湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

岸和田だんじり祭り~祭りの後

2008-09-16 14:47:47 | 県外歳時記
岸和田だんじり祭り』へ行って来ました。30年振りですが前回は宵宮を見ただけですから、『やりまわし』を生で見るのは初めてでした。



朝一番に出かけて宮入に向かうだんじりを岸和田城バックに撮りたかったのですが、前日も出かけて居て朝起きられず、家を出たのが午前10時。
滋賀草津からはJRと南海電車を乗り継ぎ、ゆうに2時間かかり、着いた昼過ぎの南海岸和田駅前は凄い人、人、人!



「岸和田だんじり祭」は、元禄16年(1703年)、時の岸和田藩主岡部長泰(おかべながやす)公が、京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、米や麦、豆、あわやひえなどの5つの穀物がたくさん取れるように(五穀豊穣)祈願し、行った稲荷祭がその始まりと伝えられています。



三百年の歴史の有る祭りは関西一円のみならず海外からの見物客も多く、外国の方のためのインフォメーションまで設けて有りました。
『カンカン場』と言う有料観覧席が設けられている『やりまわし』のメインの見せ場は、もう人で埋め尽くされ駅前のやりまわしを撮って来ました。

岸和田だんじりの『やりまわし』動画です。



老若男女、地区の人皆が一致団結気持ちを一つにしなければ、あの『やりまわし』は綺麗に回れないそうで、沿道で見ていてもその気合が物凄く伝わってきましたわ。
夜は提灯をつけ優雅に市内を練り歩きます。昼間とはガラッと違ってまた良い雰囲気でした。

夜運行の動画です。







他所の祭りですがどこの祭りを見た後、祭りの終わりは寂しいもので後ろ髪を引かれる想いで帰って来たのは言うまでも有りません。

あぁ~もう一月足らずで故郷西条も祭り一色に染まる事でしょう。

新居浜太鼓祭り   ~従兄弟からの写真集~

2006-11-26 14:55:46 | 県外歳時記
暫らく更新が滞っていました。
今回は新居浜市に住む従妹の婿さんが送ってくれた、新居浜太鼓祭りの写真を紹介します。

故郷、西条市の隣の市、『新居浜市』の秋祭りは『新居浜太鼓祭り』と呼ばれ、10月16、17,18日に5つの地区で行われます。
市内には48台の太鼓台と呼ばれる山車があり、金糸で立体刺繍された絢爛豪華な幕で飾られ、重さは2~2.5トンにもなるんですよ。

  

その太鼓台は、かき夫と呼ばれる人達100~150人で支え担がれ、勇壮なかきくらべが市内随所で繰り広げられるのは圧巻ですわ。

さて、その従妹の嫁ぎ先は船木と言う所で、5つの地区の中の上部地区になります。

  

元船木は従兄妹の地区の太鼓台。夜はライトアップされ夜太鼓と称してのかきくらべも行われ、ライトに照らされた金糸の幕がこれまた綺麗です。


上部地区は5つの地区でももっとも多い18台の太鼓台があり、山根グランドでの統一寄せ、かきくらべは、私も何回か見に行ったことがありますがほんとに見応えがありました。

  

    


  

  

子供太鼓台もあり、このように小さい頃から祭りに参加していると祭り好きになるのは当然で、やはり新居浜出身者もこの頃になると帰省してくるそうです。

  

  

子供太鼓台も精巧に製作されており、大人の太鼓台と較べても遜色有りません。
大きさは最後の画像で比較してみてください。

太鼓台祭りは西条市では飯積神社、嘉母神社(子供太鼓台)がそうですが、新居浜から以東、香川県にかけては太鼓台型の山車が奉納されるようですね。

草津市の姉妹都市、観音寺市の『さぬき豊浜ちょうさ祭』や『琴弾八幡宮大祭』『大野原八幡神社例大祭』等も、新居浜型とはちょっと違った『ちょうさ』と呼ばれる太鼓台が奉納されるようです。

(枠のある画像をクリックすると大きい画像で見られます)

TVで観覧平成十八年『祇園祭』

2006-07-17 20:50:50 | 県外歳時記
(昨年の八坂神社)

