湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

美保関①

2006-08-26 21:56:03 | 日常の出来事
久々の家族旅行で島根県の美保関に来ています。
家人の両親と共に、七人の大所帯でやってきました。
宿は平安時代から続く『美保館』と言う所で、本館は明治時代の歴史のある数奇屋建築で島崎藤村や高浜虚子など有名な文人墨客も滞在したと言う宿です。
七階建ての一つ左側の建物がその本館で、国の登録有形文化財に指定されているそうです。

朝食はこの本館で頂き、館内を見ることも出来ました。



美保関灯台は山陰最古の石造り灯台だそうです。






秋の気配

2006-08-20 09:48:34 | 自然全般
先日のご近所ぶらり歩きで見つけたもの。
水稲は穂をつけ早稲品種はそろそろ頭をたれかけ始めました。



休耕田はコチドリ、カルガモ、コサギ、アマサギの食餌場になっているようで、まったりとした時間を過ごしていました。





キジバトは相変わらす電線に止まって「デデッポッポー、デデッポッポー」
と鳴き、近付くとこちらに振り向きキッと睨み付けられました。



可憐な赤とんぼ(ヒメアカネ)は日陰でまったりと・・・



ケリは河原で水浴び後の羽根繕い。





そして池の中ではカルガモがヒシを美味そうに食餌していました。



先日のまったりとした午後のひと時をお届けしました。
しかし、彼らはまったりとしていましたが、こちらは暑いの何の。
大汗かきました。

黄花コスモスに黄アゲハ

2006-08-16 20:38:31 | 自然、花
今日は天気予報では午後から雨との事でしたが、雨も降らず暑い一日になりました。
午後から家の近所をコンデジ持ってぶらり歩いて来ました。

以前に紹介したUさん宅の休耕田に今度はコスモスが咲き始め、黄花コスモスは咲き終わった花もありましたが黄アゲハが一生懸命蜜を吸っていました。



その隙に撮らせてもらいました



太平洋上の台風の影響か、低い所の雲は東から西へと流れていました。
その台風10号は17日には九州に接近する見込みで、気象庁は大雨や高波の警戒を呼びかけています。
お盆も過ぎるとまた台風のシーズンです。皆さん十分に台風への備えをしておきましょう。

近江妙蓮

2006-08-14 23:23:49 | 滋賀県内の情報
守山市中町の妙蓮池(大日池とも呼ばれる)に、室町時代から六百年もの間、田中家や地元の人々によって伝え守られて来た『近江妙蓮』と言う珍しい蓮を観てきました。

慈覚大師円仁が唐より帰朝の時持ち帰り、この池に植えられそれ以来長く生育しているそうですが、珍しい蓮なのであちらこちらに献上されたり、移植されたりもしましたが、どこにも『妙蓮』は咲かず常蓮(普通の蓮)に変わってしまい、この池でしか咲かない不思議な蓮だそうです。

ところが明治29年から咲かなくなり、世界的なハス学者『大賀一郎』博士の尽力により金沢市の持明院の『加賀妙蓮』を移植して、昭和38年の夏に見事に花を咲かせ復活したそうです。
そして、これを『近江妙蓮』と呼び、『加賀妙蓮』は大日池の妙蓮が移植されたものであった事を明らかにしました。

この『近江妙蓮』は蕾の時は普通の蓮(常蓮)と同じようなのですが、開花する時150枚程ある外側の花弁を順次散らせると一つの花に2~数個((伝承では2~12個もの花(花弁群)を付けた))固まって咲く蓮です。



この事から「妙な蓮だ」ということで『妙蓮』と呼ばれるようになったそうで、常蓮のように花托や雄しべは無く、花弁ばかりが2000~5000枚にもなるのです。


これは二つ固まりがあります。


こちらは三つ固まりがありました。



また、花が終わっても常蓮のように花弁が落ちて花托だけにならず、そのままの形で花柄に付いたままで、田中家には百年以上も前の枯れ花が残されているそうです。





『近江妙蓮』は現在『守山市近江妙蓮公園・近江妙蓮資料館』で田中家の妙蓮に関係する沢山の古文書と共に有料で一般公開しています。





今年は開花が遅れていたのに、咲き終わりは例年並みで咲き終わった花が枯れて茶色になった花弁がそのまま残っていました。
蕾もまだちらほら見えましたが、開花した花は殆どみられなかったのはちょっと残念でした。

