湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

追分道標

2005-08-04 23:27:46 | 史跡、句碑、道標、社寺
この道標は、南北に連なる草津商店街を断ち切るように流れていた草津川のトンネル南側にあります。

この石造り火袋付き道標は文化13年(1816)に建てられた物で
「左中仙道美のぢ」「右東海道いせみち」と刻まれここが東海道と中山道の分岐点でした。

また高札場も有って旅の要衝であったようです。


因みに、草津川は天井川で橋は架けられてなく、普段は水は無いのですが旅人が渡るには橋銭が必要でした。中仙道はこの上で、東海道は右へ数百メートル行った所で草津川を渡らなければなりませんでした。
トンネルは明治19年(1886)に造られ「まんぽ」と呼ばれていたそうです。

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2 コメント

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火袋? (tadashi)
2005-08-05 22:22:52
この道標、素晴らしいですね。

上の灯籠のようなもののこと火袋っていうんですね。

これで県や国指定じゃないんだ

さすが日本の真ん中、まだまだ一杯ありそうですね。
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火袋(ひぶくろ) (琵琶湖のひげおやじ)
2005-08-06 01:18:33
実は私も初めて知りました。

石灯籠などでも上から宝珠(ほうじゅ)・笠(かさ)・火袋(ひぶくろ)・中台(ちゅうだい)・竿(さお)・基礎(きそ)の構造からなりやはり火をともす所を指すようですね。

ここのはおおいが有り夜になると点燈されます。
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