今年の『祇園祭』は宵々山、宵山、山鉾巡行が3連休と重なった好日程でしたが、今日の山鉾巡行は最悪の天候になってしまいましたね。

昨年の祇園祭は初めて32基全ての山鉾を見てきましたが、今年は『注連縄切り』の神事や『くじ改め』の様子が見たかったのにこの雨に負けて断念しました。



それではと言う事で、KBS京都テレビの生中継で観覧する事にしたわけです。
そのテレビ画面を動画にしましたのでアップします。

長刀鉾の出発動画』です。家人のお聞き苦しい声が入ってしまいましたが、それもテレビで観覧の臨場感として見て下さいね(爆)

注連縄切り動画』今年の稚児さん西尾太一郎君の雄姿ですよ。

辻回し動画』釘一本も使わず組まれた鉾と、割竹のきしむ音をお聞き下さい。

以上は私が映したテレビ画面の動画でしたが、動画はこのサイトに沢山ありますのでお楽しみ下さい。

梅雨時の行事で周知の上とはいえ豪華な懸装品がこの雨に濡れながらの巡行は大変でしょうね。
そんな山鉾巡行は終わりましたが、その後に神幸祭が執り行なわれ八坂神社から三基の神輿が四条寺町のお旅所まで渡御するそうで、祭りは31日まで続くのです。


昨年の三基の神輿

山鉾巡行が終わってしまい、ちょっと寂しいので昨年の画像をアップします。


船の形の船鉾


今年食べられるチマキを販売した黒主山


稚児舞いが出来る稚児人形を乗せた放下鉾


橋弁慶山 五条の橋の上で牛若丸と弁慶の戦うシーンの造形は500年以上の物。

今年は例年に無く仕事が忙しくなり、中々出歩く事が出来なくてちょっとストレスが溜まっています。ストレス解消にはもっと出歩きたいのですがね。
で、来年は夜の様子を見てみたなともうこれからワクワクしています(気が早すぎるんじゃない?)

48万個のイルミネーション

2005-12-12 00:05:57 | 県外歳時記
京都の西大路五条近くに有る電子デバイスメーカー「ROHM株式会社」本社の「ロームイルミネーション2005」を見てきました。
今年で11年目を迎えるそうで、48万個の電球を70本のケヤキやヤマモモに点灯させたイルミネーションは、最近では京都の冬の風物詩となっているそうです。

一昨年に初めて見に行ったのですが、今年は五条通(東西)から佐井通(南北)へ入る角のヤマモモのシンボルツリーが2本になったり、佐井通の新しい並木にも新設されたり以前に増して輝きが広がっていました。

2本のシンボルツリー



佐井通の新設ツリー

そのヤマモモのシンボルツリーの電飾は自社製の白色発光ダイオード(LED)が使用されているそうで際立って青白く輝いていましたわ。


佐井通り、佐井西通りは南行き北行きとも大変混み合っていたので、五条通から佐井西通りに入り一筋目の中堂寺通を左折するとローム本社前の駐車場へ入れてもらえてゆっくり見られました。駐車場は無料で停められ、結構知らない人が多いようで空きスペースが沢山ありました。車で見に行かれる方にはお勧めですよ。

駐車場内のツリー

今回は露出補正をいろいろ変えて撮ってみましたが、マイナス補正をするとシンボルツリーもこのように写りました。どちらが綺麗に見えますか?


あと21日で西条祭り 伊曾乃神社例大祭       

2005-09-24 00:08:07 | 県外歳時記
観音寺市の太鼓台「ちょうさ祭り」と同じ頃、私の故郷西条市でも市内各所で秋祭りが執り行なわれます。


昨年11月に旧西條市、東予市、周桑郡小松町、同丹原町の2市2町が合併して新「西条市」が誕生しました。
旧西條市には4大神社がありそれぞれの日程で例大祭が行われています。
嘉母神社(かもじんじゃ)      10月の第二土曜、日曜日(今年は8,9日)奉納 子供太鼓台6台
石岡神社(いわおかじんじゃ) 10月14,15日 奉納 だんじり、みこし29台
伊曾乃神社(いそのじんじゃ)   10月15,16日 奉納 だんじり、みこし81台
飯積神社(いいづみじんじゃ)   10月16,17日 奉納 太鼓台10台
上記120台を上回るこれらのだんじり、みこし、太鼓台に新西条市になり丹原、小松、東予地区のだんじり、太鼓台を加えると160台以上が運行されることになった今年はこの期間中どこかでこれらの屋台が見られることでしょう。
丹原、小松、東予地区の日程はBookmarkにも入れてあるtadashiさんのブログ「水の郷西条写真館」にUPされてあります。http://blogs.yahoo.co.jp/tadashi208

その中の伊曾乃神社が実家の氏神さんであり地区のだんじりは「玉津」でして、今年は20数年振りの参加が叶いそうです。
金木犀の花の香りが漂ってくるこの時期になると、祭りの事を思い出し仕事も手に付かなくなって毎年悶々としてすごして来ました。地元に18年、滋賀に来て27年それでもやっぱり故郷の祭りは幾つになっても懐かしいものですわ。
さあ今年は20数年分の憂さを晴らしてこよう!