因みにこの『近江妙蓮』は昭和40年に滋賀県の天然記念物に、昭和50年に守山市の市花に制定されているそうです。

2006びわ湖大花火大会

2006-08-11 23:58:25 | 滋賀県内の情報
毎年8月8日は『びわ湖大花火大会』が開催されますが、今年は台風7号接近のため延期になり11日になりました。
そのびわ湖大花火大会、毎年大津港沖の琵琶湖上から一万発の花火が乱れ射ちされます。
今年も娘達は浴衣姿で早々と出かけ、長女などは4千円もする観覧席からの花火見物だそうです。

昨年はこの日も仕事をしていたのですが、今日は思い切って出かける事にしました。
と、言っても対岸の草津の『矢橋帰帆島公園』側からの見物です。
この日は公園内の駐車場がPM9:30まで開放され、湖岸に繋がる通路もゲートが開けられるのです。

花火はPM7:30~pm8:30の1時間ですが、湖上に設けられた2箇所の打ち上げ場からの花火はそこからでも見応えがありました。

フィルムカメラとコンデジを持って行って撮ってみましたが、コンデジでのマニュアル撮影はピンボケばかりでなかなか難しかったですわ。
まあ折角ですので良さそうなのをUPしますね。




















動画も撮ってきましたので見てください。

2006びわ湖大花火大会動画

一万発の花火の迫力は凄くて、煙が立ち込め煙りの中に隠れて見えないと言う状況もありましたが、帰帆島からでも十分に楽しめました。
この日の観客数は30万人との発表があり、やはり滋賀県一番のびわ湖大花火大会だけありますわ。

打ち上げ終了十数分経っても煙はまだ消えず『びわ湖花噴水』と大津プリンスホテルがいつもと変わりない姿で佇んでいました。




第一なぎさ公園の向日葵と夕日

2006-08-10 01:12:19 | 自然全般
 1月に『寒咲き花菜』を紹介した守山市の『第一なぎさ公園』は今度は1万本以上の『ヒマワリ』が盛りを迎えているようです。

先日醒ヶ井からの帰りにちょっとだけ寄ってみましたが、夕暮れでリゾートマンションの陰になり薄暗くて、2枚だけ撮ってみましたので1枚だけですがUPしました。

近畿地方は7月30日に梅雨明けし、それから雨らしい雨が降らず連日猛暑が続いて、そのお陰か?綺麗な夕日が見られます。



8日は台風7号が接近しているので大津の『2006びわ湖大花火大会』も延期になりましたが、結局雨も降らず雲が多いもののこんな夕焼けが見られました。



 皆さん暑い日はこれからまだまだ続きますので、体調に十分気をつけてこの夏を乗り切りましょう(こんな事を書いて自分自身に気合を入れなければならない歳になってしまったのですね)

残暑お見舞い申し上げます!

醒井の梅花藻&ライトアップ

2006-08-06 22:17:18 | 滋賀県内の情報
今年1月に紹介した『中山道61番醒井』の梅花藻が見頃という事で、7月30日と8月5日に行って見ました。

7月30日は梅花藻のライトアップ最終日で、当地米原市の出身の琴を奏でるシンガーソングライター『真依子』ちゃんの夜ライブもあると言う事で夕方から出かけたわけです。



ライブ会場は昔、宿場で人や馬、荷物などの引継ぎをした『問屋場』跡で、ほの暗い照明の中での琴の演奏は幻想的でした。

30日は連日の雨で地蔵川の水量が増し、梅花藻の花は流れの中に沈んでしまってよく見えなかったのですが、ライトに照らし出されて綺麗でしたね。








十王水と呼ばれる泉。ここからも清水が湧き出ています。

この日は梅花藻が水の中にしか見られなかったので、これは日を改めて、それも日中に来ないと駄目だなと思い、昨日八日市の帰りに行って見ました。
帰りと言っても反対方向に行くのですから、まあ草津から行くよりかは近いので思い切ったわけです。

30日に梅雨が明け、それから晴天続きだったので地蔵川の水量は減っているだろうと期待はして行きましたけど、それにしてもじりじりと焼きつくような暑い日で、醒井駅前の駐車場から歩くと汗が滴り落ちてきましたわ。

