日々の記録と楽しい思い出

日々の楽しかったことや旅行の思い出を写真で紹介したいと思います。

三十三間堂の千体観音に魅せられて

2021年06月28日 | 名所めぐり

「えき」美術館で『香りの器』高砂コレクションを鑑賞したついでに、三十三間堂へ寄ってみました。

三十三間堂は正式には蓮華王院(国宝)といい、長寛2年(1164)に平清盛が造進した。約80年後に焼失したが、すぐに復興に着手し文永3年(1266)に再建された。

その後室町・桃山・江戸・昭和と4度の大修理により700余年間保存されている。

東庭の回遊式庭園が整備されアジサイの花が咲いています。

 

 

長いお堂は和様の入母屋・本瓦葺きの「総檜造り」で約120メートル
正面の柱間が33あるところから「三十三間堂」と通称され、堂内には
1001体もの観音像がまつられる。

堂内両端のひときわ高い雲座にのった風神と雷神は力強く躍動的
俵屋宗達の「風神雷神図屏風」は三十三間堂の風神・雷神がモデルと言われている

撮影禁止なので写真借用してます
中央の巨象(中尊)を中心に左右に各500体(国宝)合計1001体

回遊式庭園

 

アジサイが咲いています

 

沙羅双樹の花

「太閤塀」と呼ばれる築地塀

鐘楼

 

「通し矢」
(江戸時代に外縁で行われた弓の競技で、堂内にのこる多数の絵馬はその記録)にちなむ弓道大会が催され、特に成人を迎えた女性たちの晴れ着での競技は、いまや正月の風物詩となっている

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初夏の「ラコリーナ近江八幡」

2021年06月25日 | 建物めぐり

石の寺「教林坊」を訪れた帰りに、「ラコリーナ近江八幡」へ寄りました。

和菓子製造のたねやグループと洋菓子製造のクラブハリエのフラッグショップ店として2015年1月にオープンしました。

ユニークなデザインと栗の木が印象的な建物は、建築家・建築史家の藤森照信氏によるものです。

今回2回目で、前回は冬で屋根の芝生は茶色でしたが今回は緑の芝生です。

日曜日だったせいか家族連れの方達が多かったので、建物、庭を見学するだけにして帰りました。

 

後ろの八幡山の緑と建物の緑が2層になっているかのように見える
クマザサが敷き詰められたアプローチ

緑のしばふでおおわれた「草屋根」という名前の建物

車輪付き藤森建築「銅仮面」

 

 

 

 

たねやグループの本社「銅屋根」
2500枚の銅の板を100人がかりで従業員さんらの作業です

田んぼや棚田、畑がありお米や野菜を作っています

 

 

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侘び・さびのかくれ里 石の寺「教林坊」

2021年06月23日 | 名所めぐり

滋賀県近江八幡に、苔がきれいな石の寺「教林坊」が春の公開を土日のみしていると知り、さっそく友人と訪れました。

琵琶湖の東側にある滋賀県安土町、繖山の麓にある天台宗教林坊は、三十二番観音正寺のもと塔頭で、推古13(605)年に聖徳太子が開基したと伝える由緒ある寺院です。
昭和50年頃から無人になってしまったお寺でした、青年僧廣邊光信さんが荒れ寺復興に挑戦して地元の方達の協力も得て平成16年の4月、聖徳太子の開基以来1400年の慶讃にあわせたかのように、20数年ぶりに一般公開され、さまざまな活動を展開していくことになります。

寺名の『教林』とは太子が林の中で教えを説かれたことに由来し、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩と、ご本尊を祀る霊窟が残され、別名『石の寺』と呼ばれています。

白洲正子さんも数度来訪され『かくれ里』で紹介されました。

掛軸庭園と小堀遠州作と伝わる庭園、緑の苔ともみじ、合掌造りの建物など侘び・さびを味わいました。

 

「教林坊」

 

総門

 

日常何気なく使っている言葉に仏教から生まれたものがあることを知ってもらうために道の途中にたてられています

 

表門

 

沙羅双樹

 

経蔵

ツツジやシャクナゲもあります

付書院と庭園

江戸時代前期のヨシ葺き書院は、古様式を伝える貴重な建物です

 

苔がきれいです

本堂


 

本尊霊窟と説法岩

 

 

特に床の間を作らず、独立した付書院から見る庭園を「掛軸庭園」と呼び、室町期の初期書院の名残りを感じさせます

掛軸庭園
付書院からの眺めを四季折々の山水掛軸に見立てています

額縁庭園にもなっています

 