伊曾乃神社のホームページhttp://www.shikoku.ne.jp/isono/

西条祭りのホームページhttp://www.danjiri.tv/



最後に参加した年の玉津3屋台。左から「市塚」「玉津」「横黒」玉津橋差し上げシーンです。横黒だんじりが真新しい!

東大寺ライトアップ&なら 燈花会 

2005-08-15 01:31:29 | 県外歳時記
MIHO MUSEUMへ行った後足を伸ばして奈良東大寺のライトアップを観に行ってきました。ライトアップは7月1日から10月31日までで7~8月は19時から22時、9~10月は18時から22時までだそうです。
そして8月13日、14日、15日は大仏殿の観相窓が開けられ参道から大仏様のお顔を拝む事が出来るのです。



また、東大寺周辺では、6日から15日の間19時30分から21時まで、ろうそくの灯りで彩る「なら 燈花会」が開催されていて、7つのエリア以外にも古い町並みの中の軒下にもろうそくが灯され幻想的でした。





13,14日は有料で21時まで大仏殿の夜間拝観が出来たので入堂しましたら、ちょうど終戦60周年の戦没者追悼供養が行われていましたので一緒に手を合わせてお祈りして来ました。
また、15日は19時から22時まで、中門内の参道に2500個の灯籠が並べられ万燈供養会が行われるのを自由に参拝する事が出来るそうですよ。

お盆に帰省できない方々も、一緒に先祖の供養をして頂けるようにと昭和60年に始められたそうです。
私もなかなかお盆には帰省できないので、14日でしたが参拝できて良かったなと思います。

祇園祭山鉾巡行!

2005-07-17 23:58:58 | 県外歳時記
今日7月17日は京都の「八坂神社」例祭、「祇園祭」山鉾巡行の日です。
全国的に知れ渡った祭りですので、今日はニュースでも流れていた事でしょうね。
よく山鉾巡行は祇園祭のクライマックスとか言われているようですが、祇園祭と言うのは7月1日から始まりいろいろな行事が7月31日まで続くそうです。

今朝また早起きしてその山鉾巡行を観て来ました。
午前6時半家を出て車を有料駐車場に入れ、四条河原町に着いたのが午前7時半。
四条河原町の交差点は、四隅とも既に人がいっぱいだったので、四条通りを50mほど西の南側最前列に陣取りました。巡行が始まるのは午前9時だと言うのに・・・
なぜ交差点かと言いますと、山、鉾の車輪は固定されていて真っすぐしか進むことが出来ません。
それで交差点では前輪の車輪の下に青竹を裂いた物を敷き水を撒きその上を一気に滑らせ方向転換するのを観られるからなんです。(そんな事くらい知ってるわいっ!て?)

午前9時四条烏丸を出発したくじ取らずで1番の長刀鉾が四条河原町の交差点までやって来たのは9時40分頃。
長刀鉾には唯一生稚児(いきちご)と二人の禿(かむろ)が乗っていて、山鉾が八坂神社の神域に入るために太刀で結界を切る、「しめ縄切の神事」を行うので時間が掛かるようですね。これは遠すぎて観られませんでした。
生稚児の乗った長刀鉾

交差点で大型の山や、鉾が90度方向転換するのを「辻廻し」と言い、先に書いた方法で2回から3回くらいで方向転換しますが、そのつど歓声が上がりたり、方向転換出来た時は拍手が起こったり、「しめ縄切り」に次ぐハイライトシーンですね。
南観音山の辻廻しです。

カマキリの動きが面白い蟷螂山です。

菊水鉾

西条を出て33年、京都、滋賀と住んで来まして宵山や宵宵山など観た事は有りますが、巡行を観たのは始めてだったのでその荘厳かつ優雅さに感動しました。
やはり西条祭りの原点でもあるからでしょうかね。