東京3日間の旅、最終日3日目です。地下鉄利用してのフリータイムです。
町田市にある旧白洲邸「武相荘」と東京都庭園美術館を訪れました。
テレビ番組「百年名家」で白洲次郎の「武相荘(ぶあいそう)」~伝説の風雲児が暮らした茅葺農家~を観ました。
白洲正子に興味があったし、ぜひ東京へ行ったら訪れようと思っていたので実現しました。
東京都庭園美術館も前から一度行ってみたい美術館でしたので今回は、展覧会よりも建物が主な目的でした。
白洲次郎は、現在の芦屋市生まれ、中学を卒業すると英国に留学、ケンブリッジに学ぶ。
帰国後、新聞記者や商社マンとして活躍し、当時駐英特命全権大使だった吉田茂との面識を得ましたが、
第二次世界大戦が勃発した翌年、日本の敗戦を確信した彼は全ての職を辞し、町田に疎開して農業に従事する。
戦後、吉田茂に請われてGHQとの折衝にあたる、「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた人物。
白洲正子は、樺山伯爵家の次女として生まれる。幼い頃から能を習い、14歳で女性として初めて能舞台に立つ。
アメリカのハートリッジスクールへ入学。帰国後白洲次郎と結婚。
二人が移り住んだ家が、「武相荘」です。主屋は幕末頃に建てられた養蚕農家で、土間に床を張り洋間風に設えるなどモダンな使い方をしています。基本的な造りはほとんど変えずに、伝統的な佇まいをそのまま生かしています。
室内のレイアウトは、文筆家としても活躍した白洲正子、民藝思想に共鳴した“用の美”を、古い農家の家で実践したのです。
武相荘
2階がショップと受付
長屋門
レストラン
茅葺屋根の住居 室内は撮影出不可
カフェに置かれてる車は動くそうです
東京都庭園美術館
1933(昭和8)年に朝香宮邸として建てられました。アール・デコ様式の本館自体が美術品といえ、その空間を活かした展覧会、そして緑豊かな庭園が調和したユニークな美術館として、1983年(昭和58)に開館しました。
本館は、主要な部屋の内装にアンリ・ラパンやルネ・ラリックら、フランスのアール・デコ様式における著名なデザイナーが起用されており、宮廷建築を担っていた宮内省内匠寮が手がけた邸宅の中でも特色のある建築として、2015年には国の重要文化財に指定されました。
庭園も宮廷時代の面影を残しており、芝生で覆われた開放感のある庭と築山と池を備え起伏に富んだ日本庭園は、桜や紅葉など四季折々の変化を楽しめます。
本館
入口
玄関のモザイクタイルの床
本館 庭園側
新館
茶室「光華」
東京都庭園美術館スマートフォン用公式アプリを無料ダウンロードすると、アールデコ様式の本館(旧朝香宮邸)の歴史や各部屋の概要、建築の意匠や建築素材、技法などを画像やテキストでわかりやすく解説してくれます。
3日間の旅の内2日間は、地下鉄での移動がスマホ利用でまずまずうまくいきました。土曜日曜は地下鉄は通勤客が乗車していないせいか、ゆっくり座ることができたのは良かったです。
楽しい旅これからも続けていきたいと思います。