小堀遠州作と伝わる庭園は、枯れ滝・鶴・亀などを巨石を用いて豪快に表現された桃山様式を象徴する池泉庭園です

左上の縦向きの岩が鶴、中の岩が亀、上には蛙の岩

水琴窟

 

聖徳太子

書院の2階に上がると合掌造りがわかります

秋の紅葉の時期には苔と紅葉がきれいだと思います、ライトアップが行われます
もう一度紅葉の時期に訪れたいと思います

 

 

 

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北野天満宮・上七軒・千本釈迦堂を訪れる

2021年06月19日 | 名所めぐり

コロナ禍で年中行事が中止になってるのが多い京都です。

ひっそりとした北野天満宮と上七軒、千本釈迦堂を訪れました。

毎月25日は「天神さんの日」で知られる当宮のご縁日。

菅原道真公の御誕生日である6月25日と薨去(こうきょ)された2月25日に由来しています。

6月25日の御誕辰祭は「夏越(なごし)天神」ともいわれ、真夏を迎えるにあたって無病息災を願う『大茅の輪』は直径5mで京都最大と言われています。

 

楼門 「大茅の輪」

 

花手水

 

 

三光門

織部型灯籠(古田織部の墓にある灯籠の形に因んで、名付けられた。
マリア像の彫刻が彫られている事から「マリア燈籠」「切支丹灯籠」とも呼ばれる

大黒さまが刻まれている石燈籠
口の部分が少しくぼんでいます。この口に小石を乗せ、成功した小石を財布に入れておくと、お金に困らなくなるのだとか!「落ちない」ことから受験生にも人気。
とてもむずかしい!

社殿 「茅の輪」
6月30日16時より神事を執り行い、神職とともに「茅の輪くぐり」を行って、
日常無意識のうちに身につけた罪や穢れを祓い、無病息災を祈願します。

 

飛梅(御神木の紅梅)
菅原道真公の御心に寄り添い飛翔した各地の「飛梅伝説」の原種です


本殿と透塀

絵馬掛所

本殿

上七軒

上七軒歌舞練場

大報恩寺(千本釈迦堂)

本堂
幾多の戦火を免れた本堂は、安貞元年(1227)の創建時のままのものであり、京都市内最古の木造建造物として国宝に指定されています。

春には見事な桜が咲きます

 

「おかめ塚」
阿亀(おかめ)とは本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次の妻のことで、高次が重要な柱の寸法を間違えて短く切りすぎ、苦悩している時に「桝組で補えばどうか」と助言して窮地を救った。上棟式を迎える前に自害した。
縁結び・夫婦円満・子授けに後利益がある。

京の師走の名物行事、12月7、8日「大根炊き」が行われてます。

 

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開館25周年記念「大山崎山荘美術館」

2021年06月15日 | 美術鑑賞

緊急事態宣言で閉館となっていた大山崎山荘美術館が、6月1日から開館したので、

開催されている、25周年記念「夢をめぐる絵画の作品より」を鑑賞してきました。

美術館本館は、実業家加賀正太郎が大正から昭和にかけて建設し「大山崎山荘」と名付けました。
加賀氏没後、アサヒビールが京都府や大山崎市などから要請を受け、廃墟寸前と化していた建物を復元し美術館として再生しました。

大阪府と京都府の境にある天王山の山復に位置し、本館2階のテラスからは、眼下に木津川・宇治川・桂川の三川が淀川へと合流する美しい風景が見れます。

安藤忠雄設計「地中の宝石箱」「夢の箱」で民芸運動ゆかりの作品や、モネ『睡蓮』等を展示しています。

100年前の建物と安藤忠雄の建物、絵画の名品、新緑の庭園、テラスからの眺めを楽しみ、癒された時間を過ごしました。

 

阪急大山崎駅からシャトルバスでここまで送ってくれます

山荘までの道にはアジサイが咲いています

 

 

 

 

 

2階カフェ、テラス席もあります

ガトー・ヴィラ・モンターニュ(大山崎山荘をイメージしたケーキ)

テラスからの眺め

山手館「夢の箱」安藤忠雄設計
ここは前は蘭栽培で名を馳せた大山崎山荘の温室がありました
ルノワール・モディリアニ・ピカソなどの作品が展示されています

睡蓮の池

 

本館から地中館への入り口階段

地中館「地中の宝石箱」
半地下構造で設計、円柱形の展示空間
7枚のモネの「睡蓮」が展示されています

地中館そばの池のアジサイ・睡蓮

黄色い花しょうぶと半夏生(はんげしょう)

 

何度も訪れていますが、秋の紅葉も素晴らしいのでまた訪れたいと思います

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