることもある。
 また、急に出世することのたとえ。


ということのようですが、そこから


「まだ鰻にもなってない芋を、いきなり蒲焼きにする=甚だしく早まった行為の例え。」

とも。 へぇ~、そりゃ知らなんだ。



すると野崎村での久作の

「山の芋は鰻になる。久松が年が明けたらば、われは又お内儀になる。
 それ楽しみによふ留守せい。ドリヤ往て来う」

のセリフにも、私には全然わかんないけど何か隠された意味でもあるのか? と、深読みしたくなります。



どっちにしろ、山の芋は鰻になることはないわけだけど。



この件でひとつ言える確かなことは、


 「とろろ飯、もしくは(できれば)うな重が食べたいな」

と言うことです。 お腹へったぐぅ~~