案の定水量は減っていて、白い花が水面から顔を見せて綺麗に咲いていました。





梅花藻の動画も撮ってきましたよ。
川底が透き通って見える清流の清涼感を感じ取ってもらえれば幸いです。

やっと念願の梅花藻が見られてもう一つ序でに長浜の『北びわ湖大花火大会』も見て帰ろうかなとも思いましたが、帰りの混雑など考えたら大変そうなのでそれは断念しました。
しかし、梅花藻を見に行ったのは正解でした。


世界凧博物館『八日市大凧会館』

2006-08-05 23:50:34 | 滋賀県内の情報
今日は午後から東近江市の『世界凧博物館 八日市大凧会館』へ行って来ました。



八日市は大凧が有名で、五月には百畳敷きの大きな凧が揚げられる『八日市大凧まつり』を以前紹介しましたが、その凧に因んで、この会館には日本はもとより、世界各国の凧が集められ展示してあります。













勿論、八日市の大凧は先代のものが展示して有り、その起源や歴史が資料や映像で詳しくわかるんですよ。
因みにこの大凧の『判じもん』は『ひとりひとりが輝いて!』(絵が火の鳥、火の鳥と漢字で輝)という意味だそうです。



百畳大凧は三年に一回造り替えられるそうで、もう一年登場する大凧はこのように保管されています。



今日は過日行われた『八日市大凧まつり写真コンクール』の作品展示会と表彰式に行って来たわけです。

以前にも書いたように、今年も写真コンクールに応募しましたら、昨年に引き続き入選の栄誉に与りました。
大賞ではないにしろ、101人200点の中からの27人に選ばれたので嬉しい限りです。

自分自身でも撮影技術は未熟だと思っていますし、機材もショボイものでありますが、人の居ない所、人の狙っていないアングルを探して撮ったのが良かったのかもしれません。
因みに、昨年の作品が今年のポスターの中に使って頂いてましたので喜びも倍増でしたわ。


安全祈願の写真が昨年の入選作品です。

八日市大凧まつり写真コンクールは今回で14回目を迎え、この日の入賞者の表彰式出席者数は27人中15人でした。
応募は東近江市内46点、県内77点、県外77点有ったそうで、作品は年々レベルアップし、県外にも知名度が増して来ていると主催者の方々は喜んでおられました。

審査委員長の『西岡伸太』氏の講評では
「やはりメインは大凧で、いかに大きく見えるか比較の対照物を盛り込み、アングルを考え飛揚の瞬間を捉える事が出来たら推薦も狙える良い作品になる」との事でした。

「また、脇を飾る作品も必要で、周辺のイベントや、観客、引き手、裏方さん等祭りを盛り上げる人にも目を向けた作品も入賞の可能性が十分に有りますよ。また来年の健闘を祈ります」とも仰っていましたね。

この作品の展示は8月5日から17日迄、大凧会館別館で行われますので、興味の有る方、是非見に行ってくださいね。



草津市立水生植物公園みずの森 開園10周年 4

2006-08-04 23:55:53 | 滋賀県内の情報
『草津市立水生植物公園みずの森』が開園10周年という事で、特集してきましたが、今日は屋外の様子をアップして最後にします。

トップ画像は花影の池からカフェレストランを望む



花影の池からロータス館、夢風車を望む



カフェレストラン横の耐寒性睡蓮の池、丘の上の花園を望む



丘の上のネムノキの花



丘の上の百合(何ユリか不明?)



丘の上のニッコウキスゲ



西側の芝生広場から『琵琶湖博物館』を望む。
因みに滋賀県新知事『嘉田由紀子』氏はこの琵琶湖博物館の設立に尽力を注ぎ、総括学芸員、研究顧問を勤めて居られました。
また、琵琶湖博物館も今年10周年を迎えました。

その向こうは比叡山です。この方角から見ると山頂が尖って富士山のように見えるため都富士とも呼ばれます。


四回に亘り『水生植物公園みずの森』の特集をしましたが、この烏丸半島にはこのような自然科学の施設が2つもあり、手軽に見学できる草津市民は幸せですわ。
よし!今度は琵琶湖博物館の特集をしなきゃね。